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2024年のF1が開幕!4シーズン目の角田裕毅の初戦は無念の14位・・・チームのぐだぐだ戦略にガッカリ

ついこの間2023年シーズンが終わったと思っていましたが、もう開幕?

いやー、歳のせいか月日が経つのが早く感じます。

さて、そんな2024年のF1開幕戦、バーレーングランプリの結果は・・・やっぱりマックス・フェルスタッペン選手!

そしてレッドブルの1-2フィニッシュ!!

ファステストラップもマークして獲得できる最大の44ポイントを奪取!!

ほとんどのチームがレッドブルの昨年型を模写する中、本家が大きなコンセプトチェンジをしましたが、空力の鬼才が設計したマシンはやっぱり速かった。

伸びしろを探ってコンセプトチェンジを行ったレッドブルは、シーズン中盤からさらに伸びてきそう。今シーズンも昨年同様の圧勝になるのでは、と思わせた決勝レースでした・・・。

そんなトップ争いよりも気になるのが4年目の角田裕毅選手。

昨年の序盤戦は最悪のマシンで悪戦苦闘しながら、なんとか角田選手のドライビングで入賞付近まで持って行ったのですが、今年はテストから好調。

F1評論家の多くも、トップ4チーム(レッドブル、フェラーリ、メルセデス、マクラーレン)とアストンマーティンに次ぐ、6番目に実力がありそうだと評価していました。

そんなRBのマシンは開幕戦の予選で角田裕毅選手がアストンマーティンの一角を食う走りで予選11位を獲得。シーズン前の評価がフロックではないことを証明します。

そして迎えた決勝。11番手からスタートした角田選手は、昨年同様に得意のオープニングラップで10番手にジャンプアップ。角田選手のスタートの位置取りは抜群ですね。

第1スティントは入賞圏の10位を順調に走行し、1回目のピットインは少し遅らせて14周目。全てのマシンが1回目のピットストップを終えると早めにピットインを済ませた周冠宇選手とランス・ストロール選手にアンダーカットされて12位に後退します。

その後、角田選手は第2スティントで前を行くストロール選手をオーバーテイクし11位に。さらに前の周冠宇選手が早めに2度目のピットインをしたため10位にポジションアップします。

2度目のピットストップを終えた角田選手は周冠宇選手とランス・ストロール選手にアンダーカットされ、さらに戦略の違うハースの2台の後方14番手でコース復帰。

その後ハースのニコ・ヒュルケンベルグ選手をオーバーテイクし13番手。ただ最終スティントのペースが上がらず、アンダーカットされすでにハードタイヤで多く周回している前の周冠宇選手やストロール選手はおろか、前方のケビン・マグヌッセン選手も抜けない。装着したハードタイヤのセットがハズレだったのか?

そして10秒ほど離れていた後方ソフトタイヤを履いたチームメイトのダニエル・リカルド選手に徐々に追い詰められ直後まで接近されてしまいます。

以前マグヌッセン選手をオーバーテイクできない角田選手。

するとチームはドライバースワップ(角田選手の前にリカルド選手を出しマグヌッセン選手を攻める戦略)を指示。

えー??入賞圏争いでもないのに??

怒り心頭の角田選手は無線で文句をぶちまけるも、指示通りリカルド選手に順位をあけ渡す。

が、リカルド選手は結局マグヌッセン選手を抜けず、その順位のままチェッカー。

RB!抜けないなら角田選手に順位戻せよ!

結局、角田裕毅選手の開幕戦は予選11位、決勝14位という不本意な結果に終わりました。

予選を見る限り今シーズンのマシンに関しては一発の速さがありそうですが、決勝のレースペースはちょっと不安。

いや戦略失敗?

今回は早めのピットストップか、最終スティントでソフトタイヤを履かせるのが正解だったのかも。

チーム名は変われども、相変わらずなぐだぐだ戦略のファエンツァのチームにガッカリの開幕戦でした。

来週はサウジアラビアグランプリ。ジェッダでこの屈辱を歓喜に!!

今年はこんな感じで4年目の角田裕毅選手をじっくりと追いかけてみたいと思いますので、興味のある方はまた覗いてみてくださいね。

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。