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【観戦記】2022年WEC富士⑤ トヨタ・プジョー・アルピーヌを中心にGRスープラコーナー ダンロップコーナー 300Rで撮影!決勝後半編

今回は2022年WEC富士現地観戦記の最終回です。

最初からご覧になりたい方は下のバナーからどうぞ。

前回はコカコーラコーナー→1-2コーナー→グランドスタンドと巡ってきましたが、今回はGRスープラコーナー→ダンロップコーナー→300Rに訪れ、トヨタ、プジョー、アルピーヌのハイパーカークラスのマシンを中心に撮影していきます。

では最終回、いってみましょう!

定番撮影ポイントのGRスープラコーナーで流し撮り

グランドスタンドでランチの後に軽く撮影をした後は、GRスープラコーナーに移動。

この場所はダンロップコーナーと並び、富士スピードウェイでもっとも人気のある撮影スポットなので、ご覧とおり多くのカメラマンがWECマシンの撮影を楽しんでいます。

この場所はGRスープラコーナーから最終パナソニックコーナーにかけて、撮影ポイントが長く伸びているため、ダンロップコーナーのように人が密集することの無いのも魅力。

そんな広い撮影ポイントの中で私のお気に入りは最終コーナー近くのモチュール看板の前。やっぱりバックの絵が重要なのです。

では撮影をはじめていきましょう。

まずはトップを追うトヨタ8号車をシャッタースピード1/80で流し撮り。

真横からの流し撮りは比較的容易なため、このくらいのシャッタースピードならば成功率が高い。

そしてそのトヨタ勢に続くアルピーヌ。

今回から改められたBoPの影響でペースはやや劣りますが、ミスのない走りで虎視眈々とトップを狙っています。

同じくハイパーカークラスのプジョーはデビュー2戦目ということで勉強の最中で、時より白煙を上げていました。

変わらずトップを直走るトヨタ7号車をシャッタースピード1/30で撮影。バックのモチュール看板が思いっきり流れていて良い感じです。

超スローシャッターは決まった時の満足度が半端ないっす!

今度は少し移動して、GRスープラコーナーの侵入から立ち上がりにかけて狙ってみます。

まずはGRスープラコーナーへの侵入。

そしてコーナーを旋回。

この場所は上り傾斜なので、プロカメラマンのようにマシンを低い位置から撮っているように見えるので結構好きです。

立ち上がりはこの場所の定番構図です。

コーナー侵入のマシンが後ろにいると逆方向に流すので、シャッタースピード1/80でも後方のマシンがかなり流れてくれてスピード感が増して見えますね。

そして今回、新たな構図に挑戦。

GRスープラコーナーのフェンスの隙間からバックショットで狙ってみました。

なかなかいいでしょ!?

焦点距離700mmの超望遠で撮っているので、圧縮効果で迫力満点!

マシンと路面の熱気で、前方のマシンや白線が陽炎のように撮れるところも個人的には大好物です。

陽が傾いていい感じにマシンを照らすダンロップコーナーで撮影

さて、お次はGRスープラコーナーと並ぶ富士スピードウェイ撮影ポイントの定番、ダンロップコーナーに向かいます。

土曜もこちらで撮影しましたが、撮影した午前中は逆光。やはりこの場所は西に日が暮れる直前の今の時間帯が一番映えるんですよね。

登り坂で太陽が真正面なのでドライバーにとっては眩しくて仕方ないと思いますが、私たち撮影者にとってはドライバーの表情が見えるのが嬉しいところ。

では、1/30の超スローシャッターで撮ってみましょう。

最後は300Rでトヨタ優勝を祝す!

今回最後の撮影地は、いつもはあまり撮影しない300R。

構図が限られてるため、観戦も撮影もあまり人気がなくご覧のとおり。

ただし、富士スピードウェイとしては珍しくコーナーの内側からの撮影のため、コサイン収差が生じにくいのがこのポイントの嬉しいところ。

さあ、バッチリ決まった流し撮り写真を見てください。

最後に

日本初上陸のハイパーカーを中心に観戦した2022年WEC富士でしたが、結果は地元トヨタガズーレーシングが危なげのないレース(一度だけ止まりかけてヒヤッとしましたが)でワンツーフィニッシュを達成しました。

同クラスのライバルアルピーヌは、このレースから厳しくなったBoPによる影響で終始3番手でフィニッシュ。同じくハイパーカークラスのプジョーはまだまだ勉強中ということで、マシンのポテンシャルを引き出しきれていないようで、2台ともにトラブルを抱えてのレースでした。

そんなことでメーカー間の抜きつ抜かれつのレース展開にならなかったのが少しだけ残念でしたが、まあ、それは多くのメーカーが参戦する来年のお楽しみということで・・・。

それよりも、今年は雨に降られなかったことが何よりも良かった。

例年はWEC富士といえば雨。ろくに決勝レースが行われない年もあっただけに、終始レーシングスピードで観戦できたことは本当に良かったです。

WECはF1にもスーパーGTにもない魅力があり、3年ぶりの日本開催を存分に満喫し、来年さらに混戦化するハイパーカークラスを楽しみにしながら、富士スピードウェイを後にしました。

最後に2022年WEC富士の各クラスのトップ3を載せておきます。

ハイパーカークラス

順位チームドライバー周回
1トヨタガズーレーシングS.ブエミ
B.ハートレー
平川亮
232
2トヨタガズーレーシングM.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス
232
3アルピーヌエルフチームA.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール
230

LMP2クラス

順位チームドライバー周回
1ERTS.ゲラエル
R.フラインス
D.ファントール
225
2JOTAR.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
W.スティーブンス
224
3JOTAO.ラスムッセン
E.ジョーンズ
J.アバディン
224

LMGTEプロクラス

順位チームドライバー周回
1AFコルセA.ピエール・グイディ
J.カラド
217
2AFコルセM.モリーナ
A.フォコ
217
3ポルシェGTチームM.クリステンセン
K.エストーレ
217

LMGTEアマクラス

順位チームドライバー周回
1TFスポーツB.キーティング
H.シャベス
M.ソーレンセン
213
2アイアンデイムスR.フレイ
M.ガッティン
S.ボビー
212
3Sステーションレーシング星野敏
藤井誠暢
C.ファグ
212

2022年WEC富士の観戦記は以上。最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。