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【観戦記】2023年F1日本GP④ 決勝前夜の鈴鹿は大盛り上がり!前夜祭編

前回は角田裕毅選手が大奮闘した予選の観戦記を多くの写真とともにご覧いただきましたが、第4弾の今回は前夜祭になります。

2023年F1日本グランプリの観戦記を最初からご覧になりたい方は下記のバナーからどうぞ。

琢磨とともに岩佐歩夢が登場!

予選後のファンの楽しみは前夜祭。

今回は予選で角田裕毅選手がマシンのポテンシャルを最高に引き出して9番手グリッドを獲得しただけあり、ファンのテンションはいつにも増して高い。そんな浮かれポンチとともに前夜祭に突入します。

道中ホームストレートの予選順位掲示板で多くのファンは記念撮影。

レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、アストンマーティンという錚々たるチームの中で、テールエンダーのアルファタウリを駆る角田裕毅選手が堂々のトップ10入り。彼の今日のパフォーマンスは凄かったです。

前夜祭は例年グランドスタンドとGPスクエアの2拠点体制。もちろん今年も同様です。

角田裕毅選手を初めグランドスタンドの方がラインナップは比較的豪華ですが、グランドスタンドのチケットを持たない私は座れる可能性が低い。なのでGPスクエアのメインステージへ。ちなみにGPスクエアでもグランドスタンドの様子をモニターで見られます。

会場に到着するとすでにトークショーが行われていました。

登壇者はお馴染み佐藤琢磨選手とともにもう一人・・・誰だかわかります??

ご存知の方も多いでしょう、F1直下のFIA-F2で現在ランキング3位につけている次世代の日本人F1ドライバー最右翼、岩佐歩夢選手です。

今回のステージでも感じたことなのですが、岩佐選手は謙虚で超日本人的!

どこかの22番とは正反対・・・。いや、22番も物怖じせず誰とでも人懐っこく話す姿が超魅力的なのですが、彼の中身は外国人的。

それに対して岩佐選手は喋りは謙虚ですがステアリングを握ると豹変。日本人が応援したくなるタイプの岩佐選手には武士道を感じます。数年後にこのスターティンググリッドに並ぶ日を観たいと思う気持ちが、今回のステージでさらに強くなりました。

ハースの2人が登場!ヒュルケンのファンサービスに沸く

佐藤琢磨選手と岩佐歩夢選手のステージのあとはハースのケビン・マグヌッセン選手とニコ・ヒュルケンベルグ選手が登場。

ちょっと地味目な職人コンビですが、前夜祭初のF1ドライバー登場に会場は大声援を送ります。それに釣られてか、特に今年久々にレギュラー復帰をしたヒュルケンベルグ選手は終始ご機嫌の様子。ファンに手を振りやがてボディパフォーマンスを促したり、マグヌッセン選手のインタビュー中に頭の上に手をやったりと本当に楽しそうでした。

私がよく視聴するYouTubeのF1LIFEチャンネルでは、米家峰起さんが彼の性格についてあまり良いコメントをせず私自身もあまり良い印象を持っていませんでしたが、百聞は一見にしかず。これだけファンサービスに積極的なヒュルケンベルグ選手の印象は完全に変わりました。

イスラエル生まれロシアで育ちフェラーリリザーブのシュワルツマンは超優等生

昨年の前夜祭では多くの現役F1ドライバーが登場しましたが、今回は日本に帯同しているリザーブドライバーやFIA関係者が登壇しました。

こちらフェラーリのリザーブドライバーを務める2021年FIA-F2ランキング2位のロバート・シュワルツマン選手もそのひとり。

ステージでは「日本のファンは本当に素晴らしい」だとか、「ぜひフェラーリを応援してほしい」など、お決まりの話が中心でしたが、その誠実そうな見た目と身振り手振りを交えながら一生懸命に話をする姿を見て、超いい奴じゃん、と思いました。

調べてみるとイスラエル生まれのロシア育ちって、両国ともに戦争の真っ只中・・・。

スポンサーを大切にするF1界でこの厳しい環境なのにフェラーリのリザーブドライバーという地位にいる彼は、相当な才能の持ち主なのかも。彼の今後にも注目してみようと思いました。

平川亮がマクラーレン入り!?

F1日本グランプリでマクラーレンから驚きの発表が!

平川亮選手のマクラーレン入りが決まったらしい・・・。嘘でしょ!?

私はこの前夜祭の最中に知ったのですが、彼ってWECや国内のトップカテゴリーにトヨタから参戦する、超純粋なトヨタドライバーなのにビックリ!

平川選手の希望を叶えるためにトヨタや豊田章トヨタ自動車会長の後押しで今回の発表になったらしい。

国内で活躍する多くのトヨタドライバーの励みにもなるし、ぜひマクラーレンで結果を残して欲しいと思います。

本命メルセデスの2人が登場!ルイスは今年も観客席に乱入!!

そんな嬉しい発表のあとは本日の前夜祭の目玉の一つ、メルセデスのドライバーが登場します。

まず初めに登場したのが昨年同様にルイス・ハミルトン選手。7度の世界チャンピオンはオーラが違います。

やがてジョージ・ラッセル選手も登場。

ハミルトン選手は今年も観客席に乱入!

「レース前のドライバーに何かがあったら大変です。みなさん冷静にお願いします!」

運営側は大迷惑でしょうが、あのルイス・ハミルトン選手が目の前にいるというファンにとってはこの上ない喜びになること間違いなし。いやー、前列の方が羨ましい!

ハミルトン選手はトークショーでファンに飛び込んだり、ドライバーズパレードでも人一倍に手を振ってくれたりと、F1界の超レジェンドはファンサービスも超一流なのです。

日本が恋しいベッテルが帰って来ちゃいました!?

昨年の最後の鈴鹿での前夜祭で主役のひとりだった4度の世界王者セバスチャン・ベッテルさんが今年も鈴鹿に帰って来ました。

前回の予選編で書いたように、生物保護を含む環境活動の一環として来日したベッテル選手。

ただ日本が大好きでファンもベッテルさんが大好き。

前夜祭中もホームストレートをランニングするベッテルさんにファンは大いに反応。

ベッテルさんも終始この笑顔で我々ファンに語ってくれたのが印象的でした。

ナイトピットウォーク

大盛り上がりで終了した前夜祭のあとはナイトピットウォーク。

ただ相当に並んでいたのでこれはパスしグランドスタンドに行ってみると、入り口が開放されていました。

近年のF1では予選終了後にマシンがパルクフェルメ保管されるため、むかしのように夜遅くまでメカニックさんがマシンを整備している姿は見られません。

しかし明日の激闘を前にこのコースやピットロードを歩けることはファンにとっては嬉しい。

ファンがコースに出て来ました。ナイトピットウォークが始まったようです。みなさん、存分に楽しんでくださいね!

ウィリアムズのピットガレージの上には表彰台。明日この表彰台に立つのは誰なのでしょうか・・・。

ということで今回は2023年F1日本グランプリ予選終了後の鈴鹿の様子を見ていただきました。

明日の決勝が待ち遠しい。もちろん一番期待するのは角田裕毅選手。じゃあまた明日ね、鈴鹿!

次のページでは決勝日の様子を書いていますので、興味のある方は下記のボタンからどうぞ。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。