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2019モータースポーツ観戦記【まとめ】

2019年シーズンもサーキットへ足を運び、多くのモータースポーツを観戦しました。

そこで今回は、私の2019年モータースポーツ観戦を振り返ってみたいと思います。

スーパーGT公式テスト(富士スピードウェイ)

観戦日3月31日
場所富士スピードウェイ
カテゴリースーパーGT

今年初めてのモータースポーツ観戦は、例年同様富士スピードウェイで行われた、スーパーGTの公式合同テストからスタートしました。

5ヶ月ぶりの流し撮り撮影ということで、先ずは腕試しとばかりにシャッタースピードを落とし過ぎずに注意しながら、おきまりの撮影ポイントであるダンロップコーナーで撮影し、レクサスコーナー(現GRスープラコーナー)→コカコーラーコーナーヘアピンコーナー300Rと撮影感覚を取り戻していきました。

カーナンバー1を付けた、前年のチャンピオンチームクニミツと、カラーリンングを変更したナカジマレーシングが新鮮だったのを記憶しています。

スーパーGT第2戦(富士スピードウェイ)

観戦日5月3日・4日
場所富士スピードウェイ
カテゴリースーパーGT

今年初めてのレース観戦は、例年同様富士スピードウェイで行われたゴールデンウィークのスーパーGT500kmから。

いつもは自宅から1時間半で到着する富士スピードウェイですが、今年は10連休ということで、例年以上に渋滞がものすごく、2時間半も掛かってしまいました。

今年はパドックパスを購入し、パドック内の様子を多くの写真とともに紹介しています。

レースは今年体制が大きく変わったセルモが優勝。

新たに監督になった立川祐路選手と、同じく取締役になった石浦宏明選手が抱き合うシーンが印象的でした。

スーパーフォーミュラ第4戦(富士スピードウェイ)

観戦日7月13日・14日
場所富士スピードウェイ
カテゴリースーパーフォーミュラ

富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラは、私たちF1ブーム世代にとって、待ちに待った最高のレースとなりました。

というのも、F1ブーム世代にとっては特別な存在である中嶋悟監督が率いるナカジマレーシングが、9年ぶりに優勝したレースだったからです。

かつて中嶋悟監督が現役時代雨のレースに滅法強かったのですが、このレースも雨が降りしきる中での優勝で、ピエール北川アナの、

「雨の中嶋復活!」

という実況アナウンスには、思わず目頭が熱くなりました。

カーナンバー64が雨のレースで古豪復活!最高だったなぁ・・・。

スーパーGT第5戦(富士スピードウェイ)

観戦日8月4日
場所富士スピードウェイ
カテゴリースーパーGT

8月のスーパーGT富士戦は、今年チャンピオンを決めたチームルマンが絶妙なピットストップで、前戦のタイ戦につづき2連勝したレースでした。

来年は撤退も噂されるチームルマンですが、このレースがスーパーGTでの最後の勝利になってしまうのでしょうか?

スーパーGT公式テスト(スポーツランドSUGO)

盆休みを利用して静岡から800kmの彼方にあるスポーツランドSUGOへ、スーパーGTの公式テストを観戦しに出かけました。

前の週は、自宅から80kmにある富士スピードウェイでスーパーGTを観戦したばかりなのに、というツッコミを貰いそうですが、実はスーパーGTマシンを観るためというよりもスポーツランドSUGOを観てみたかったから、と言うのが本音です。

で、初めて行ったスポーツランドSUGOの感想はというと・・・マジで最高のサーキットでした!

詳しくは上の記事に書きましたが、コースは近く撮影には最高だし、コースがコンパクトだから移動も楽だし、そして何と言っても最終コーナーからホームストレート途中までの10%勾配がムチャクチャ凄かったです!

そしてこの狭いサーキットを、レース本番で45台ものスーパーGTマシンが駆け抜ける姿を、一度は観てみたいと心の底から思いました。

観戦日8月11日
場所スポーツランドSUGO
カテゴリースーパーGT

WEC第2戦(富士スピードウェイ)

観戦日10月6日
場所富士スピードウェイ
カテゴリーWEC

プロトタイプマシンが好きな私は、2012年富士スピードウェイでの復活開催から欠かさず観戦に行くWECですが、今年はプロトタイプマシン最終年ということで、もちろん観戦に出かけました。

ただね、アウディが去りポルシェが去り、メーカー系ワークスはトヨタのみになり、スタート進行も簡素化され、レース展開もトヨタの独走で少ししらけた感がありました。

今回でプロトタイプマシンでのレースは終了となりますが、来年は新たに設定されるハイパーカー規定の元、トヨタと参戦が発表されているアストンマーティンとのガチンコ勝負を期待したいところです。

F1第17戦日本GP(鈴鹿サーキット)

