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ウィリアムズFW15C プロストが4度目の王者を決め引退したマシン【ミニカー#17】

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回は1993年F1グランプリのチャンピオンマシン、ウィリアムズFW15Cを取り上げていきたいと思います。

ウィリアムズFW15Cの外観チェック

まずはウィリアムズFW15Cの外観をチェックしてみます。

1993年F1チャンピオンマシン

ウィリアムズFW15Cは、1993年にウィリアムズがF1グランプリ参戦マシンとして開発した車両で、ドライバーズならびにコンストラクターズタイトルを獲得したマシンです。

ドライバーズタイトルを獲得したアラン・プロスト氏は、自身4度目のタイトルで、この年を最後にF1ドライバーを引退しました。

前年のウィリアムズFW14B

実はこのマシンの元となるFW15は、前年1992年のスペイングランプリにデビューする予定でしたが、前マシンFW14Bがあまりにも速く、新型の投入を見送ったという経緯がありました。

そして当時のウィリアムズマシンの唯一の欠点であった信頼性を徹底的に煮詰め、1993年の開幕戦で満を持してデビューさせたのがFW15Cでした。

その結果全16戦でポイントを獲得するという、当時としては驚異的な信頼性と、速さの面でもポールポジション15回で10勝、ドライバーズとコンストラクターズのダブルタイトルという、驚くべき速さと信頼性をみせた素晴らしいマシンでした。

ウィリアムズFW15Cを実車のように撮る!

それではウィリアムズFW15Cを撮影していきます。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。

16戦中ポールポジション15回、指定席に着いたウィリアムズFW15C。

1985年のFW10から続いた赤・白・青・黄色のいわゆるキヤノンカラーはこの年で見納め。

このカラーリングよかったなぁ。

アラン・プロスト選手の横には、因縁のライバルであるアイルトン・セナ選手のマシン。

エイドリアン・ニューウェイ氏のデザインしたマシンは、非常に流麗なフォルムで、見た目で空力が良いのだとわかります。

以上、ウィリアムズFW15Cを実車のように?撮ってみました。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介します。

【ixo製】ウィリアムズFW15C

2017年2月に発売されたデアゴスティーニF1マシンコレクションの第3号で、ixo製になります。

【マテル製】フェラーリF93A

マテル製の特別バージョンで、2013年前後に発売されたモデルだったと記憶しています。

おそらく現在は絶版だと思います。

【ixo製】マクラーレンMP4/8

ウィリアムズFW15Cと同じく、デアゴスティーニF1マシンコレクションの第19号で、IXO製です。

最後に

2019年現在はテールエンダーに甘んじているウィリアムズですが、1990年代はレーシングドライバーの誰しもが憧れる強豪チームでした。

ドライバーズコンストラクターズ
19906位4位
19912位2位
19921位1位
19931位1位
19942位1位
19952位2位
19961位1位
19971位1位
19985位3位
19996位5位

上記表がウィリアムズの1990年代の成績ですが、その強さが一目瞭然ですね。

1992年敵無しのFW14Bを目の当たりにし、1993年ウィリアムズのシートと争いが激化します。

1992年にウィリアムズで悲願のドライバーズチャンピオンを決めたナイジェル・マンセルは、翌年のシート争いに敗れF1を離れアメリカのチャンプカーに戦いの場を移し、アイルトン・セナは「ノーギャラでいいから(乗せてくれ)」と発言し話題になりました。

結果、1992年当時休養中だったアラン・プロストと前年にテストドライバーとして所属していたデーモン・ヒルが1993年のウィリアムズのシートを射止めることになりました。

予測されていたとおりFW15Cは前年のFW14Bと肩を並べるほどの速さと信頼性で、アラン・プロストはほぼ敵無しの状態で4度目のタイトルを獲得したのでした。

私たち古くからのF1ファンの多くは、また当時のような強いウィリアムズに戻ってもらいたいと切に願っているはずです。

目指せ!古豪復活!!

以上、今回はウィリアムズFW15Cを取り上げてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。