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【日記24】ホンダF1撤退!?ウソだろ?

仕事を終え家路に向かう道中、いつものようにiPhoneでYouTubeを付けるとF1ジャーナリスト米家峰起氏、F1LIFEチャンネルに緊急動画が上がっている。

早々に再生すると、

「ホンダ2021年でF1撤退!」

ウソだろ!?

2019年にレッドブルとタッグを組み、やっと勝てるようになったのに・・・。

何でこのタイミングなんだよ・・・。

思えば2018年、マクラーレンと決別をした時に、FIAの仲介のもと手を差し伸べてくれたのがレッドブルグループのトロロッソ(現アルファタウリ)だった。

そして2019年からは、トップチームのレッドブルという勝てるチームへ供給し、日本のF1人気も上昇してこれからという時。

にもかかわらず、こんなタイミングでの撤退なんて、レッドブルへの恩を仇で返したと思えてしまう・・・。

今回の第4期は、コロナウイルスの影響ではないと記者会見で八郷社長は語っているが・・・。

第3期F1活動の時は、リーマンショックの影響から、2008年末にどのメーカーよりも早く撤退を発表したが、翌年ホンダF1を買い取ったブラウンGPが、素晴らしい活躍をみせてWチャンピオンを獲得した。

第4期もレッドブルと組んでこれからという時の撤退で、第3期とダブっているように私は思うのだが・・・。

今回の八郷社長のスピーチでも『F1はホンダのDNAだ』と語っていたが、もう以前のホンダのような、創業者の本田宗一郎と同じスピリットを持った者は経営陣の中には少ないのかもしれない。

しかし少なくとも、山本雅史マネージングディレクターや田辺豊治テクニカルディレクターをはじめとした現場のスタッフは、ホンダのDNAで情熱を持ってF1活動に邁進していたと思う。

そんな彼らにとってこの撤退の発表は、痛恨の極み・・・いやそれ以上かもしれない。

ただ、第4期のホンダF1活動の終了は2021年末。

それまでに現場のスタッフが最後の意地で2021年にチャンピオンを獲得し、有終の美を飾ってもらいたいと切に願う!

最後に八郷社長のスピーチの全文を掲載します。

 Hondaは、このたび、2021年シーズンをもって、FIA(Fédération Internationale de l’Automobile:国際⾃動⾞連盟)フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)へのパワーユニットサプライヤーとしての参戦を終了することを決定しました。

 Hondaは、世界最高峰の四輪レース、F1において、自らのエネルギーマネジメント技術をもって勝利することを目指し、2015年からチャレンジを開始しました。参戦当初は厳しい戦いが続いたものの、航空機エンジン技術の活用などAll Hondaの総合力を発揮することで高い競争力を実現してきました。

 また、Red Bull Racing(レッドブル・レーシング)、Scuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ 以下、アルファタウリ)との強いパートナーシップのもと、共に成長してきた結果、2019年シーズンは3勝、2020年シーズンも2勝(第10戦終了時点)を挙げるなど、大きな目標としてきた勝利を実現することができました。

 一方、自動車業界が100年に一度の大転換期に直面する中、Hondaは、最重要課題である環境への取り組みとして、持続可能な社会を実現するために「2050年カーボンニュートラルの実現」を目指します。そのために、カーボンフリー技術の中心となる燃料電池車(FCV)・バッテリーEV(BEV)など、将来のパワーユニットやエネルギー領域での研究開発に経営資源を重点的に投入していく必要があり、その一環として、今年4月に「先進パワーユニット・エネルギー研究所」も設立しました。F1で培ったエネルギーマネジメント技術や燃料技術、そして研究開発の人材も同様にパワーユニット・エネルギー領域に投入し、将来のカーボンニュートラル実現に集中し取り組んでいくために、今回、F1への参戦を終了するという判断をしました。

 モータースポーツ活動はHondaのDNAであり、これからも熱い想いを持って、参戦しているカテゴリーでのNo.1を目指し、チャレンジを続けていきます。

 F1もファンの皆さまのご期待に応えるべく、2021年シーズン終了までレッドブル・レーシング、アルファタウリの両チームとともにさらなる勝利を目指し、最後まで全力で戦い抜きます。そして、モータースポーツ活動を通じて培われたチャレンジング・スピリットをもって、将来のカーボンニュートラル実現という新たな目標に挑戦していきます。

 Hondaのモータースポーツ活動、そして、Hondaの新たな挑戦に皆さまの変わらぬご理解、ご声援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

Car Watchより引用

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。