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F1王者アロンソがトヨタガズーレーシングよりWECレギュラー参戦!  〜着々と進行する世界三大レース制覇への夢〜

世界耐久選手権 通称WEC、私が最も好きなモータースポーツカテゴリーの一つだ。

F1チャンピオンアロンソがWEC参戦

タイトルで取り上げたが、そのWECで先日衝撃的な発表があった。

フェルナンドアロンソがトヨタガズーレーシングよりWECレギュラー参戦!!

メーカーワークス撤退が相次ぐWEC

最近WECは、あまりいいニュースが無い。

WECはLMP-1・LMP-2・LMP-PRO・LMP- AMAの4つのクラスからなるが、その最上位クラスであるLMP-1のハイブリッド搭載車で競われるLMP-1Hクラスに参戦していたポルシェが、昨年いっぱいで参戦を取りやめた。

2017年末WEC LMP-1を撤退したポルシェ
2017年10月15日WEC富士戦にて撮影

LMP-1Hクラスは一昨年まで、アウディ・トヨタ・ポルシェの三つ巴の戦いだったのだが、一昨年のアウディに続きポルシェまでも…

2016年末WEC LMP-1を撤退したアウディ
2016年10月16日WEC富士戦にて撮影

メーカー系ワークス2チームはWECからフォーミュラEへ

両メーカーとも理由は、今後自動車の主流になるであろう電気自動車のパワートレインを使ったレースである、フォーミュラEを戦いたいからだとか!

私に言わせれば内燃機関を使わない電気自動車のフォーミュラEなんて、なんの魅力も感じません(ゴメンなさい…)

サーキットの楽しみの一つは、非日常の爆音を楽しむ場所なのに(フォーミュラEは公道レースのみだけど)、あんなラジコンカーみたいな音のフォーミュラカーなんて、小倉のお兄さんの実況でタミヤRCカーグランプリを見ていた方がよっぽど楽しめます(ホントゴメンなさい…)

団塊ジュニア世代にはおなじみ テレビ東京で放送されていた『タミヤRCカーグランプリ』1984年〜1999年放送

トヨタワークス8号車はF1ドライバートリオ

話しがずいぶん逸れたが、そんないい話題のないWECにアロンソの参戦は衝撃的なニュースであった。

LMP-1Hクラスに唯一残ったトヨタの体制発表が先日行われ、2005年・2006年F1王者フェルナンドアロンソが、元F1ドライバーのふたりである中嶋一貴・セバスチャンブエミと共にトヨタ8号車に乗ることになった。

アロンソが乗ることになるトヨタTS050 HYBRID 写真は2017年仕様

マクラーレンPUがホンダからルノーへ変更したから実現か!?

勿論彼はF1を引退したわけではなく、F1とWECを掛け持ちしての参戦になる。

因みにアロンソの所属するマクラーレンは、今年からルノーエンジンを搭載する。

昨年までのマクラーレンホンダ体制が継続されていたならば、参戦は叶わなかったであろう。

そして、唯一F1と重なるWEC富士戦の日程まで返させてしまう、恐ろしきアロンソの影響力!

アロンソの夢は世界三大レースを制覇

アロンソの2018年は、F1の21戦とWECの5戦を合わせて26戦、ついでに先日行われたデイトナ24時間にも出ていたのでトータル27戦に出場予定!

この男、どんだけレースが好きなんだ!!

アロンソはよく知られている事だが、現在に至るまでグラハムヒルしかなし得ていない、F1モナコグランプリ・ルマン24時間耐久レース・インディ500の世界三大レース全てに勝利したいという夢がある。

その中でトヨタでのWEC参戦は、ポルシェやアウディが撤退したルマン24時間耐久レース制覇の、一番の近道で選んだのだろうと簡単に想像がつく。

でも良いじゃないか、2018年6月18日(月)の朝刊の見出しに『トヨタ ルマン悲願の初勝利はライバル不在の中で』ではなく『トヨタ ルマン悲願の初勝利はフェルナンドアロンソとともに』なんて書いてあったら素晴らしいでしょ?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。