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2024年F1バーレーンプレシーズンテストが終了 注目の角田裕毅&レーシングブルズは?

すべてのF1チームが新型マシンを発表し、開幕戦が行われるバーレーンインターナショナルサーキットでプレシーズンテストが行われましたね。

出典:https://twitter.com/
motorsportcomtr/status/
1755842826158452936

今年もレッドブルが速いのか?王座奪還を狙うメルセデスのマシンはどうか?古豪復活を期待するフェラーリは?など、注目点が多いシーズン前テストですが、私たち日本人F1ファンの多くは角田裕毅選手と彼が乗るレーシングブルズのマシンの出来がとっても気になります。

その新型マシンVCARB 01は・・・かなり良さそう!

ということで、今回は角田裕毅とレーシングブルズに焦点を当ててF1バーレーンプレシーズンテストをザッと見ていきたいと思います。

プレシーズンテスト1日目

日にちタイム
(タイヤ)
トップとの差
(トップタイヤ)
周回順位
1日目1’34.136
(C3)
+2.792
(C3)
6413/18

初日は午前中のセッションに角田裕毅選手が走行。最初に新型マシンを走らせるのはエースの証ですね。

角田裕毅選手はエアロレーキ(空力測定用の金網みたいなやつ)を装着したりフロービズ(空気の流れをチェックする蛍光塗料)を塗りながら64ラップを周回し、午前中出走した10人のドライバーの中では5番手のタイムを叩き出しました。

レッドブル、フェラーリ、アストンマーティン、マクラーレンとトップチームに次いでの5番手ということで、滑り出しとしてはかなりイイ感じです。

午後はチームメイトのダニエル・リカルド選手にバトンタッチし、なんとトップの王者レッドブルに0.255秒差(4番手)まで迫る好タイムで終了。

昨年のアルファタウリは走り始めからタイムが出ずに苦労しましたが、新生レーシングブルズのマシンの素性はかなり高そう。今年は期待が持てそうです。

ちなみに午前中のみ走行した角田裕毅選手は1日目総合で18人中13番手のタイムでした。

プレシーズンテスト2日目

日にちタイム
(タイヤ)
トップとの差
(トップタイヤ)
周回順位
2日目1’38.074
(C2)
+8.153
(C4)
4017/17

2日目も角田裕毅選手は午前中の走行を担当しましたが、結局この日は全17人中最下位のタイム。

この順位はハード寄りのC2タイヤでレースシミュレーションを行ったためです。

ただフルディスタンスのレースシミュレーションを実施した最中に残念ながら赤旗中断。レースシミュレーションを中止せざるを得なくなりそのままセッションが終了してしまいました。

結局40ラップしか走行ができない不完全燃焼なセッションでした。

一方、午後のセッションを担当したダニエル・リカルド選手はソフト寄りのC4タイヤを履き、この日5番手となるタイムをマーク。本気の走りをすれば今年のマシンは速いんです。

でも、角田裕毅選手の本気アタックが見たいなあ、と思った2日目でした。

プレシーズンテスト3日目

日にちタイム
(タイヤ)
トップとの差
(トップタイヤ)
周回順位
3日目1’30.775
(C4)
+0.453
(C4)
535/19

3日目はダニエル・リカルド選手から引き継ぎ、後半を担当した角田裕毅選手。

前日は不完全燃焼のレースシミュレーションを行った角田選手でしたが、この日は柔らかいC4タイヤで本気ラップを行い、全19人中5番手となる1’30.775を記録。キターッ!!

このタイムは同じC4タイヤで記録したトップのシャルル・ルクレール選手(フェラーリ)から0.453秒落ちの好タイムでした。

いやー、レーシングブルズ調子イイですね。

最後に

結局角田裕毅選手は3日間のプレシーズンテストで157ラップ、849.684kmをほぼトラブルフリーで走行し、以下のタイムでテストを終了しました。

日にちタイム
(タイヤ)
トップとの差
(トップタイヤ)
周回順位
1日目1’34.136
(C3)
+2.792
(C3)
6413/18
2日目1’38.074
(C2)
+8.153
(C4)
4017/17
3日目1’30.775
(C4)
+0.453
(C4)
535/19

プレシーズンテストを終えた角田裕毅選手は、Xで以下のようにポストしています。

とても充実した3日間でした!車への理解を深めシーズンに向けていい準備ができました 来週が楽しみです!頑張ります

引用:https://twitter.com/yukitsunoda07

本人も満足のプレシーズンテストだったようですね。

ただ穿った見方をすると、新たなスポンサーが付き、彼らに期待を抱かせるためにタイムシートの上位を狙いに行った可能性も考えられます。

実際プレシーズンテストではシーズン4基のレギュレーションに抵触しないので、パワーユニットをパワー寄りに振り、燃料を極端に減らして一発を狙ったのかもしれません。

テストでは重量も関係ないので、バラストを減らした可能性も?

同じくタイトルスポンサーが変わったステーク(ザウバー)も好タイムを記録して上位に入っているし、ね。

なーんて考えてしまうほど、好調です。

まあ実際にはシーズンまで3日間という限られた走行時間しかないので、本気でシーズンを見据えてのテストを行なっていると思います。

でも、ロングランはダメかも?

まあ、それはシーズンが開幕してみないとわかりません。

何よりF1マシンは走り出しから一発のタイムが出ないとシーズンは期待できないので、今回のテストを見るとレーシングブルズのマシンの素性は良さそう。期待できそうです。

そして今年の日本グランプリは4月。昨年までの後半追い上げ型では撃沈でしたが、これならば日本グランプリでもよいパフォーマンスが期待できそうですね。

さあ、4年目は勝負の年。それまでの3シーズンの成績を上回る結果を残してもらいたい。そして日本人4人目の表彰台も。鈴鹿??

エース角田裕毅、がんばれ!!

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。