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サンライズが金谷駅に停車!?長大編成がホームに入りきれず最後尾はトンネルの中!

鉄道は豪雨に弱い。

大井川も見たことがないくらいの水の量

安全を最優先する日本の鉄道は、豪雨で安全が確保されないと、運行が乱れることが往々にしてある。

2021年7月2日から7月3日にかけて、東海地方で大量の雨が降り、鉄道もまさに大混乱となった。

我が静岡県でも大規模な水害があり、熱海では土砂崩れが複数箇所で発生し土石流により十数人の安否が不明になっている。非常に悲しいことだ・・・。

そんな折、所用で金谷駅付近を通過すると、見慣れぬ電車が停車している!

クルマを止めて、鉄道の撮影ポイントとしても知られる、金谷駅に隣接するトンネルの上から覗いてみると、臙脂色とベージュの車体・・・そう、上りのサンライズが金谷駅に停車していたのだ。

サンライズは通常、上り下りともに静岡県には深夜帯に通過をするのだが、目撃した時刻は昼前の11時48分。

上りのサンライズが通常ダイヤで夜が明けるのは、夏至が近い今の時期でも静岡駅を過ぎたあたりなのに、正午近くにこの金谷駅に停車しているのは、この日の水害によりダイヤが大幅に乱れていたため。

じつは私、静岡県に居を構え40数年経つが、サンライズを見たのは生涯で一度のみ。

その一度とは先月で、気合いの超早起きをして撮影に出かけた、ただの一回だけなのだ。

生涯2度目のサンライズとの出会いが、偶然にも、こんなに早くなるとは・・・。

滅多にないこのチャンス。静岡県は数年来の大惨事で、そんな時に不謹慎だと承知の上だが、この寝台特急を少し観察してみることにした。

金谷駅に停車するのは211系や313系で、長くても3両を2つ繋げた6両編成。

当然ホームもそれに対応した長さしかなく、14両編成のサンライズはホームを遥か飛び出して、隣接するトンネルに入ったままで、これを見ているだけでもこの状態が異常であると鉄道ファンならずともわかり得る。

そして下りホームに停車しているのは、いつもは深夜に活躍する貨物列車のカンガルーライナー。

いやはや、すごい光景だ。

今度は場所を移動して、ホームの脇から見てみることにする。

こちらが、サンライズ瀬戸とサンライズ出雲の連結部。日中の静岡でこんなにまじまじ見れるとは・・・。

そして行先幕は・・・回送??

そう、この日は途中で運転を打ち切り、並行して走る東海道新幹線での振替輸送になったようだ。

だが、この日の新幹線も豪雨の影響で200分以上の遅れが出ており、乗客の方にしてみればとんだ災難だっただろう。

金谷駅は機関車トーマス号で有名な大井川鉄道線との乗換駅ではあるが、はっきり言って利用者はかなり少なく、駅舎も簡素な田舎駅といった感じで、ホームライナーすらも通過する。

そんな駅に、現在の東海道線で一番の優等列車である寝台特急が停車している貴重なシーンをシーンを偶然にも見ることができて、にわか鉄道ファンの私としては感無量だった。

その後、サンライズは12時少し前に金谷駅を出発したが、この記事を書いている翌7月4日時点でも東海道線は熱海駅先で不通のため、静岡駅の上り通過線に停車している模様。

サンライズの駐車場所である、品川駅近くの白金群線に戻れるのはいつになるのか・・・。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。