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【2024年スーパーフォーミュラ第2戦】牧野任祐SF初優勝!

本日オートポリスでスーパーフォーミュラ第2戦が行われ、牧野任祐選手が日本トップフォーミュラ初優勝を決めました!

まさに完勝! 独走でしたね!

ということで、オートポリスで行われた2024年スーパーフォーミュラ第2戦の決勝結果はこちら。

順位ドライバーチーム
1牧野任祐ダンディライアン
2岩佐歩夢無限
3坪井翔トムス
4山本尚貴ナカジマ
5太田格之進ダンディライアン
6阪口晴南セルモインギング
7山下健太KONDO
8福住仁嶺KCMG
9野尻智紀無限
10小林可夢偉KCMG
20JujuTGM GP
2023年スーパーフォーミュラ第2戦にて

では優勝した牧野任祐選手のレースを振り返ってみましょう。

フロントロー2番手グリッドを獲得した牧野任祐選手はスタートで一気に加速してポールポジションスタートの岩佐歩夢選手を1コーナーでオーバーテイクして首位に躍り出ます。

岩佐歩夢選手の蹴り出しも悪くなかったのですが、牧野任祐選手の加速が上回り、ポジション取も絶妙でしたね。

トップに出た牧野任祐選手はハイペースで飛ばし、2位山本尚貴選手を徐々に引き離して行きます。

引き離される一方の2位山本尚貴選手は、アンダーカットを狙って規定の10周目の終わりにピットイン。ペースの良い牧野任祐選手はステイです。

そしてレース距離(41周)の半分以上を経過した24周目の終わりに牧野任祐選手がピットインし、タイヤ交換をします。

注目のピットアウトは!?

・・・山本尚貴選手の直前でピットアウト! 事実上の1位を守ります。

でも牧野任祐選手のタイヤはまだ温まっていないから、すぐに抜かれちゃうんでしょ? なんて思っていましたが、あれ? 牧野任祐選手が引き離してる!?

山本尚貴選手の真後ろに牧野任祐選手のチームメイトである太田格之進選手が居てそれが気になったのもあるのでしょうが、牧野任祐選手の冷えたタイヤの使い方がもう完璧!

ここからはもうフレッシュタイヤの牧野任祐選手がレースを完全に支配。2位山本尚貴選手に対して最大で13秒以上引き離してトップを盤石なものにします。

終盤、岩佐歩夢選手が2位に上がりハイペースで牧野任祐選手を追い上げますが、時すでに遅し。

牧野任祐選手はペースをコントロールしながらトップでチェッカーフラッグを受けました。

一般的に初優勝ってセーフティカーが出たり、ピット戦略が大当たりしたりで、結構棚ぼた感があることが多いと思いますが、今回の牧野選手の初優勝はセーフティカーも出ず、ピット戦略も真っ向勝負の通常ルーティーン。

そんな中、隙無し、ミス無し、速さ有りの何度も優勝しているドライバーのような、強い勝ち方でした。

レース後、優勝した牧野任祐選手はJ SPORTSのインタービューでこんな話をしてくれました。

「(6年間)長かったですね。みんなチームメイト勝ってくし、尚貴さんチャンピオンなるし仁嶺も勝って、そのクルマ引き継がせてもらったのに全然成績出なくて・・・ホントに良かったです」

「ボクの人生色々あるんですけど、たくさんの人が支えてくれて今ボクがあるんで、恩返しできるようにこれからも頑張ります」

私たちスーパーフォーミュラファンは牧野任祐選手の実力を疑う余地はなく、優勝することを信じていましたが、本人にとっては本当に辛かったのでしょうね。

いやー、アラフィフのおじさんでも涙を唆る感動的な話でした。

勝ち方を知ったドライバーが一番強い。きっと今シーズンのタイトル争いの台風の目になることでしょう。

おめでとう!牧野任祐選手!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。