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2023年オーストラリアGPは史上初赤旗3度の大波乱!角田裕毅は今季初入賞!

オーストラリアグランプリ、凄かったですねえ。

赤旗がなんと3回!これ、史上初だそうです・・・。

ちょっと前までは事故があってもセーフティカーで先導して自己処理をしていましたが、近年は赤旗でレースを止めてスタンディングスタートで再開するようになりました。スタンディングスタートはレースの醍醐味。この変更は大賛成です。

今回はそれを3度(最後はローリングスタート)も観られるとは・・・最高でしょ!!

残り3ラップからのスタンディングスタートは、後方グリッドのドライバーが勝負をかけて万歳アタックをすることが予想されましたが、やっぱりドンガラガッシャン!

それまでの55ラップはなんだったんだ!という声もありますが、今回はたまたま残り数ラップで赤旗が出たから。この波乱で様々な批判の声もありますが、私たちファンは波乱を期待しています。これからも赤旗再開時のスタンディングスタートは続けて欲しいです。

そんな波乱のレースでしたが、角田裕毅選手はすべてのスタートで事故を回避。さらにレースペースの悪いアルファタウリAT04を限界で走らせていました。本当に彼は成長しましたね(偉そうに・・・)。

ただ、56ラップ目のスタートでは13番手からあの事故をすり抜け5位まで上がったのに、直後の赤旗で再開後のスタートでは11位スタート!?

それまでは赤旗を出すのにモジモジしてたのに、3度目はスパッと決断。もう少しだけレースが続いていたらセクター1通過時のポジションでレースが再開されたのに・・・残念。

運営側はあの事故にビビって、残りの1ラップはセーフティカー先導でチェッカー。

角田裕毅選手は開幕から3戦連続の11位フィニッシュでしたが、4位でゴールしたカルロス・サインツ選手が5秒ペナルティを受けたため、角田裕毅選手は繰り上げの10位。

カワイちゃんと一緒にテレビに向かって「詰めろー!詰めろー!」と叫んでいたのは私だけではないはず。

悔しい10位ですがマシンの性能を考えると角田選手は本当によくやったと思います。初入賞おめでとう!!

ということで、大波乱の2023年オーストラリアグランプリの結果は以下のとおり。

順位ドライバーチーム
1マックス・フェルスタッペンレッドブル
2ルイス・ハミルトンメルセデス
3フェルナンド・アロンソアストンマーティン
4ランス・ストロールアストンマーティン
5セルジオ・ペレスレッドブル
6ランド・ノリスマクラーレン
7ニコ・ヒュルケンベルグハース
8オスカー・ピアストリマクラーレン
9周冠宇アルファロメオ
10角田裕毅アルファタウリ
11バルテリ・ボッタスアルファロメオ
12カルロス・サインツフェラーリ

完走12台の近年稀にみるサバイバルレースを制したのはマックス・フェルスタッペン選手で、2位にルイス・ハミルトン選手、3位にフェルナンド・アロンソ選手とチャンピオン経験者が表彰台を独占。荒れたレースは実力のあるベテランが強いことを証明しました。

いやー、面白いレースでした!

最後に第3戦終了後のドライバーズランキングを見ておきましょう。

順位Pt
1マックス・フェルスタッペンレッドブル69
2セルジオ・ペレスレッドブル54
3フェルナンド・アロンソアストンマーティン45
4ルイス・ハミルトンメルセデス38
5カルロス・サインツフェラーリ20
6ランス・ストロールアストンマーティン20
7ジョージ・ラッセルメルセデス18
8ランド・ノリスマクラーレン8
9ニコ・ヒュルケンベルグハース6
10シャルル・レクレールフェラーリ6
11バルテリ・ボッタスアルファロメオ4
12エステバン・オコンアルピーヌ4
13オスカー・ピアストリマクラーレン4
14ピエール・ガスリーアルピーヌ4
15周冠宇アルファロメオ2
16角田裕毅アルファタウリ1
17ケビン・マグヌッセンハース1
18アレックス・アルボンウィリアムズ1
19ローガン・サージェントウィリアムズ0
20ニック・デ・フリーズアルファタウリ0

マックス・フェルスタッペン選手が開幕3戦2勝2位1回でランキング1位。チームメイトのセルジオ・ペレス選手が続きます。

3戦連続のフェルナンド・アロンソ選手もランキング3位をキープしてワークスを下剋上。

ワークスメルセデスのルイス・ハミルトン選手は今回の2位でランキング4位に浮上しました。

フェラーリ勢は今回はノーポイントに終わり、5位と10位にランクダウン・・・。

中段勢は今年も大混戦。角田裕毅選手は今季初入賞で16位。マシン性能で劣る角田選手ですが今年は勝負の3年目。今回のような安定した走りを今後も見せれば、絶対に未来が開けるはず!

がんばれ角田裕毅!!

次戦はアゼルバイジャングランプリ。

毎年大荒れのバクー市街地コースでのグランプリ。今年も大波乱は必至!?

いやー、楽しみ!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。