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写真で振り返る2015年スーパーGT第2戦

当ブログのメインコンテンツはモータースポーツの現地観戦記。

2017年のWECから本格的に現地観戦記を書いていますが、それよりも前からレース撮影をしていまして、私のLightroomには多くの写真がストックされています。

みなさんにその写真を見てもらいたい!

ということで、今回は2015年富士スピードウェイで行われたスーパーGT第2戦の写真をご覧いただき、ちょっと当時を振り返ってみたいと思いますので、興味のある方はお付き合いください!

ニスモ(GT500)

最初に紹介するのはこちらのマシン。はい、ニスモですね。

現在日産勢はRZ34型フェアレディZをベース車両としていますが、当時のベース車両はR35 GT-Rでした。

一説にはスーパーGTの前身である全日本GT選手権はスカイラインGT-Rを参加させるためにできたカテゴリーだと言われており、そんなGT-Rがトップクラスに参戦していない現在のスーパーGTはちょっと寂しい。

現在のフェアレディZもいいのですが、個人的には新型(R36?)GT-Rの早期参戦を望みます。

ニスモといえばカーナンバーは23ですが、ご覧の通り前年王者になりチャンピオンナンバーを装着しています。

そしてこのレースでも優勝し、その後シリーズ連覇を達成しました。

当時のニスモは本当に速かったですよね。

チームインパル(GT500)

こちらはチームインパルのGT-Rです。このレースでインパルは2位表彰台を獲得し、ニスモとともにGT-Rワンツーフィニッシュを記録し、日産応援団が表彰式で大声援を送っていたことを記憶しています。

先ほどスーパーGTや前身の全日本GT選手権といえばGT-Rが主役だと書きましたが、シリーズ発足初年度のチャンピオンマシンはこのカルソニックカラーのGT-Rでした。

そんなカルソニックも2023年からマレリに変わり、2024年からは濃紺に。やっぱり、このカラーリングがよかったなあ・・・。

KONDOレーシング(GT500)

KONDOレーシングといえば近年はブルーのリアライズコーポレーションカラーですが、当時のメインスポンサーはパチンコチェーンのD’stationで、お馴染みのグリーンのカラーリングを身に纏っていましたね。

うーん、懐かしい・・・。

KONDOレーシングはこの年を最後にD’stationと決別しフォーラムエンジニアリングカラーに。

そしてD’stationは2017年から自チームでGT300クラスに参戦を開始します。

モーラ(GT500)

カーナンバー46のこちらのチームを覚えている方も多いと思います。

はい、S Roadのタイトルスポンサーでお馴染みのモーラですね。

GT300クラスでチャンピオンを獲得してGT500クラスにステップアップし、初年度から2年連続でチャンピオンを獲得したあのチームです。

2017年を最後にスーパーGTを撤退したモーラ。あれからかなり時間が経ちましたが、モーラの活躍は多くのGTファンの胸に刻まれていることでしょう。

サード(GT500)

続いてはレクサス系チームのサードです。

カラーリングは今と大きく変化がないサードですが、当時はトヨタではなくレクサスブランドでの参戦でした。

そしてベースマシンはRC F。

今でも現行車両として市販されてGT300クラスにも参戦するRC Fですが、当時はGT500のベースマシンだったんですよね。

トムス(GT500)

こちらはトムス36号車。このレースでは3位表彰台を獲得しています。

鮮やかなブルーグリーンはF1のメルセデスチームでもお馴染みのペトロナスカラー。

時代とともにタイトルスポンサーを変更してきたトムスですが、当時はスーパーGTもスーパーフォーミュラもこのマレーシアのオイル企業のサポートを受けていました。

いやー、今見ても良い色だなあ。

そしてトムスの37号車はKeePerカラー。

2024年からセルモのタイトルスポンサーになったKeePerですが、GTファンにとってKeePerといえばトムスというイメージが強い。

まあ、10年間(2013-2022)もトムスのタイトルスポンサーを務めていたから仕方ないでしょう。

セルモ(GT500)

こちらがセルモの2015年マシン。

セルモといえばパチンコチェーンを営むZENTが長年タイトルスポンサーをしていました。

シーズン毎にカラーリングイメージを大幅に変更したZENTですが、2015年シーズンは鮮やかなレッド一色のカラーでした。

前述の通り2024年からKeePerセルモになりましたが、まだまだZENTのイメージが拭えないんだよなあ。

レーシングプロジェクトバンドウ(GT500)

レーシングプロジェクトバンドウはGT500クラスにステップアップして5シーズン目になります。

タイトルスポンサーは今もむかしも変わらずにウェッズスポーツ。

カラーリングは年々小変更があるようですが、今見てもすぐにバンドウのマシンとわかりますね。

チームルマン(GT500)

そしてこちらのエネオスカラーのマシンは・・・ルーキーレーシング??

