先日3年ぶりに開催されたWEC。
私はこのカテゴリーが好きで、2012年の復活から毎年富士スピードウェイに訪れていましたが、コロナ禍であえなく中止に・・・。
非常に残念に思っていましたが、今年は3年ぶりに復活を遂げ、もちろん私も富士スピードウェイに。
日本初上陸のハイパーカーマシン、トヨタGR010に、羽根がない!と話題になったプジョー9X8などなど、目も音も楽しませてくれるWECは最高!
ということで、数回に分けてその2022年WEC富士の現地観戦記を書いていきたいと思うので、興味のある方はお付き合いくださいね。
まず第1弾となる今回は、土曜日のフリー走行で撮影した写真から今年のWECマシンをじっくりと見ていきたいと思います。
ザックリ見出し
FP3で3年ぶりにWECマシンと再開!
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例年雨の中行われるWEC富士ですが、今年は土日ともに晴れ予想。こんなに天気が良いWEC富士、いつ以来だろう・・・はじめてかな。開催が10月から9月に変わった関係もあるのかもしれません。
そんな初秋の晴れの土曜日、まずはフリー走行3回目に合わせて、10時前に富士スピードウェイに到着。
コロナ前はほぼ毎月来ていた富士スピードウェイですが、今年は3月のスーパーGT公式テスト以来、半年ぶり。やっぱりサーキットっていいですねえ〜(水野晴郎かっ!)
そしてWECも3年ぶり。コロナ禍で開催が2年連続で中止になり、ホントに待ち焦がれていました!
モータースポーツにおいて3年という歳月はレギュレーションや参戦チーム、マシンなど大きく変化します。
そんな違いをフリー走行で撮った写真を見ながら解説していきましょう。
ちなみに撮影ポイントはダンロップコーナー。この場所はマシンを一番近くで見れる場所。正面からサイド、後方まで、さまざまなアングルでマシンを見ることができます。
ル・マンハイパーカーが日本初見参!
今年日本に初見参したのがル・マンハイパーカー。WECは2020年から最上位クラスがプロトタイプマシンからハイパーカーに変更しましたが、今回WEC富士で初のお披露目です。
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ハイパーカークラスにエントリーするのはトヨタガズーレーシング(以下トヨタ)のGR010ハイブリッド、アルピーヌのA480、そして前戦のモンツァから登場したプジョーの9X8の3機種5台です。
2021年シリーズからハイパーカークラスにエントリーしているグリッケンハウスのSCG007 LMHは、残念ながら今回のWEC富士には欠場です。
ご覧のとおり、トヨタ、アルピーヌ、プジョーの3機種の見た目は大きく違います。
それでは1台ずつ写真で詳しく見ていきましょう。
ル・マンハイパーカーのスタンダード トヨタ・GR010 ハイブリッド
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まずはトヨタが2021年シーズンから使用するGR010ハイブリッド。
一見するとプロトタイプと変わらないように見えますが、よく見る少しだけ市販車に近くなったような・・・。
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2019年WEC富士にて
こちらが2019年のWEC富士で撮影したプロトタイプマシンのTS050ハイブリッドですが、フロント周りやリヤウイング、コクピット上のインダクションポッドなど、デザインは刷新されていますが、基本的にはTS050ハイブリッドの流れを汲んでいますね。
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近年のプロトタイプマシンの定番、フロントフェンダーとコクピット大胆な隙間も健在。この隙間がなんともセクシーだと思うのは私だけ!?
ただリヤエンドの丸みを帯びた造形はハイパーカーを意識しているのでしょうか。
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土曜日のフリー走行では終始話題のプジョー9X8(後述します)とランデブー走行していて、ちょっと興奮してしまいました。
きっとファンを楽しませるために演出してくれたんですよ・・・ね?
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最後は大好きなスローシャッターでスピード感を演出してみます。
まずはシャッタースピード1/30で。
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エンブレムとヘッドライトにピントが合いました。いい感じでしょ?
