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Arai 4つのフルフェイスヘルメットRX-7X ASTRO-GX RAPIDE-NEO XDを比較してみた

約20年ぶりのバイクライフがまもなく始まろうとしているリターンライダーの私。

だが、かつて使っていたヘルメットは処分し、現在は所有していない。

そして前回現在のヘルメット事情を徹底的に調べ、行き着いたのが安全をもっとも優先してつくられているAraiのフルフェイスヘルメットだった。

そのArai製フルフェイスヘルメットでもっともメジャーなブランドといえば、以下の4つ。

  • RX-7X
  • ASTRO-GX
  • RAPIDE-NEO
  • XD

さて、この4つのヘルメットはどのように違うのか?

そこで今回は、Araiのヘルメットを知り尽くすAraiテクニカルプロショップへ出向き、めっちゃ詳しい店員さんから4つのヘルメットの機能や役割について教えてもらってきた。

Arai RX-7X

現行のArai製フルサイズヘルメットの最高峰モデルがRX-7Xだ。

このモデルはサーキットでパフォーマンスを発揮することを前提に設計されたヘルメットになる。

基本的にAraiのヘルメットはかわす性能のために丸型のデザインを崩さないが、それでも頭頂部に大きなエアダクトが備えており、後方にはレーシングスポイラー(オプション設定)を装着できるよう設計されている。

そのスポイラーは、前傾姿勢でライディングするときにもっとも効果が現れるように角度が調整されている。

そのためレーサーレプリカを前傾姿勢で乗るライダーに向いている。

登場から年数が経過してモデル末期になり、新型の登場も囁かれている。

Arai ASTRO-GX

今回紹介する4つのArai製フルサイズヘルメットの中で、もっとも新しいモデルがこのASTRO-GXで、登場は2021年。

RX-7Xがサーキットでパフォーマンスを発揮するモデルに対しASTRO-GXはツーリングでパフォーマンスを発揮する。

今回のモデルから開口部が広げられ、フィット感をそのままに被りやすく脱ぎやすくなった。

またAraiではじめてロゴマークのあるおでこの部分にエアダクトを設けたため、外気を多くヘルメット内に取り入れることができるようになった。

後方にはGTスポイラーを標準装備し、乱気流を抑えロングツーリングでの疲労も軽減する。

ちなみにこのGTスポイラーは、アップハンドルのバイクでも機能するように設計されている。

Arai RAPIDE-NEO

RAPAIDE-NEOはネオクラシックのヘルメット。

RAPIDEシリーズの特徴である3本のマウススリッドが外観上の特徴で、これはインナーシャッターで開閉が可能。

今回紹介するAraiの他のヘルメットにはある頭部のエアダクトが当モデルにはなく、すっきりとした外観はどんなバイクにもマッチするため、店員さん曰くかなり人気のモデルらしい。

Arai XD

クルージングモデルという位置付けのXD。

シールド内の空気を循環させるベンチレーション機能が充実しているのが特徴だ。

両サイドに2本ずつ開けれたマウススリッドは、RAPAIDE-NEO同様にヘルメット内側に開閉スイッチを設置している。

長距離ツーリングを頻繁に行うライダーには、最適な選択になるだろう。

まとめ

ということで、Araiフルフェイスタイプヘルメットの上位グレードを4つ紹介したが、まとめると以下のとおり。

  • RX-7X・・・サーキットで最高のパフォーマンスを追求したモデル
  • ASTRO-GX・・・公道で最高のパフォーマンスを追求したモデル
  • RAPIDE-NEO・・・クラシックデザインでバイクの種類を選ばないモデル
  • XD・・・ロングツーリングでの快適性を追求したモデル

ちなみに今回紹介した4つのモデルはすべて最新のSNELL規格を通過しており、安全上の優劣はないと思われる。

さて、私はこの中からどれを選ぶか・・・。

RX-7XやASTRO-GXは高い速度領域での使用も十分に考えられているため、高速道路を走行できないモンキー125ではオーバースペックとなるだろう。

となると、RAPIDE-NEOやXDが最適か・・・。

ただし、ヘルメットは頻繁に購入するものではなく、今後高性能バイク購入も想定しておきたい。サーキットで走行する可能性は無いな。

するとASTRO-GXは汎用性が高い。

しかも脱着がしやすいASTRO-GXの利点は、非常に興味深い。

さらに4つのモデルの中で最新というポイントも、今後数年間にわたり現行モデルを使用できるという嬉しさもある。

ということで決めました!

「Arai ASTRO-GXくださーい」

以上、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。