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【2025年第2戦中国GP】角田裕毅スプリント6位!決勝は9位スタートもまた戦略ミス・・・

F1ファン歴35年の私の応援スタイルは、いつの時代もガンバレニッポン。

なので、角田裕毅選手が所属するレーシングブルズが調子良いとムチャクチャ嬉しいんですが、今年のレーシングブルズのマシン、イイですね!

VCARB02は昨年大きくマシンコンセプトを変更したレッドブルRB20のお下がり。要はレーシングブルズの皮を被ったRB20。

昨年大失速をしたRB20なんてダメじゃね?と思っていましたが、素性が良いのか熟成が進んだのか、とにかく速そう。

開幕戦は5番手スタートするも、降り出した雨と相変わらずズブズブなレーシングブルズの作戦で12位に沈んだ角田裕毅選手。でも、今年のマシンの完成度が高そうだということはわかりました。

ただ開幕戦は市街地コース。パーマネントコースの中国上海ではどうかと思っていましたが、スプリント予選でいきなり8位。今年のマシンはやっぱり良さそうです。

そしてスプリントではスタートでアントネッリ選手を追い抜き7位へ。そして直後にノリス選手がミスをして角田選手は6位にジャンプアップします。

角田選手は前を行くルクレール選手から1秒以上の間隔が開、DRSを使えなくなり、アントネッリ選手から揺さぶりをかけられますが、なんとか凌いで、角田選手としてはスプリント最上位となる6位入賞。これで今シーズン初のポイントを獲得(2P)したのでした。

4強のマクラーレン、メルセデス、レッドブルの一角を追いやっての6位。

マシン性能もさることながら、その能力を最大限引き出す角田選手はニッポンの誇り。そろそろトップチームから声が掛かっているのかも??

そして本レースの予選。

Q1の最後のアタックで、2度目のアタックを終えた角田選手はタイムシートの一番上に名前が表示され、結果3番手で通過。

その後アタックした両雄の新人ハジャー選手が2位になり、本予選でも引き続き好調なレーシングブルズです。

中段勢のレーシングブルズにとって勝負はQ2ですが、ここでもメルセデス2台とフェラーリ2台を従えて、余裕の5位通過。セッティングが決まっているからでしょうか、ここまでまったくミスのない角田選手はさすがです。

そして迎えたQ3。1度目のアタックはユーズドタイヤで8位に入った角田選手。新品タイヤでの2度目のアタックではセクター2まで自己ベストを続けますが、ターン13で失敗。諦めてピットインします。

ここまでノーミスだっただけに少し残念ですが、まあ予選結果は9位悪くない。

結局ハジャー選手が角田選手を上回る7位となり、2台のレーシングブルズはシングルグリッドから決勝を迎えることになります。

日曜日。雨の予報もありましたが、降水確率10%で天候は曇り、路面はドライ。

ミディアムタイヤでスタートした角田選手は、オープニングラップでハジャー選手をかわして8位に。

その後は7位アントネッリ選手に付いて行きますが、

「フロントタイヤを使うな」

と無線が入り、角田選手の後ろはハジャー選手以下DRSトレイン状態で続きます。各マシン、タイヤマネージメントを行なっているのでしょう。

角田選手は上位勢で一番早い12周終わりにピットインし、翌周にピットインしたアントネッリ選手をアンダーカットして実質7位に上がります。

前戦の開幕戦でピットストップを遅らせて順位を落としましたが、今回はGood job!

でも、ここから開幕戦の悪夢がふたたび・・・。

多くのマシンがハードでそのままピットインせずに走り切るよう戦略を切り替えるも、レーシングブルズはハジャー選手が2度目のピットに入り、角田選手も36周目の終わりに2回目のピットイン。15位に落ちます。

その次の周にはハミルトン選手がピットイン。おーい、開幕戦でピットインしなかった2つのイタリアンチームが今度は即座にピットインかーい!

他のチームが戦前の戦略を変更してワンストップに切り替えているのに、レーシングブルズはなぜ変更しないの??

対応力がまるで無いこのチームの戦略家、何やってるんだよ!

ロニー(・クインタレッリ選手)に「あり得ないよ!」と叱られるぞ! あっ、ロニーもイタリアンだった・・・。

それでも角田選手は順位を挽回しようと試みるも、前の行くマシンのタイヤがタレず、なかなか順位が上がらない。

そしてサインツ選手のトーに入った途端にフロントウイングが勝手に破損して3度目のピットインをして実質レース終了

マシンの戦闘力が高くても、戦略はまたもズブズブ、そしてマシンの強度もズブズブ・・・。もう、イタリア人には任せられない。角田くん可哀想・・・。

RB20とともに、レッドブルの戦略家ハンナ・シュミッツ女史もレーシングブルズに移籍してきてくれないかなあ。レッドブルってたしか2人戦略家いるでしょ? どう??

ということで、角田選手の中国グランプリ決勝は開幕戦同様にレース戦略のミスによりまたも残念な結果に終わりました。

ただ、ピット義務がないスプリントでは見事6位に入り、少しだけ救われました。

もうこのチームの戦略に未来はない? こうなったらレース戦略がないスプリントだけに全集中する??

いや、弱気になってはいられない。次戦はいよいよ鈴鹿。2週間しっかりと反省して、マシンの性能をフルに活かしてもらいたい。

腐るな角田くん。名も知らぬレーシングブルズの戦略家さん、鈴鹿では頼むよ!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。