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【まとめ】静岡の“超定番”鉄道撮影スポット【東海道本線編】

富士山をはじめとした山や駿河湾、そして茶畑など、自然豊かな静岡は、多くの鉄道撮影スポットが点在する。

そんな静岡県は、関東や中京の大都市圏と隣接しており、アクセスも良いため、週末は県内外の撮り鉄さんがやってくる。

そこで今回は、静岡で鉄道撮影をしよう考えている撮り鉄さんに向けて、静岡在住の私が県内の有名鉄道撮影スポットをまとめてみた。

各項目にはアクセス方法や定番のアングルからの作例を載せたので、あなたの作品制作の参考にしていただけたら幸いだ。

薩埵峠【興津-由比】

薩埵峠と駿河湾とのあいだを、国道1号線と並行しながら走る有名撮影スポット。

国道1号線との狭い歩道からの撮影だが、この場所は制限速度を超えて走るクルマやトラックが多く、十分な注意が必要だ。

作例は、朝日を浴びながら走る上りのサンライズを撮影したもの。

サンライズは通常、この場所を早朝の5時少し前に通過するため、朝日を浴びるサンライズを撮影できるのは1年の中でも夏至前後の1ヶ月ぐらいだけ。

そのためこのシーズンは特に撮影者が多く、本来撮影場所は数mほど写真左になるが、この日も5人ほどの先約がいた。

そのため理想よりも少しずれての構図で、陽が当たる列車右側面を撮影できなかった。

また国道1号線は早朝でもトラックの通行量が多く、この作例のように、往々にしてトラックが被ってしまう。

そのほか梅雨の時期のため天気にも左右され、トラック被りとともに運に左右されるが、その運が味方した時には素晴らしい写真になる超オススメのスポットだ。

線路脇からの撮影なので、標準ズームレンズでの撮影になる。

撮影スポットへのアクセス

撮影ポイントは由比駅と興津駅のちょうど中間に位置する。距離にすると興津駅の方が近いが、並行する国道1号線の歩道がないため、由比駅で下りて国道1号(こちら側は歩道あり)と並行しながら向かう。

詳しい記事

薩埵峠の撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

焼津の元廃線区間【焼津-用宗】

こちらの場所は昭和19年から昭和37年まで使われていなかった廃線区間
※詳しくは下記の記事を参考にされたし

政令指定都市の静岡市都心部から20分ほどクルマを走らせると風景がガラリと変わり、田畑の中を走る長大貨物を撮影できる場所で、焼津駅を通過した上り列車を緩やかなカーブの内側から狙う。

かなり開けた場所なので、最長の26両編成の貨物列車でも最後尾まで画角に入れることができる素晴らしいスポットだ。

撮影スポットへのアクセス

鉄道でアクセスする場合、焼津駅が最寄駅だが40分ほどかかるため、クルマでのアクセスが無難。

焼津インターチェンジから国道150号線を静岡市方面に進み、10分弱で撮影スポットに到着する。

詳しい記事

焼津の直線【用宗-焼津】

この場所は、今回紹介する他の撮影地ほど知名度はないが、焼津駅から2-3kmほどの長い直線の中間地点になるため、上下線両方の列車を撮影できる。

また線路のすぐ脇から撮影できるので、広角寄りのレンズで、貨物列車の釜を強調させた構図が魅了だ。

撮影スポットへのアクセス

焼津駅で下車し、用宗駅方向に向かいながら30分ほど歩くと撮影地に到着する。

また撮影スポット脇にはある程度の空き地があるので、この場所はクルマでのアクセスも可能だ。

詳しい記事

この撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

牧之原台地【金谷-島田】

牧之原大地の北端に位置するこの撮影地は、金谷駅から山道を越えて、急な茶畑の農道を下ると到着する。

金谷駅を通過した上り線と、大井川を渡った下り線両方が撮影できるが、主流は上り線になる。

作例は線路に近づいて正面近くから撮影したが、その他もう少し後ろから茶畑を入れての画角も多くみられる。

ただ長大編成の貨物列車だと、最後尾まで画角に入れることはできない。

撮影スポットへのアクセス

最寄駅は金谷駅になる。

撮影地はそこから真東だが、そこには道がなく、相当に遠回りしながらかなり急な山道を上り下りすることになる。

詳しい記事

牧之原台地のこの撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

カナキクの大カーブ【菊川-金谷】

ここが、古くからブルートレイン撮影のメッカとして有名なカナキクの大カーブだ。

作例は交通量の少ない農道の脇から、超望遠レンズで撮影したもので、このアングルがもっともポピュラーだが、これよりもう少し上からのアングルや、隣の山からさらに高い位置からの構図、さらには線路の踏切からなど、付近に撮影ポイントが点在している。

しかし近年は民家が増える傾向にあるため、私的には民家が入らないこの構図が一番好きだ。

踏切脇の撮影以外はかなり線路から離れているため、超望遠ズームレンズで撮影する。

撮影スポットへのアクセス

金谷駅と菊川駅の中間に位置するこのカナキクの大カーブだが、距離にすると僅かだが金谷駅からアクセスする方が違い。

ただし1時間ほどのハイキングが続くため覚悟が必要となる。

詳しい記事

カケキク【掛川-菊川】

上で紹介した金谷駅と菊川駅のあいだにあるカナキクとともに、この掛川駅の菊川駅のあいだのカケキクも有名なスポットだ。

撮影地点は線路脇の上り坂公道からで、その上り坂の高さにより列車と同じ高さからやや高い位置まで高さを調整できる。

作例は1番高い位置からの構図だが、この高さからだと逆S字カーブを走行する長大編成の貨物列車が蛇のように曲がる様を画角に押さえることができる。

撮影スポットのアクセス

菊川駅から2.6kmほどの距離で、時間にすると30分ほどの道のりになる。

詳しい記事

このカケキクの撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてもらいたい。

新所原へ向かうカーブ【鷲津-新所原】

静岡県西端の湖西市にある撮影地で、鉄道を渡るオレンジロードという通称名が付いた道路の上から撮影する。

線路は左右の山と林に囲まれた谷に位置しているが、緩やかな線形のため、かなり後方まで編成を画角に収めることができる。

撮影スポットのアクセス

新所原駅で下りて、そこから線路に並行して東へ24分ほど歩くと到着する。

詳しい記事

新所原へ向かうカーブの撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてもらいたい。

まとめ

今回は静岡県の有名鉄道撮影スポットを紹介してみたが、鉄道関連の書籍やポスターなどで見たことのある構図も多くあったのではないだろうか。

静岡県は関東圏や中京圏に挟まれながらも、自然の中を駆け抜ける列車を撮影できるスポットが多く存在する。

特にビルの中を駆ける列車ばかり撮影している首都圏や中京圏の撮り鉄の方には、少しだけ足を伸ばして我が静岡県に来てもらいたい。

すると、いつもとは一風違う鉄道が撮影できると保証します。

ということで、今回は以上。最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。