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【観戦記】2023年WEC富士② ル・マン式スタートは壮観!スタート進行編

今回も2023年WEC富士観戦記です。

前回はグランドスタンド裏のファンゾーンの様子を見ていただきましたが、今回はWECのスタート進行からになります。

最初からご覧になりたい方は下記のバナーをクリックしてくださいね。

今回はちょっと控えめ!?室屋義秀のフライトパフォーマンス

スーパーGTの富士戦ではお馴染みの室屋義秀選手によるフライトパフォーマンスですが、おそらくWECでは今回が初。

颯爽と大空に機首を上げるとハンマーヘッド。WECのチーム関係者もこの時ばかりは手を止めて空を見上げます。

ただ・・・私たち富士のファンには見慣れたパフォーマンスですが、今回はちょっとおとなしめ。

いつもはグランドスタンド2階席から見下げるほどの低い高度でホームストレートを駆け抜ける室谷選手。スーパーGTでは、コントロールラインに架かるブリッジに翼端が引っかかりそうになるほどの危ういフライトをしますが、今回はホームストレートは飛ばず、かなりの安全マージンをとっているようです。

そんな姿を見ていると、今までWECで飛ばなかったのは、安全が保証されていないからFIAから止められていたのだが、今回は安全マージンを十分にとることでFIAから許されたのかなと、思いました。もちろん、私個人の見解ですが・・・。

いやでもね、楽しかったですよ。いつものハラハラするほどのフライトではありませんでしたが、楽しめましたよん。

WECオリジナル!ル・マン式スタート スタート進行

室屋義秀選手のパフォーマンス中にマシンはピット出口に居並び、フライト後にコースイン。

そして数周のインストレーションチェックの後にマシンはグリッド中央部に停車し、メカニックが手慣れた手つきでマシンを押してピットウォールに背を向けて停車。ル・マン式スタートを模したWECならではの整列が完成です。

この光景を観て、あらためてWECのスタートが始まることを意識します。イイねえこの光景。

マシンが整列するとグリッドウォークの観客が流れ込み、スタート進行が始まります。

例年は地元小山町に由来するグループによるパフォーマンスですが、ネタが尽きたのか(失礼!)今回は北海道のYOSAKOI集団によるパフォーマンス。

スタンドにはTシャツも撃ち込まれ、ファンも盛り上がりが増していきます。

お次は昨年WEC富士で優勝したトヨタ8号車によるトロフィー返還。

返還後のインタビューで平川亮選手は、

「何で今から優勝するのに返さないといけないのかなあ」

と。

世界を転戦して、受け答えにも慣れてきた?

スタートを間近に控え、グランドスタンドには続々とファンが入場。今年のWEC富士の観客は多い!

その後は国家独唱。

いつもならば場内アナウンスで歌手さんの紹介と規律脱帽のアナウンスが入るが、突然、君が代を歌い出し、グランドスタンドは慌てて立ち上がり脱帽をします。

ちなみに今回は安田レイさんという歌手さん。若い人にはメジャーな方のようですが、おじさん知りませんでした・・・。

君が代独唱中はチームスタッフがマシンの横に整列するのはWECの習わし。

そんなスタート進行も終了し、チームスタッフがグリッドを離れ、ホームストレートにはドライバーのみに。いよいよ、フォーメーションラップの始まりです。

レーススタート!

ル・マン式スタートはもちろんダミー。マシンはマーシャルの号令とともに1台また1台とグリッドを出発します。

そしてル・マン24時間でもお馴染みの映画『2001年宇宙の旅』のテーマが会場に流れ、一気に緊張感が増してきました。

2周のフォーメーションラップを終えたマシンたちは、ホームストレートで一気に車間を詰めます。

そして・・・

スタート!!

6時間に及ぶレースが始まりました。

今回はここまで。次のページではレースの模様を書いていきますので、興味のある方は下記のボタンからご覧ください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。