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ノリスの走りはプロスト的?フェルスタッペンvs.ノリスの争いがセナプロ対決と重なって見える35年来のF1ファン

オーストリアグランプリもマックス・フェルスタッペン選手vs.ランド・ノリス選手の戦いがバチバチでしたね!

いや、今回はバチバチ火花が散るだけでなく、組み合って足払い! 両者ともに大怪我しちゃいました!

いやー、ここ数戦はノリス選手が速くなり、このふたりが面白い!

ノリス選手は念願の優勝をして更に自信が深まったのか、マクラーレンのマシンの進化が加速しているのか?

まあ、どっちもでしょ??

カワイちゃんが現地に行かなくなってからマクラーレンのマシンのどこが良くなり速くなったのか正確な情報が入ってこなくなりましたが、進化が加速していますね。

コロコロ変わるマクラーレンのパワーユニット、今はどこだっけ・・・あっ!メルセデスか!

完全にワークスを置き去りじゃん。

パワーユニット自体はレギュレーションでカスタマーにもワークスと同じ仕様のモノを供給しなければならないと定められていますが、細かいマッピング変更が出来ないらしい。でもマシンの進化でレッドブルを上回っているのでしょうね。

そんなマシンの速さを完全に引き出し、同時にタイヤ性能を絶妙な感性で引き出しているのがノリス選手。

ピレリタイヤはスティント前半からドカンと飛ばすのではなく、序盤はある程度の速さで温度を入れ、スティント中盤からペースアップ。そして後半にドカンと鞭を入れます。

序盤にタイヤを労り、後半一気にタイヤ性能を引き出すのが最高に上手いノリス選手。

近代F1でドライバーの能力を左右する大きなファクターはタイヤの使い方ですが、ノリス選手はその使い方が実に上手だと、多少目が肥えた私たちファンにもわかります。

レース終盤一気に前に追いつくから、ノリス選手のレースは面白いんです。

誰かに似ている・・・プロフェッサープロスト??

300kmのレースを物語のように組み立てる様は、まるで往年の名ドライバー、アラン・プロストみたい。

へっ?? 明るく人懐っこいノリス選手と地味な性格のプロストさん・・・似てないって?? まあ、コクピットから離れたら全然似ていないけど、クレバーな走り方がそっくり。

ならば、ポールポジションから大逃げするフェルスタッペン選手はセナか?

セナより5歳年上のプロスト。フェルスタッペン選手よりも2歳若いノリス選手。

歳も性格も違うけど、彼らのレースを見ているとF1ブーム世代の私としては、あの頃のふたりと重なってしまう時があります。

セナvs.プロスト、ピケvs.マンセル、シューマッハvs.ハッキネン、ハミルトンvs.ロズベルグ・・・ライバルが居てこそグランプリは盛り上がる。

フェルスタッペン選手とノリス選手には、今後も彼らのような素晴らしい争いを繰り広げてもらいたい。

F1を35年間観てきた一ファンはそれを望んでいます!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。