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M型ライカが欲しい

ちびまる子ちゃんHPより

M型ライカが欲しい。

ライカといえばアニメ『ちびまる子ちゃん』のたまちゃんのお父さん(穂波真太郎というらしい)が使っているあのカメラということで、国民的アニメに頻繁に登場しているので、カメラ好きでなくても名前だけは知っている方も多いかもしれません。

あのライカが欲しいんです。

ライカの主力シリーズといえばM型。初代のM型、ライカM3が登場したのが1954年で、そこから脈々と歴史を紡ぎ、少しずつ改良されながら7年経った現在も販売されている長い歴史を誇るシリーズです。

そんなM型ライカの特徴といえばレンジファインダー。

多くの・・・というかiPhoneも含めたほぼすべてのカメラにはオートフォーカスと呼ばれる自動でピント合わせをする機構が標準搭載されていますが、M型ライカは二重像を手動で合わせる(レンジファインダー)マニュアルフォーカス。

さらに未だ手ぶれ補正も無し。

そんなオートフォーカスも手ブレ補正も無いのに、バカがつくほど値が高いんです。

現行機ライカM11-Pの定価は・・・1,518,000円(税込)!!

さらにレンズは別売で、比較的安価で人気の高いズミクロン35mm ASPHが約50万円なので、初期投資・・・200万円超え!!

国産のキヤノンやニコン、ソニーなど主力カメラメーカーの最上位カメラと最高級レンズの組み合わせでも200万円は超えない。

そんな国内最上機種はカメラが勝手にピントを合わせ、難しい動体撮影でもバチピンの連続。対するライカM11-Pは1枚撮るのに苦労し、気を緩めれば手ぶれの連続で動体撮影は超苦手。ちなみに動画も撮れません。

そんなカメラなぜ欲しいって? それは歴史と伝統をこの手で感じたいから。

フィルム時代から現在のデジタルまで、センサーサイズ(フィルムサイズ)の一般的な大きさは35mmですが、このサイズを決めたのがライカなのです。ライカ判とも呼ばれますよね。

またカメラといって一般的に思い浮かぶのがライカM3のカタチ。『📷』この絵文字もM型ライカそのものですね。

まさにカメラの家元。F1で言えばフェラーリ、野球で言えばニューヨークヤンキース・・・うーん、ちと違うか。歌舞伎の名跡 成田屋の市川團十郎のようなものでしょうか・・・。

そのカメラの元祖に触れたい、という気持ちが溢れてきまして・・・。

またM型ライカは最古のM3から最新のM11-Pまでマウントサイズに変更がないため、一部の沈胴式レンズを除くほぼすべてのレンズが装着可能。なので最新のカメラで70年前のレンズを使用できるのです。

過去の名玉を使ってみたい、そんな気持ちも溢れ出し・・・。

以前、M型ライカを一度だけ触れさせてもらったことがあります。

当時は今ほどライカについて詳しくは知りませんでしたが、小さいながらズッシリ重みのある無垢の筐体に、計り知れないオーラを感じました。まさにドイツ工業製品の結晶。

一時期はエルメスの傘下になったライカ。飾っても絵になります。

あのM型ライカを手にして、それを肴にウイスキーを・・・最高かも。

ということで今週末、M型ライカを見に行ってきます。

200万円超・・・購入するかはわかりませんが・・・。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。