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メルセデスF1 W08 EQ Power+【ミニカーで振り返るレーシングマシン】vol.47 ベッテルとの激闘を制したハミルトン4度目のチャンピオンマシン

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はメルセデスが2017年のF1に参戦するために開発したメルセデスF1 W08 EQ Power+(以下メルセデスW08)を取り上げていきたいと思います。

マシンデータと戦績

まずはメルセデスW08の主要諸元をチェックしてみます。

年式2017年
カテゴリーF1
チームメルセデス
マシン名F1 W08 EQ Power+
デザイナーアルド・コスタ(エンジニアリングディレクター)
ジェフ・ウィリス(テクノロジーディレクター)
ジェイムズ・アリソン(テクニカルディレクター)
エンジンメルセデス

次にメルセデスW08の戦績を見てみましょう。

コンストラクターハミルトンボッタス
シーズン順位1位1位3位
シーズンポイント668P363P305P
優勝12回9回3回
ポールポジション15回11回4回
ファステストラップ9回7回2回

フェラーリベッテルとの激戦もメルセデスハミルトンが4度目の栄冠

新パワーユニット導入以来3年連続してドライバーズチャンピオン1位2位を独占していたメルセデスでしたが、チャンピオンを獲得後、突如として2016年シーズンを最後に引退を発表したニコ・ロズベルグ。

そのロズベルグに変わる2017年シーズンのルイス・ハミルトンのチームメイトを選定することになります。

そこで急遽メルセデス入りすることになったのがウィリアムズに残留予定だったバルテリ・ボッタスでした(ウィリアムズは引退を予定していたフェリペ・マッサをチームに引き戻した)。

シーズンが始まると調子を上げたフェラーリがメルセデスと接戦を演じ、

開幕戦 フェラーリ ベッテル
第2戦 メルセデス ハミルトン
第3戦 フェラーリ ベッテル
第4戦 メルセデス ボッタス
第5戦 メルセデス ハミルトン
第6戦 フェラーリ ベッテル
第7戦 メルセデス ハミルトン
第8戦 レッドブル リカルド
第9戦 メルセデス ボッタス
第10戦 メルセデス ハミルトン
第11戦 フェラーリ ベッテル

と、前半戦が終えた時点でフェラーリのベッテルとメルセデスのハミルトンが同じ4勝で、チャンピオンシップポイントではフェラーリベッテルが上位に位置していました。

しかし夏休み明け以降ハミルトンが6戦5勝と圧倒的なパフォーマンスを発揮し、対するベッテルは2度のリタイヤを喫し勝負あり。

第12戦 メルセデス ハミルトン
第13戦 メルセデス ハミルトン
第14戦 メルセデス ハミルトン
第15戦 レッドブル フェルスタッペン
第16戦 メルセデス ハミルトン
第17戦 メルセデス ハミルトン
第18戦 レッドブル フェルスタッペン
第19戦 フェラーリ ベッテル
第20戦 メルセデス ボッタス

例年になく僅差になった2017年シーズンでしたが、ハミルトンがシーズンを制し、4度目のチャンピオンを獲得したのでした。

メルセデスW08のミニカーを実車のように撮る!

それでは1/43のメルセデスW08を撮影していきます。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。

2017年マシン、メルセデスW08のカーナンバー44はルイス・ハミルトン。

この年レギュレーションで低くなったリヤウイングを補うためにメルセデスはTウイングを装着。

このTウイングは、空気の流れを調整しリヤウイングの効果を増大させるためのものですが、2017年シーズンを最後に装着を禁止されました。

2017年シーズンのヨーロッパラウンドからはノーズが細く改良されたため、このモデルはシーズン前半戦仕様だということがわかります。

2020年シーズンの流行りは、レッドブルやルノー、レーシングポイントやマクラーレンが採用した細いノーズですが、メルセデスはすでに2017年シーズンから細ノーズでした。

近年のフロントウイングは相当に複雑な形状ですが、1/43の大きさでよく再現されています。

前年のW07よりも200mmも長くなったホイールベース。

ハミルトンもライバルのフェラーリよりも150mm長いと発言していましたが真相はいかに・・・。

ロングホイールベースの効果は、高速コーナーでの安定性とフロア面積の増加からダウンフォース量を上げるため。

ミラーステーも空力効果を狙ってのことか、複雑な形状をしています。

スターティンググリッドに移動し、11回を記録したポールポジションの位置に。

奥に見えるのは2015年仕様のフェラーリSF15-T。

いつもならば同年のマシンを用意するのですが、他に2017年仕様のミニカーを保有していないため、ライバルベッテルのフェラーリSF70Hだと思ってください・・・(あっ!しかもライコネン仕様だった・・・)。

低く幅の広いリヤウイングになった2017年仕様のマシン。

私的には2009年から2016年の高く幅の狭いリヤウイングの形状が嫌いだったので、このレギュレーション変更は大歓迎でした。

この年はエンジンカウル上のシャークフィンが各マシン大型化しました。

W08は当初控えめな大きさでしたが、その後Tウイングを一体化するほどの大きなものへ変更します。

サイドポンツーン前端には複数の垂直フィンが折り重なっており、フロアのギザギザもすごい!

年々絞り込まれていくリヤエンド。

カウルの中身はどのような形状になっているのか・・・。

左は2015年型マクラーレンMP4-30ですが、2年後の2017年型マシンであるメルセデスW08のホイールベースが相当に長いことがわかります。

年々長くなるF1マシンのホイールベースですが、2017年マシンの中でも一番ホイールベースが長いのがメルセデスW08で、その長さは4mにも迫る3960mm!

以上、1/43のメルセデスW08を実車のように撮影してみました。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介します。

【ixo製】メルセデスF1 W08 EQ Power+

2020年5月に発売されたデアゴスティーニのF1マシンコレクションシリーズの88号で、モデルはixo製になります。

【ixo製】フェラーリSF15-T

2020年5月に発売されたデアゴスティーニのF1マシンコレクションシリーズの89号で、モデルはixo製になります。

【エブロ製】マクラーレンMP4-30

2020年6月に静岡市のエブロギャラリーでセール品を1台1,000円破格の値段で購入しました。

さすがエブロの商品だけあり細部まで素晴らしい出来でしたが、ホンダとの決別の仕方が悪かったのか1,000円とは実に悲しい・・・。

最後に

ホイールベースが極端に長くなりますます絞り込まれたリヤエンド、そしてTウイングやシャークフィンなど、10cmほどの大きさながらよく再現されていました。

1990年代までのF1マシンに比べると、細かいパーツが随所に装着される昨今のマシン。

実際近年のミニチャンプス製ミニカーは10,000円を超える価格なのにも関わらず、このixoが製造するデアゴスティーニのモデルはどの年代のモデルでもすべて2,306円と破格の安さ!

台数が見込めることと、細部を省略することでの価格だと思いますが、これだけの完成度ならば私的には満足です。

以上、今回は1/43のメルセデスW08を実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS