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2019F1日本GP観戦記vol.2 ドライバーズパレードとスタート前セレモニー編

今回も前回にひきつづき、2019年日本グランプリの観戦記です。

2019年F1日本グランプリvol.1予選編はこちら

台風19号の影響で、予選・決勝ともに日曜日に行うという変則スケジュールになった2019年の日本グランプリは、当初開催が予定されていたFIA-F4もポルシェカレラカップジャパンも中止になった。

いつもはサポートレース開催中にファンゾーンでトークショーを見たり、アトラクションを体験したり買い物をしたりと、時間に余裕があるのだが、今年は終日F1ざんまい。

予選終了後大急ぎで大混雑の屋台で弁当を買い、まずはドライバーズパレードから。

ドライバーズパレード

さあ、ドライバーズパレードが始まった。

先頭はホンダエンジンを搭載するレッドブルとトロロッソの4選手・・・ん!?

ってアルボンさんだけホンダ車ではなくアストンマーティン??

タイ国籍のアレクサンダー・アルボン選手はアジア代表ってことで応援します!

2019年日本グランプリに来た観客の中で、一番声援が多かったのがこのマックス・フェルスタッペン選手。

予選は不本意の5番手スタートだが、レースペースに期待したい。

台風を呼ぶ男ピエール・ガスリー選手は、予選を9番手という好位置からスタートする。

2017年はスーパーフォーミュラで活躍したガスリー選手は、日本人にも人気の高い選手のひとりだ。

台風の影響で出走できずチャンピオンを取り逃がした、2017年スーパーフォーミュラ最終戦の分まで今回の決勝レースで暴れてもらいたい。

トロロッソのダニール・クビアト選手もホンダS800に乗り、ホンダ応援席に向けて大きく手を振る。

ホンダのクラシックオープンカーはS800シリーズしか無く、いつも同車ばかりで代わり映えしない・・・。

できればオープンのNSXやS2000などの方が、見た目的にも映えると思うのだが・・・。

ただこんなことを書くと、このドライバーズパレードに全面協力している、岐阜のクラシックカークラブ『フィオレンティーナ470クラブ』に、怒られてしまいそう。

超大物のルイス・ハミルトン選手も、メルセデスに乗り思いっきり手を振ってファンサービス。

テレビではやりたい放題に見えるルイス選手だが、こんなに手を振られると一瞬でファンになってしまう。

まだあどけない新人ノリス選手は、あの切れた走りがこの表情からは想像できない。

いつも笑顔のリカルド選手は、逆にこの真剣な表情が不自然に見える。

このクルマめちゃくちゃカッコいいんだけど昔のルノー??

世界の大富豪の御曹司ストロール選手は、だいぶ貫禄もついてきた!?

本日午前中の主役、セバスチャン・ベッテル選手。

昨年のドライバーズパレードでは途中からクラシックカーを運転したベッテル選手だが、今年はクラクションを鳴らしてファンにアピールしていた。

大物なのに、いつもファンサービスを忘れない彼の気遣いに、いつも感心してしまう。

マクラーレンのカルロス・サインツ選手は、リヤシートにドッカリ座って大型モニターを見ていた。

アントニオ・ジョビナッティ選手のクルマはもちろんアルファロメオ。

アメリカのチームであるハースに所属するケビン・マグヌッセン選手が乗るのは、クラシックカーに疎い私でもわかるアメリカの名車ACコブラ。

往年の切れた走りは見られないが、ロバート・クビサ選手がグランプリに戻ってきてくれたことが何より嬉しい。

今年でルノーを離脱することが決まっているニコ・ヒュルケンベルグ選手だが、来年も日本グランプリで会うことができるだろうか。

2019年の日本グランプリでは、女性ファンを中心にアルファロメオのウエアを着たファンが本当に多く、トップチームから離脱しても相変わらずキミ・ライコネン選手の人気は衰えない。

メディア対応などは苦手なライコネン選手だが、ドライバーズパレードではいつも大きく手を振ってくれるのが嬉しい。

レーシングポイントのセルジオ・ペレス選手は、女性オーナードライバーと終始談笑していたのが印象に残った。

予選でQ3まで残り10番手グリッドからスタートするロマン・グロージャン選手。

ハースのチーフレースエンジニアである小松礼雄氏の地元で、いい走りを期待したい。

新人ジョージ・ラッセル選手が乗るのは、所属のウィリアムズのライバルであったロータス。

よってこのクルマが『ラッセル車』ということになる。

今年からフェラーリに所属するシャルル・ルクレール選手は、チームメイトである4度の世界王者セバスチャン・ベッテル選手を凌ぐ走りを見せている。

乗っているクラシックカーは・・・なぜにMG!?

フェラーリじゃなくていいの??

レッドブル・トロロッソドライバーがホンダ応援席でファンサービス

私が今回観戦したのは1・2コーナーのB2席だが、その先の2コーナー出口からS字コーナーにかけてのC席10,000席がすべてがホンダ応援席になっていた。

そのホンダ応援席で、ドライバーズパレード中のホンダエンジン搭載のレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手とアレクサンダー・アルボン選手、トロロッソのピエール・ガスリー選手とダニール・クビアト選手が、クルマを降りてなんとファンにメッセージを送ったのだ。

しかも時間にして10分以上!

数年前、小林可夢偉選手が自発的にマシンを降りファンに応えたことはあったが、F1日本グランプリの長い歴史の中でも公式にドライバーズパレード最中にこの様なイベントを行ったことは記憶にない。

引いて撮影するとこんな感じで、写真右でドライバーがファンにメッセージを送り、写真左のホンダ応援席で声援を送る。

最後にホンダドライバーが手を振ると、

10,000人のファンがフラッグを振って声援をあげた。

私は隣B2席の特等席から、素晴らしい光景を見させてもらった。

蛇足でーす

2004年日本グランプリ、私はこのC席(この年大活躍した佐藤琢磨選手の応援席)で観戦したのだが、レースが始まる前の空き時間に、C席前のマーシャルがファンを飽きさせないために大きな声でファンを煽ったり重機を使ったりして、スタンドを盛り上げていた。今年15年ぶりにC席前のマーシャルを見られる位置にいたのだが、当時と変わらず、いやそれ以上に一所懸命ファンを盛り上げていたのが印象的で当時の楽しかった記憶が思い出された。

日本流!?ジェット戦闘機じゃなくホンダジェットが展示飛行

フランスグランプリやイタリアグランプリなど、海外のF1ではよくスタートセレモニーで国歌斉唱の後にジェット戦闘機が飛んできて、カラースモークで空に国旗の色を描く、なんてパフォーマンスが見られる。

過去には日本グランプリでも1987年と2007年にブルーインパルスが展示飛行を行う予定だったが、悪天候により実現せず、2017年に小松基地所属のF-15が日本グランプリとしては初めて展示飛行を行った。

そして2019年、日本グランプリはさらに発展??し、プライベートジェットを超低空で展示飛行することに決めた(完全な憶測です)。

機種はホンダジェットエリート、販売好調で多くのバックオーダーを抱えているらしい。

アメリカ大陸を転戦する佐藤琢磨選手も購入を考えているらしい!?

偶然旅客機も飛んでいて、面白い絵が撮れた。

かなり低い高度でフライトしていたので、音は静かだが結構迫力を感じた。

レコノサンスラップ開始!

13時30分、ピットレーンのシグナルがグリーンに変わり、レコノサンスラップが開始されると各車一斉にコースインしマシンの最終確認をする。

ポールポジションからスタートする、セバスチャン・ベッテル選手がスタンドを通り過ぎると、観客が一斉に拍手する。

いいねえ、この雰囲気!

フロントローを独占したフェラーリの一角、シャルル・ルクレール選手。

バルテリ・ボッタス選手は3番手からスタートする。

マックス・フェルスタッペン選手がB2席の前を通ると、観客は割れんばかりの声援を送る。

そしてその声援は、C席・D席と続いていった。

ホンダ応援席では、レッドブルとトロロッソの4名のホンダドライバーが通ると、小旗を振りながら応援する。

場内実況では、いつものようにピエール北川アナウンサーが観客席を盛り上げる。

「みなさーん、いつもにいきますよー!」

「Are You Ready?」

グランドスタンド
ホンダ応援席
S字
最終コーナー

さあ、お祭りの始まり!

と、盛り上がってきたところで今回は以上、次のページではいよいよ決勝レースの模様を書いていきます。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。