いや、よく見てください、カーナンバー6といえばチームルマンです。

今はGT300クラスに参戦するチームルマンですが、当時はレクサスチームの一員としてGT500クラスに参戦していました。

この年はエネオスカラー最終年で、翌年からワコーズにタイトルスポンサーが変わり、2019年にはチャンピオンを獲得。しかしその年を最後にGT500クラスから撤退しています。

この名門チームがふたたび最上位クラスでタイトル争いをする姿を見たいと切に願っています。

ARTA(GT500)

続いてはホンダ勢です。

マシンはNSX CONCEPT-GT・・・コンセプト??

はい、2代目NSXの市販車は2016年発売のため、当時スーパーGTにはNSX CONCEPT-GTという名称でエントリーしていました。

2020年からレギュレーションによりFR化されるのですが、当時はミッドシップなのでドア後方にエアインテークの穴がガッツリと開いているのが確認できます。

そんなNSX CONCEPT-GTで参戦するARTAは、ちょっと懐かしい旧カラーリングですね。

リアルレーシング(GT500)

近年のスーパーGTはリアルレーシングといえばメタリックレッドのアステモカラーというイメージでしょうが、当時のリアルレーシングはメタリックダークブルーのケーヒンカラーでした。

ただ下部のミラー塗装は今も継承していますね。

ミラー塗装は塗装が重いのか、元祖と言ってもいいF1のマクラーレンもだいぶ前にやめてしまいました。

見た目が派手で個人的には好きなので、ぜひ継続してもらいと思っています。

ナカジマレーシング(GT500)

こちらはナカジマレーシング。

今ではモデューロがタイトルスポンサーのナカジマレーシングですが、一昔前は長年エプソンがタイトルスポンサーを務めており、毎年ファン投票でカラーリングを決めていたと記憶しています。

この年はホワイトベースの爽やかなカラーでしたね。

チームクニミツ(GT500)

カーナンバー100はチームクニミツ。

スタンレーと呼ばれて久しいクニミツですが、長年スタンレーのブランドであるレイブリックの名称でサポートを受けていました。

毎年カラーコンセプトを変えていたレイブリックですが、このブルーパープルのカラーリングは非常にカッコいいですね。

2度のチャンピオンを獲得し、現在はホンダ勢のエースチームと呼ばれるチームクニミツですが、当時はまだシリーズ戦無冠でした。

ドラゴコルセ(GT500)

GT500クラスで最後に紹介するのはドラゴコルセです。

ドラゴコルセは2015年からスーパーGTにエントリーを開始し、このレースが2戦目となります。

エントリーリストを見るとメインスポンサーはモデューロですが、そのロゴは小さく、その他のスポンサーも今まで見てきたマシンと比べるとかなり少ないような・・・。

参戦までの準備期間がかなり短かったのかな?

結局ドラゴコルセは2年間GT500クラスにエントリーしましたが、2016年のタイ戦で1度だけ表彰台に上がり撤退。1年のブランクを経てGT300クラスに再エントリーし現在に至ります。

ドラゴコルセの短すぎるGT500参戦は、もしかしたらチーム無限がGT500に復帰するまでの繋ぎだったのかもしれません。

JLOC(GT300)

最後に気になるGT300マシンを3台だけ紹介します。

こちらはJLOCのガヤルドです。

現在は後継のウラカンで参戦するJLOCですが、この年はガヤルドの最終年。

ブラックのカラーリングと相まって、ランボルギーニ独特の悪さが際立っています。

ARTA(GT300)

当時ARTAはGT500とGT300の両クラスにエントリーしており、こちらはホンダCR-ZをベースとしたGT300のJAF-GTマシン。

全長が極端に短いCR-Z。リヤオーバーハングから無理矢理に付けたリヤディフューザーと、そこからニョキっと生えたリヤウイングが特徴的で大好きなマシンでしたが、この年を最後にCR-Z-GTは退役。

こんな面白いコンセプトのマシンがふたたびスーパーGTに現れてほしいなあ。

ゲイナー(GT300)

最後に紹介するのはゲイナーのメルセデスベンツSLS AMG GT3。

高い走行性能と比較的安価な価格設定でGT300クラスに参戦する多くのチームが使用していましたが、翌2016年から後継のメルセデスAMG GTが登場し、2018年に完全移行しました。

個人的にはこの超ロングノーズのスタイルが大好物でした。

いやー、今見てもカッコいい!

最後に

今回は2015年のゴールデンウィークに富士スピードウェイで行われた、スーパーGT第2戦で撮影した写真を振り返ってみました。

できればイベント広場などの写真があればもっと雰囲気がわかるのですが、まあ当時はブログを書くつもりは無かったので・・・。

でもマシンやカラーリングを見るだけでも、ちょっと懐かしいですね。

まあ、考えてみれば9年も経つんですよね。懐かしいわけだ。

ということで、この記事が好評ならば他のレースもやってみたいと思います。

では、今回は以上。最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。