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角田裕毅が2023年最終戦アブダビGPで魅せた!!

2023年アブダビグランプリ観ました?

角田くん、予選に決勝に大活躍でしたね!

月末ということで仕事が忙しく、もう4日も経ってしまいましたが、角田くんの活躍を書き留めておきたいので、思い起こしながらちょっとだけ書いてみたいと思います。

2023年F1日本GPにて

先週末は予選から頑張った角田選手。アロンソ選手やハミルトン選手など、列強を蹴散らして堂々の6位を獲得しました。

もちろん最終戦にして投入した新フロアの効果もあったと思いますが、コーナー毎に無線でエンジニアと話をしながらデフを調整して決めたスーパーラップ!

チームメイトでグランプリ8勝を誇るダニエル・リカルド選手が予選16位に沈んだことからも、角田選手のラップタイムは脅威的だったことがわかります。

一発の速さは角田選手の魅力のひとつ。予選でのここ一発の速さがドライバーのポテンシャルの高さの指標になるのです。

決勝でもよくチャレンジしてくれました。

スタートで抜かれたアロンソ選手をオープニングラップで抜き返し、その後はフェラーリ、メルセデス、アストンマーティンなど上位チームの中で引けを取らないペースで堂々と周回を重ねていきました。

2023年F1日本GPにて

上位勢が早めのピットストップで2ストップ作戦を選択する中、角田くんはしっかりとタイヤのケアを行い1ストップ作戦を敢行。トップのマックス選手がピットストップをすると、『TSU』がタイミングモニターの一番上に表示されます。

私はもう感動のあまりドキドキが止まりません!

ちなみに日本人でラップリーダーになったのは2004年の佐藤琢磨選手以来らしい。

あの年のB・A・Rはフェラーリに次いで2番目のポテンシャルを持つマシンでしたが、今年のアルファタウリAT04は中段以下の実力。まあ戦略が違うとはいえ、あのマシンでトップですよ、トップ!

いやー、興奮しましたね!

その後最初で最後のタイヤ交換を済ませると、もちろん2ストップ勢から猛烈な攻勢をかけられるのですが、彼らとも冷静に相対します。

終盤はタイヤが厳しくなった角田選手。10秒近くあったアロンソ選手に詰め寄られてオーバーテイクますが、最終ラップでハミルトン選手にかわされるも、コーナーをオーバースピードで進入して一瞬体制を崩したハミルトン選手を冷静に抜き返して8位でフィニッシュ。

1ストップ作戦を最後まで落ち着いて完璧にこなしてくれました。

アルファタウリは予選で6位を獲得したが、チームは決勝はペースがなく厳しい戦いとなることを予想。でもウィリアムズからコンストラクターズ7位を奪うには決勝で6位に入賞することが必至ということで、他のチームとは違う作戦をチャレンジしてみたのですが、今回の角田くんのペースならば真っ向勝負の2ストップ作戦でも6位を狙えたかも。

まあそう思うのも結果論。

チャレンジ失敗とも思える作戦でしたが、それでも冷静にレースを戦い抜き、8位というこの作戦で最上の結果を残した角田くん。3年目の成長を感じさせてくれました。

この成長は本人の努力によるものなのは言うまでもありませんが、同時にこのレースで引退するチームマネージャーフランツ・トストさんの指導の賜物です。

トストさん、角田くんを立派なドライバーに育ててくれて本当にありがとうございます!

2023年F1日本GPにて

このレースで角田選手は日本人として初めてドライバー・オブ・ザ・デイを獲得(まあその他の日本人ドライバーが参戦していた時代はドライバー・オブ・ザ・デイなるものはありませんでしたが)。世界中のF1ファンも角田くんの実力を認めた証ですね。

素晴らしいカタチで3年目のシーズンを終えた角田選手。来年は角田くんとアルファタウリ(名称変更の可能性大)が更なる成長を遂げ、トップへ挑んでもらいたい・・・。

そしてレッドブルのシートを射止め、表彰台で『君が代』を・・・。

日本のファンの夢は尽きないのです!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。