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2023年F1バーレーンGP決勝 レッドブル圧勝の1-2も主役は表彰台獲得のアロンソ!

バーレーンで2023年のF1が開幕!

昨日決勝が行われ、優勝はマックス・フェルスタッペン選手。ディフェンディングチャンピオンがポールトゥウィンを達成しました。さらにチームメイトのセルジオ・ペレス選手も2位に入り、レッドブルが開幕戦で1-2フィニッシュの完勝でした。

そんな2023年のバーレーングランプリでしたが、主役はレッドブルの2人ではなくグリーンのマシン。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ選手でした。

日本期待の角田裕毅選手は入賞一歩手前の11位。結果は伴いませんでしたが、見せ場をつくる良いレースでした。

ではバーレーングランプリの結果を見てみましょう。

順位No.ドライバーチームGAP
11M.フェルスタッペンレッドブル
211S.ペレスレッドブル+11.987
314F.アロンソアストンマーティン+38.637
455C.サインツフェラーリ+48.052
544L.ハミルトンメルセデス+50.977
618L.ストロールアストンマーティン+54.502
763G.ラッセルメルセデス+55.873
877V.ボッタスアルファロメオ+72.647
910P.ガスリーアルピーヌ+73.753
1023A.アルボンウィリアムズ+89.774
1122角田裕毅アルファタウリ+90.870
122L.サージェントウィリアムズ1L
1320K.マグヌッセンハース1L
1421N.デ・フリーズアルファタウリ1L
1527N.ヒュルケンベルグハース1L
1624周冠宇アルファロメオ1L
174L.ノリスマクラーレン2L
DNF31E.オコンアルピーヌ16L
DNF16C.ルクレールフェラーリ18L
DNF81O.ピアストリマクラーレン44L

プレシーズンテストでは1チームだけ抜きん出ていたレッドブルでしたが、シーズンが始まるとフェラーリやアストンマーティンにかなり迫られました。

しかし決勝ペースは速く、ほとんど国際映像に映らない。まさに完勝のマックス・フェルスタッペン選手は1人だけ別カテゴリーのようでした。

セルジオ・ペレス選手は不利な偶数グリッドでスタートを失敗してフェラーリのシャルル・ルクレール選手に先行されるもの、巧みな戦略でルクレール選手をオーバーテイク。

その後は後続を引き離し、こちらも盤石のレース展開で2位に入りました。

ただ今回のバーレーングランプリの主役はレッドブルの2人ではなく、現役最年長41歳のフェルナンド・アロンソ選手。

5番手グリッドからスタートしたアロンソ選手はチームメイトとの接触でワークスメルセデスにオーバーテイクされて7位まで落ちるも、明らかにペースは良い。

まずはジョージ・ラッセル選手を攻略。タイヤ交換を敢えて遅らせて有利なタイヤで名手ルイス・ハミルトン選手を追い詰めます。

チャンピオン同士の争いはレベルが違う。相手を信頼してのバトルなのでギリギリのところで接触はしないのだ。

1992年モナコグランプリのセナ選手vs.マンセル選手のような攻防で、どのコーナーでもアロンソ選手がハミルトン選手を突き回し、通常では追い抜きポイントでは無い場所でスパッとオーバーテイク!凄っ!!

お次はフェラーリの4位カルロス・サインツ選手。

追い上げ途中に3位ルクレール選手がトラブルでリタイヤしたため、こちらが3位争いになります。

みるみるうちに真後ろに付き、こちらもパシッと追い抜き3位浮上。

アロンソ選手は無線で「バイバーイ!!」完全にレースを楽しみまくる41歳の大ベテラン・・・カッコよすぎっす!

今シーズンよりアストンマーティンに移籍したアロンソ選手はレースを席巻。2度のチャンピオンの実力を遺憾なく発揮したのでした。

フェラーリやメルセデスのマシンパフォーマンスが上がらない2023年シーズン序盤は、間違いなくアストンマーティンのアロンソ選手が台風の目になるでしょう。

いやー次戦も楽しみだね!

角田裕毅選手は得意のバーレーンで3年連続の入賞を目指すも入賞目前の11位。

残念な結果でしたが評価の高いチームメイトのニック・デ・フリーズ選手と比べて明らかにペースが速く、アルファタウリのマシンのポテンシャルをほぼ100%引き出していました。

今シーズンのAT04のポテンシャルは高くなさそうですが、彼のドライバーとしての能力は着実に成長しているようです。

ということで開幕戦が終了して、一発の速さとレースペースを踏まえてマシンの能力を総合して点数化するとこんな感じかな。

2023年マシンの能力ランキング
  1. レッドブル:10点
  2. フェラーリ:8点
  3. アストンマーティン:8点
  4. メルセデス:7.5点
  5. アルピーヌ:5点
  6. アルファロメオ:5点
  7. アルファタウリ:4.5点
  8. ウィリアムズ:4点
  9. マクラーレン:4点
  10. ハース:4点

レッドブルは間違いなく1位ですが、2位以下のフェラーリ、アストンマーティン、メルセデスは混戦でわからないなあ。

そして5位以下の実力はさらに混戦でさらにわからぬ・・・。

いやー、今シーズンは楽しくなりそうですね!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。