観戦日10月13日
場所鈴鹿サーキット
カテゴリーF1

2018年から復活した私のF1現地観戦ですが、今年は奮発しB2席最上段(90年代の日本グランプリで、よくマッチが中継していたところ)のカメラマンエリアチケットを購入し、土曜日から観戦に行くぞ!と意気込んでいましたが、台風襲来で土曜日の日程が全てキャンセルになりました。

しかし日曜日は台風一過の中、午前中に予選午後決勝と、私が現地観戦した2004年以来、終日F1尽くしの思い出に残る日曜日になりました。

ドライバーズパレードでは、前代未聞ホンダドライバー4名が、ホンダ応援席の前で10分ほどファンに応えましたが、決勝ではオープニングラップでフェルスタッペン選手がルクレール選手にぶつけられ、その後リタイヤ。

それもぶつけられ場所が、ホンダ応援席の目の前でしたので、ファンの落胆ぶりは相当のものでした。

SUZUKA Sound of ENGINE(鈴鹿サーキット)

観戦日11月17日
場所鈴鹿サーキット
カテゴリーF1ほか

SUZUKA Sound of ENGINEは、F1をはじめ世界の歴史に残るレーシングマシンを、現役時代のように走行させ、当時のサウンドを体感してもらおう、というイベントです。

私もこのイベントが大好きなのですが、今年の目玉がとにかく凄かった!

ティレルP34 1977年仕様!

当時は6輪タイレルと呼ばれていた、F1で唯一の6輪マシンで、1977年仕様はエンジンがフルカウリングされた青白マシン。

このマシン、私がもっとも好きなF1マシンのひとつなのです。

そのティレルP34を、オーナーの元F1ドライバーであるピエルルイジ・マルティニ氏が、エンジンをブン回して走る姿は本当にカッコよかったです!

そしてこの日はもう一つ思い出のシーンがありました。

F1ブーム世代にとって特別な存在である中嶋悟氏の次男中嶋大祐選手が、父のマシンであるティレル019で走行したことは、今後私の記憶にずっと刻まれることでしょう。

この翌週、スーパーGT×DTM特別交流戦で引退発表をした中嶋大祐選手。

今後もうこのようなシーンは観ることができないのでしょうか・・・。

スーパーGT×DTM特別交流戦(富士スピードウェイ)

観戦日11月23日・24日
場所富士スピードウェイ
カテゴリースーパーGT・DTM

スーパーGTとDTMは、クラス1規定の元両シリーズが混走し順位を競う交流戦の開催を実現しようと、調整を進めていました。

そして2019年より、DTMのエンジンがスーパーGTと同じ2.0リッター直噴ターボに変更したのを機に、両シリーズは一気に歩み寄りました。

史上初めてドイツのホッケンハイムで行われたDTM最終戦に、スーパーGTのレクサス・日産・ホンダの3メーカーのマシンが参戦します。

そして11月23日・24日、日本で初めてスーパーGTとDTMの交流戦が行われました。

メルセデスに代わり、今年からDTMに参戦するアストンマーティンは今回参戦を見送りましたが、DTMから7台、スーパーGT GT500からはレギュラーの15台が参加し、クラス1マシンが22台も揃うとそれはもう圧巻の光景でした。

しかも今回はインディ式スタートを採用し、22台がスタートで一気に解き放されるその光景をスタンドで拝見し、最高の思い出となりました。

DTMのゲルハルト・ベルガー代表も仰っていましたが、この素晴らしいイベントを1回限りにしないよう、我々ファンがこの素晴らしさを伝えることが重要です。

ひとつ残念だったことといえば、帰宅後J SPORTSで中継を見直したところ、テレビでインディ式スタートの迫力がまったく伝わっていなかったところです。

現地観戦の素晴らしさをあらためて知るとともに、伝え方の大切さが身に染みてわかりました。

最後にこのレースで引退を表明した中嶋大祐選手。

今後はレースとは関係ない世界で新たな挑戦をするとのことですが、モータースポーツファンはあなたを応援しています!

最後に

2019年は9回のサーキット観戦を行い、充実したモータースポーツライフを送ることができました。

その中でも初めて訪れたスポーツランドSUGOは、今年最高の思い出となりました。

あの素晴らしいサーキットへ、また訪れてみたいものです。

また、今年最後に観戦したスーパーGT×DTM特別交流戦は、今後世界のGTレースの頂上決戦となり得る可能性を秘めたイベントでした。

そのため、一回限りのイベントにならぬよう、私を含めたファンが、その素晴らしさをしっかりとツイッターやブログで発信していきましょう。

いずれは、F1のようなGTレースの世界選手権へ発展してもらいたい・・・。

最後に、本年も多くの方にこのブログを訪れていただき、本当にありがとうございました。

来年はさらに、皆さんに喜んでいただけるブログを書いていきたいと思いますので、今後とも『モータースポーツフォトグラフィー』をよろしくお願い致します!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。