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【観戦記】2023年F1日本GP③ F1花火大会開催!?予選編

2023年9月に行われたF1日本グランプリの現地観戦記です。

今回は3回目になりますが、最初からご覧になりたい方は下記バナーからどうぞ。

ヘアピンから1-2コーナー席スタンドへ

ヘアピンで土曜日のフリー走行を堪能した私。次は1-2コーナーへ移動してブルーインパルスの展示飛行の練習とその後に行われる予選を観覧します。

FP3終了後のヘアピン裏。この辺りはまだ歩きやすい。

130Rを過ぎると観客の数は増えていきます。

そしてシケインスタンド下を通り、最終コーナー付近に到達するとご覧の通り大勢のファンで歩くのも困難に。

グランドスタンド裏のGPスクエアでは各所でファンが輪をつくり、

「角田!角田!」

と大盛り上がり。

いや、角田裕毅選手よりも、

「ペレス!ペレス!」

とメキシコ人大応援団の声の方が響いていたかも。

やっとの思いでグランドスタンド裏を通過。

A1席最上段にはフェルナンド・アロンソ選手を応援するオビエドの旗が無数に掲げられ、ちょっと絵になったのでパチリっ。

私の向かうB2スタンドはあの一番奥。まだまだ遠足は続きます。

B2スタンドが見えてきました。後少しです。

やっとの思いでB2スタンドに到着。所要時間は・・・50分!?地方出身の私にとって人混みに紛れながらの移動はキツい!

ただB2席スタンド最上段から鈴鹿サーキットを一望すると、移動の疲れもすっ飛びます。

日本GPにブルーインパルスが飛来!

さあ、お次は楽しみにしていたブルーインパルスの展示飛行。本日土曜日は決勝前セレモニーの練習飛行になります。

程なくして伊勢湾方向から5機のT-4がやってきました。

そしてブワーッとスモークを噴射し登場を演出・・・カッコいい!

ジェット音を奏でながらサーキット上空を通過します。

サ・イ・コ・ウ!

最後は鈴鹿サーキットの上空にハートマークを描いて終了。いやー、最高の思い出になりました。

ただこの日(土曜日)は雲が多く写真はLightroomで修正。決勝日の本番の方がいい絵が撮れたので、その素晴らしい展示飛行の詳しい様子は後日アップします。

大花火大会!?開始の予選Q1!

時刻は15時。まもなく本日のメインイベントである予選が開始されます。グランドスタンドはほぼ満席。

本日は秋分の日ということもありますが、予選日から多くのファンでごった返すグランドスタンドは今までの日本グランプリではなかったと記憶しています。

さあ、コースにマシンが飛び出してきました。予選開始です。

角田裕毅選手もコースイン。

私も含めた多くの日本人ファンが願うのは、角田裕毅選手のQ3進出。それを願って大きな拍手で角田選手の予選アタックを迎え入れます。

ガンバレニッポン!

そして角田裕毅選手がQ1で1回目のアタックを開始。

予選ではギリギリまで車高を落とすため1-2コーナーでは火花が噴出。これがここでの撮影の醍醐味です。

こちらセルジオ・ペレス選手はスモークをドバッと放出。

マシンによっては火花よりもスキッドプレート(プランク)を削り、粉が大量に放ちます。

鈴鹿で好調のオスカー・ピアストリ選手のマクラーレンも、煙と火花を放ちながら予選アタックに突入。

エンジントラブル!?いやいや、こちらウィリアムズのローガン・サージェント選手は派手に噴出。

ただサージェント選手は、本日2度と私の前に現れませんでした・・・。はい、この後最終コーナーでコースアウトを喫し、そのまま終了。

そのクラッシュの影響で予選は赤旗。鈴鹿は一時の静寂に包まれます。

その後再開された予選Q1でも角田裕毅選手が一発を決めて9位。見事Q2進出です。

角田選手のチームメイト、リアム・ローソン選手もしっかりとQ2進出。スーパーフォーミュラで走り慣れている鈴鹿サーキットとはいえ、彼の適応能力は相当なもの。

ちなみにローソン選手の花火は角田選手よりも盛大に噴出していました。同じチームでもセッティングでこうも違うものなのですね。

程なくして予選Q1が終了。通過できなかったのが、バルテリ・ボッタス選手、

ランス・ストロール選手、

ニコ・ヒュルケンベルグ選手、そして周冠宇選手とローガン・サージェント選手でした。

2コーナーが工事中??