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バックストレートからダンロップコーナーへのアプローチを同じくシャッタースピード1/30で撮影。
この場所はフルブレーキングポイントで、LMP2マシンではカーボンディスクが真っ赤に焼けるのですが、ハイブリッドマシンは何度撮影してもディスクが焼けません。
ブレーキングのエネルギーを回生に使っているからでしょうか?ご存知の方、コメント欄で教えてください。
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今度はシャッタースピード1/10!フロント周辺以外はブレブレです。
ダンロップコーナーは70km/hほどで通過するコーナーですが、むちゃくちゃ速く見えます。
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こちらもシャッタースピード1/10!
背後にマシンが居ますが車種の判別はできません。
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はい、トヨタGR010ハイブリッドでした。
今回はトヨタの圧倒的地元レースということで、ぜひ素晴らしいレースを見せてください!
WEC富士の話題を掻っ攫った羽根無しマシン プジョー・9X8
今年のWEC富士で一番の注目マシンは・・・トヨタ?
いや、地元のトヨタのマシンGR010ハイブリッドよりも注目を集めていたマシンがプジョーの9X8かもしれません。
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こちらが前戦のモンツァでデビューしたプジョー9X8ですが、何かこのマシンバランスがおかしい・・・。
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そう、レーシングマシンにはあるはずのリヤウイングがない!
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前戦のモンツァラウンドで初登場したこのプジョー9X8ですが、マシン下面でメカニカルグリップを大量に得ているのか、本来重要であるはずのリヤウイングがないんです。
そして近年のハイパーカーやプロトタイプマシンに装着されるような大きなシャークフィンではなく、ボディ形状に沿ってスラントする独特のシャークフィン。
これがプジョーエンブレムのライオンのたてがみのようで、ムッチャカッコいい!
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ヘッドライトやテールライトも市販車のプジョー208や2008のような3本の斜めのLEDが独特です。
Jスポーツの中継曰く、フランス人は人と違うことをすることが良いとされているらしく、9X8はフランスの考え方を地でいっているのでしょう。
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プジョー9X8はプロポーションだけでなくカラーリングも斬新。
レーシングマシンは原色系の鮮やかなカラーリングにするのが一般的ですが、このマシンはなんとグレー。これが逆に新鮮で、すごく目立っていました。
最後は1/30のスローシャッターの写真をどうぞ。
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かつてのLMP1マシンで参戦する アルピーヌ・A480
ハイパーカークラス3台目はフランスのアルピーヌ。
ルノー傘下のこのブランドはF1をはじめ近年モータースポーツ活動を盛んに行なっていて、WECでも2016年からLMP2クラスに参戦して、同年にル・マン24時間を制覇するとともにLMP2クラスのチャンピオンに輝いています。
そんなアルピーヌが最上位のハイパーカークラスに参戦したのが2021年。今年はハイパーカークラス2年目のシーズンになるのですが・・・。
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こちらがハイパーカークラスに参戦するアルピーヌのA480ですが、これハイパーカー?LMP2マシンじゃない??
そこであらためてLMP2マシンと比べてみると・・・
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左がアルピーヌA480で右がLMP2に参戦するインターユーロポルコンペティションが使用するオレカ07ですが、ヘッドライトやノーズなどのフロント周りから、コクピットやその上のインダクションポッド、シャークフィンからリヤウイングまで、造形がほぼ一緒!
そう、アルピーヌA480は全LMP2クラスのチームが使用するオレカ07がベースになっているのです。
ということは、プロトタイプカー?そうなんです。
まあ、みなさん知っていると思いますが、ここまで引っ張ってすみません。
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2019年WEC富士にて
ハイパーカークラスは2021年、2022年シーズンに限り、それまでのノンハイブリッドLMP1マシンでエントリーできるため、2019-2020年シーズンにレベリオンが使用していたオレカ07ベースのR13を引き継いで参戦しているんです。
ということで、アルピーヌA480はハイパーカークラスに参戦してはいるものの、完全にプロトタイプカーなんですね。
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2022年シーズンはWEC富士の前までに全6戦中4戦が終了し、アルピーヌが選手権の首位。
選手権を盛り上げるためにBoPによる車両の性能調整が行われていますが、ハイパーカークラスでかつてのLMPマシンがチャンピオンになってはマズイでしょ?
FIAさんとACOさん、アルピーヌA480にはBoPをもっと厳しく※しなくちゃ、ね?
※富士戦からBoPによりアルピーヌA480の車重が加算されています
オレカ07のワンメイクになったLMP2クラス
お次は土曜日のフリー走行でLMP2クラスです。
個人的にプロトタイプマシンのプロポーションが大好物なので、それを見られるのはWECのみ。
しかも最上位クラスがル・マンハイパーカーとなった今、そのプロトタイプマシンを見れる唯一のクラスがLMP2。
ただそのLMP2マシンも悲しいことに2021年シーズン途中にリジェが撤退し、それ以降オレカ07のワンメイクになってしまいました。
かつてはオレカやリジェの他にもダラーラやザイテック、ローラやロータスなど、さまざまなコンストラクターがマシンを投入していただけに、ちょっと残念です。
ただプレマやAFコルセなど、名のあるレーシングチームもLMP2クラスに参戦を開始しており、エントリー数は4カテゴリー中もっとも多く3年前よりもかなり盛り上がっているようです。
ではLMP2マシンを見ていきましょう。
Jota
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こちらが選手権でトップを走るJotaスポーツの38号車。グリーンの車体が目立っていました。
プレマ
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こちらはF1直下のFIA-F2のトップチームであるプレマ。
3年前にはWECに参戦していませんでしたが、今年からエントリーを開始したようです。
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さすがモータースポーツの名門チームだけあり、カラーリングが素晴らしい!
AFコルサ
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LMGTEプロクラスの名門、AFコルサも今シーズンからLMP2クラスにエントリーを開始しました。
やはり来年からLMGTEプロクラスが消滅するからでしょうね。
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ミラー塗装と旭日旗のような放射状の模様がムッチャ目立っていました。
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アルガルベプロレーシング
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お次も2019年のWEC富士ではいなかったアルガルベプロレーシング。
名前のとおり、ポルトガルのレーシングチームらしいのですが、詳しいことは不明です。
さて、このチームのマシンですが、エンジンカウルに気になる文字が・・・。
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写真だとちょっと隠れてしまっているのですが『MAZDA』って書いてあります。
これって日本の自動車メーカーのマツダでしょうか?
ご存知の方、コメント欄で教えてください。
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リシャールミルレーシング
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リシャールミルは近年モータースポーツのサポートを積極的に行なっている超高級腕時計ブランドですが、このチームの運営は長年LMP2クラスの有力チームだったシグナテックだそうです。
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リシャールミルのロゴしかないシンプルなカラーリングが逆に寂しい・・・。
おそらくリシャールミルが相当の金を出しているのでしょうが、ブランドロゴを大きく掲げていないので、逆に貧乏チームのように見えてしまうのは私だけではないはずです。
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その他のLMP2マシン
個人的にはプロトタイプマシンが大好物なので、ついつい多くの写真を掲載してしまいましたが、おそらくみなさん飽きているのでは?
なのでその他のLMP2マシンはササっと紹介しましょう。
ユナイテッドオートスポーツ
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WRT
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アルティメット
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インターユーロポルコンペティション
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ベクタースポーツ
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リアルチーム by WRT
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翌年からクラス消滅 最終年のLMGTEプロクラス
WECは2023年限りでLMGTEプロクラスの終了をアナウンスしていましたが、現在このクラスに参戦するフェラーリとポルシェは2023年からハイパーカークラスへの以降を決めているため、残ったのがコルベットのみ。
規定では最低2メーカー4台のエントリーが必要なため、1年早く2022年シーズンを最後にLMGTEプロクラスが消滅されることになりました。
来年はプロクラスとアマクラスが合体しプロアマクラスになり、2024年からはGT3マシンに移行します。
ということはプロのバリバリのタイトル争いは今回が見納め。しかも再来年には見慣れたGT3マシンになってしまうということで、LMGTEクラスは特にしっかりと観てきました。
フェラーリ・488 GTE EVO(AFコルセ)
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こちらはフェラーリの準ワークスチームであるAFコルセが走らせるフェラーリ488GTE EVO。やっぱり深紅のフェラーリはカッコいい!
そして3年前にはなかったボンネットのラインも、さすがイタリアンチームだけありセンス抜群です。
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LMGTEマシンといえば立派なリヤディフューザーが特徴で、後ろからのアングルは特に迫力があります。
これがGT3マシンに移行すると見れなくなり超残念・・・。
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シャッタースピード1/30の超スローシャッターで、マシンのフロントフェンダーのロゴにバッチリとピントが来ました!今回のフリー走行でのベストショットかも。
でもね、トヨタらしい無難なスタイリングがちょっとだけ残念かな・・・。
ポルシェ・911 RSR-19
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LMGTEプロクラス2台目はポルシェRSR-19。
このマシンダンロップコーナーで見ていると、妙に甲高い音でした。
排気量を確認するとNA水平対向6気筒の4.2Lと甲高い音色になる要素がない。
なぜあんな音なのか不思議です。
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クラス制覇のためにポルシェがあえて伝統のRRを捨て、ミッドシップ形式に変更した意欲作ですが、このマシンもGT3移行とともに見れなくなってしまうのが残念。
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シボレー・コルベット C8.R
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LMGTEプロクラス3台目はシボレー・コルベット C8.R。
2020年に登場した8代目コルベットの特徴といえばエンジンの搭載位置。コルベットといえばフロントエンジンでしたが、この8代目からミッドシップレイアウトに変更されました。
当然このGTEマシンもサイドに大きな口を開けたミッドシップ・・・ちょっと開口部大きすぎない?
元F1優勝ドライバーや日本チームも参戦 LMGTEアマクラス
最後はLMGTEアマクラスから、気になるマシンを紹介します。
アイロンリンクス
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アイロンリンクスの黄色いフェラーリに乗るドライバーのひとりが、なんとジャンカルロ・フィジケラ!
ルノーやジョーダンでグランプリ3勝を上げ、フェラーリにも所属したフィジケラは、長年 AFコルセからWECに参戦し、現在はアマクラスでエントリーしています。
おそらく今年のWECドライバーの中ではもっとも実績があるのにアマクラスとは・・・。
この名称は新生WEC発足当初から個人的に違和感を覚えています。
まあ、このクラスの主体はジェントルマンドライバーなんだよ、ということでしょうけど・・・。
D’ステーションレーシング
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長くスーパーGTに参戦していたD’ステーションですが、近年国内ではスーパー耐久のみの参戦。
活動を縮小したのか、と思っているファンもいるかもしれませんが、2020年からWECで世界に進出していました。
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星野敏選手と藤井誠暢選手の2人の日本人ドライバーがステアリングを握る、トヨタGAZOOレーシングに続く二つ目の日本国籍チームです。
チームプロジェクト1
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今回のWEC富士で急遽プロジェクト1からエントリーすることになったのが木村武史選手。
2019年から3年連続でフェラーリからル・マン24時間に参戦したフェラーリ使いの木村選手ですが、このWEC富士ではポルシェをドライブしました。
この後行われる予選ではなんと4番手タイムを記録(トラックリミット違反でタイム抹消)し、周囲を驚かせることになります。
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木村選手が社長を務めるRUFのロゴがフロントバンパーサイドに描かれていますね。
3年ぶりに開催されたWEC富士のフリー走行でマシンをじっくりと見てみましたが、今回は以上です。
次のページではファンゾーンを紹介しますので、よかったら下のバナーからご覧ください!
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