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フェルスタッペンがオーストリアGPを制し3連勝!!ホンダエンジン5連勝は88年セナプロ以来!

ついにやった!

マックス・フェルスタッペンがオーストリアグランプリを制し3連勝だ!

先週のシュタイアーマルクグランプリに続き、同一サーキット(レッドブルリンク)での2連戦として開催されるオーストリアグランプリは、先週のレースを大勝しているレッドブルのフェルスタッペンが圧倒的有利だとレース前から予想されていた。

シュタイアーマルクグランプリからの唯一の変更点は、タイヤがワンランクずつソフト側になったことぐらい。

予選では、本人が納得する走りが出来ずに不満を漏らすものの、2位ランド・ノリスに僅差で競り勝ち、ポールポジションを獲得。

そして迎えた決勝。

ホールショットをしっかり決めて2位ノリスを抑えると、そこからはタイヤを労りながらもノリス以下をじりじりと離していく。

2位がライバルのルイス・ハミルトンに入れ替わるも、ペースはフェルスタッペンの方が良い。

ミディアムタイヤが寿命に近づく頃には、2位のハミルトンに10秒を裕に超えるアドバンテージがあり、2位以下のライバルがピットストップを終了した後に、フェルスタペンもピットイン。

まさに王者の戦略だ。

ハードタイヤに交換してからも、フェルスタッペンのペースは変わらずライバルよりも良く、逆に2位のハミルトンの方がペースが落ちる。

じつはハミルトン、最終の10コーナーの縁石を使うことで、エアロバランスが崩れたらしく、ラップタイムに影響する10コーナーの縁石を使わないラインに変えたため、一気に差が広がる。

その時、フェルスタッペンにもトラブルが発生する。

スローパンクチャー!

しかし、その時点でフェルスタッペンはフリーストップが得られる25秒以上の差を2位につけていたため、すかさずピットイン。

1位のまま戻ったフェルスタッペンは、ハードタイヤにも関わらず1分06秒200という驚異的なファステストラップを記録して、最後は独走でチェッカーを受けた。

今回のオーストリアグランプリは、5秒ペナルティが多発する荒れたレースだったが、圧倒的ペースで独走するフェルスタッペンにとっては、焦ってペースを上げる必要もなければ追い抜きもなく、まったくもって危なげのないまさに完勝だった。

ヨーロッパではワクチンの接種によりコロナウイルスはかなり沈静化しているため、今回のレースでは32,000人の観客を入れており、レッドブルの地元ということもあり、オレンジ軍団の喜び様が凄まじかったのが印象に残った。

フェルスタッペンの3連勝は自身初。そしてレッドブルの5連勝は最強を誇った2013年以来。

ホンダエンジンの5連勝は・・・そうアイルトン・セナとアラン・プロストが16戦15勝を記録した、伝説の1988年以来の快挙になる。

どこまでこのフェルスタッペンの連勝が続くのか・・・今シーズンのF1が楽しくてならない。

F1第9戦オーストリアグランプリ暫定結果

順位ドライバーチーム
1マックス・フェルスタッペンレッドブル
2バルテリ・ボッタスメルセデス
3ランド・ノリスマクラーレン
4ルイス・ハミルトンメルセデス
5カルロス・サインツフェラーリ
6セルジオ・ペレスレッドブル
7ダニエル・リカルドマクラーレン
8シャルル・ルクレールフェラーリ
9ピエール・ガスリーアルファタウリ
10フェルナンド・アロンソアルピーヌ
11ジョージ・ラッセルウィリアムズ
12角田裕毅アルファタウリ
13ランス・ストロールアストンマーティン
14アントニオ・ジョヴィナッツィアルファロメオ
15ニコラス・ラティフィウィリアムズ
16キミ・ライコネンアルファロメオ
17セバスチャン・ベッテルアストンマーティン
18ミック・シューマッハハース
19ニキータ・マゼピンハース
Rエスティバン・オコンアルピーヌ
オーストリアGP暫定結果

2021年F1ポイントランキング(第9戦終了時点)

順位ドライバーチームポイント
1マックス・フェルスタッペンレッドブル182
2ルイス・ハミルトンメルセデス150
3セルジオ・ペレスレッドブル104
4ランド・ノリスマクラーレン101
5バルテリ・ボッタスメルセデス92
6シャルル・ルクレールフェラーリ62
7カルロス・サインツフェラーリ60
8ダニエル・リカルドマクラーレン40
9ピエール・ガスリーアルファタウリ39
10セバスチャン・ベッテルアストンマーティン30
11フェルナンド・アロンソアルピーヌ20
12ランス・ストロールアストンマーティン14
13エスティバン・オコンアルピーヌ12
14角田裕毅アルファタウリ9
15キミ・ライコネンアルファロメオ1
16アントニオ・ジョヴィナッツィアルファロメオ1
17ジョージ・ラッセルウィリアムズ0
18ミック・シューマッハハース0
19ニキータ・マゼピンハース0
20ニコラス・ラティフィウィリアムズ0
2021年F1ポイントランキング(第9戦終了時点)

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。