ところで2コーナー内側の縁石、気になりませんでした?

これです。

黒と黄色・・・工事中だから避けて通行くださいって??

いやいや、こちらは蜂をオマージュしたカラーリングで、通称バジンコーナーに。バジンとは昆虫の羽音を意味しており、4度の世界チャンピオンで昨年引退したセバスチャン・ベッテルさんが生物保護を含む環境活動の一環として呼びかけ実現した・・・らしい。

・・・って、この後前夜祭に登場したベッテルさんが言っていました。

バジンコーナー内側には蜂小屋も設置されています。

日本のファンに愛されそして日本と鈴鹿を愛してくれたベッテルさんの活動を、私も応援したいと思いました。

予選Q2も突破する角田裕毅!

続いて予選Q2が開始されます。

開始早々に飛び出して行ったのが、マックス・フェルスタッペン選手。

マックス選手はQ1で使用したタイヤにも関わらずQ1のタイムをさらに更新して、使用済みタイヤでの1度のアタックでQ3に進出。完全にタイヤケチケチ作戦を敢行中です。

そのマックス選手を上回り、Q2トップタイムをマークしたのがシャルル・ルクレール選手。まあ、こちらは当然新品タイヤですが・・・。

そしてこのQ2でも魅せてくれたのが角田裕毅選手。Q2最初のアタックでは5位に入り、スタンドが沸きます。

注目のQ2 2度目のアタックでも7番手タイムをマークし、これでQ3進出。もう写真など撮らずに手が痛くなるほどに拍手を送りました。

チームメイトのリアム・ローソン選手は最後に逆転されて11位。DRSを閉じた瞬間の火花も盛大なローソン選手、残念!

2台のアルピーヌと、

ウィリアムズのアレックス・アルボン選手、

ハースのケビン・マグヌッセン選手もQ2敗退となりました。

ポールポジションはマックス!期待の角田裕毅は9位

さあ、運命のQ3。ポールポジションは誰の手にっ!・・・て、まあ大きなミスが無ければマックス・フェルスタッペン選手が獲得するのは周知の事実ですが。

それよりも注目したいのが角田裕毅選手。残りタイヤを考えると1度のアタックで決めるしかない。

そんな期待の角田選手はQ2の自己ベストには及ばないものの、今年注目のフェルナンド・アロンソ選手を上回り9位。明日はシングルグリッドからのスタートになりました!

こちら2コーナーの立ち上がりですが、うわっ、トラックリミットギリギリだっ!気合を入れて攻めていたのね!

ということで予選トップ10は、以下の通り。

10位フェルナンド・アロンソ選手

9位角田裕毅選手

8位ジョージ・ラッセル選手

7位ルイス・ハミルトン選手

6位カルロス・サインツ選手

5位セルジオ・ペレス選手

4位シャルル・ルクレール選手

3位ランド・ノリス選手

2位オスカー・ピアストリ選手

そしてポールポジションは当然マックス・フェルスタッペン選手でした。

マックス選手のポールポジションは完全に読めていましたが、2台のマクラーレンが2-3に入るとはちょっと意外でした。

特に鈴鹿初挑戦のピアストリ選手がフロントローを獲得するとは・・・すごいでしょ!

アルピーヌを蹴ってマクラーレンでデビューした驚異の新人は只者ではなかったか・・・。

ということで、明日のスターティンググリッドが決定した2023年の鈴鹿。この後私はGPスクエアのメインステージで行われる前夜祭に参加するのですが、今回は以上。

興味のある方は下記のボタンから続きをどうぞ。

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1件のコメント

素敵な写真ありがとうございます!
今年も金曜日券でFP1はヘアピン、FP2は2コーナーで見ました。
火花を散らしながら1コーナーへ突っ込んでくるマシンが好きですが、中でもマクラーレンのカラーリングが一番好きですね!

来年は3daysで行きたいです!w

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。