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ドライバー固有カーナンバー制導入後のF1カーナンバーの推移(2014-2023)

F1のカーナンバーはどのように決められているか知ってますか?

まあ、F1ファンの方ならばご存知だと思いますが、F1ドライバー自身が【2】から【99】までの数字の中から2年間使用されていない空き番号を選択するいわゆる希望制で、ドライバー固有カーナンバー制と呼ばれています。

この制度は2014年シーズンから始まり2023年シーズンで10年目を迎え、例えば【44】といえばルイス・ハミルトン選手だったり、【16】がシャルル・ルクレール選手だったりと、F1ファンの間ではカーナンバーを見ただけで当該ドライバーが浮かぶほどに浸透しました。

そして10年間が経過し小林可夢偉選手の【10】がピエール・ガスリー選手に、ジェンソン・バトン選手の【22】が角田裕毅選手へと引き継がれたり、中には1度も使われていない番号も・・・。

そこで今回は、2014年以降に【1】から【99】までのカーナンバーを使用した、すべてのドライバーを見ていくことにしましょう。

ドライバー固有カーナンバー制のルール

まずは2014年に導入された、ドライバー固有カーナンバー制についておさらいしてみましょう。

2013年までのルールは、カーナンバー【1】を前年のドライバーズタイトル獲得ドライバーに、カーナンバー【2】をそのチームメイトに与えられ、カーナンバー【3】以降はコンストラクターズ順位によって与えられていましたが、2014年はドライバーの希望する番号をFIAに提出し、番号が与えられるように変更されました。
※競合した場合は前年のドライバーズ選手権の上位者に優先権があった

2015年以降に参戦したドライバーは空いている番号が選択できますが、以前に他のドライバーによって使用されていた番号は2年間の空白期間がないと使用できません。

また途中で番号を変えたい場合は、新規参戦ドライバーと同じルールで変更も許されています。

カーナンバー【1】については、前年にドライバーズチャンピオンを獲得した者に装着する権利がありますが、自身の番号を継続して使用することもできます。

今回の表では上記のルールに則って、以下のように色分けしてみました。

色分けルール
  • 赤文字・・・2023年現在使用中
  • 緑文字・・・2022年まで使用 当該ドライバーが復帰しない場合2025年から選択可能
  • 青文字・・・2021年まで使用 当該ドライバーが復帰しない場合2024年から選択可能
  • グレー文字・・・永久欠番
  • 黒文字・・・2023年現在選択可能

カーナンバー【1】-【9】を付けたドライバー

フェルスタッペンは2023年【1】2年目のシーズン
2022年F1日本GPにて
No.ドライバー使用期間備考
1S.ベッテル
M.フェルスタッペン
2014
2022-
2015年5に変更
2022年33から変更
2S.バンドーン
L.サージェント
2017-2018
2023-
3D.リカルド2014-2022
4M.チルトン
L.ノリス
2014
2019-
5S.ベッテル2015-20222015年1から変更
6N.ロズベルグ
N.ラティフィ
2014-2016
2020-2022
7K.ライコネン2014-2021
8R.グロージャン2014-2020
9M.エリクソン
N.マゼピン
2014-2018
2021

一桁のカーナンバーは一番人気が高く、2014年以来すべての番号が使われており、セバスチャン・ベッテル選手やニコ・ロズベルグ選手、キミ・ライコネン選手などのトップドライバーがこぞって使用してきました。

注目すべきはカーナンバー【1】で、この番号は前年のチャンピオンが唯一つけることが許されている番号ですが、2021年までは使用されませんでした。

それは、チャンピオン獲得者は自身固有の番号を使うこともできるためで、2014年から2020年までに6回チャンピオンを獲得したルイス・ハミルトン選手は【44】を継続して使用し、2016年チャンピオンのニコ・ロズベルグ選手は引退し翌年のグランプリには出場しておらず、2013年のセバスチャン・ベッテル選手が2014年に付けて以来、空き番号になっていました。

しかし2022年から前年チャンピオンのマックス・フェルスタッペン選手が【1】を選択し、8年ぶりにこのカーナンバーがF1に戻ってきました。

一桁台のカーナンバーで空き番号だった【2】は2023年にウィリアムズからデビューしたローガン・サージェント選手が獲得し、2023年現在で一桁台の空き番号は【8】だけになりました。

ドライバー固有カーナンバー制がはじまった2014年から【7】を使用していたキミ・ライコネンが2021年限りでF1を引退したため、彼が2023年まで出走しなければ、同番号は2024年から選択できることになります。

カーナンバー【10】-【19】を付けたドライバー

ルクレールの【16】もかなり定着
2022年F1日本GPにて
No.ドライバー使用期間備考
10小林可夢偉
P.ガスリー
2014
2017-
11S.ペレス2014-
12F.ナスル2015-2016
13P.マルドナド2014-2015
14F.アロンソ2014-2018,2021-
15未使用
16C.ルクレール2018-
17J.ビアンキ2014永久欠番
18L.ストロール2017-
19F.マッサ2014-2017

ドライバー固有カーナンバー制は2014年に導入されており、レギュレーション上で前に付けていた番号を他のドライバーが引き継げるのは2年間使用しなかった場合のため、2017年以降にはじめて訪れることになりましたが、そのはじめてケースは【10】で、2014年シーズンを最後にF1を離れた小林可夢偉選手の番号をピエール・ガスリー選手が受け継いでいます。

西洋では不吉な番号として以前からF1で使用されていなかった【13】は、パストール・マルドナド選手が2014年に選択しましたが、1976年にディビナ・ガリカ選手が付けて以来38年ぶりだでした。

名手フェルナンド・アロンソ選手は2021年に復活し、カーナンバー【14】が2018年以来の復活でした。

【15】は、日本のファンにとってはレイトンハウスのエース番号として思い入れがありますが、2021年現在までドライバー固有ナンバー制では使用された実績はありません。

【17】は、2014年日本グランプリで事故を起こし、その後亡くなられたジュール・ビアンキ選手のカーナンバーとして、永久欠番になっています。

カーナンバー【20】-【29】を付けたドライバー

日本期待の角田裕毅は縁起の良い【22】
2022年F1日本GPにて
No.ドライバー使用期間備考
20K.マグヌッセン2014-2020,2022-
21E.グティエレス
N.デ・フリーズ
2014,2016
2023-
22J.バトン
角田裕毅
2014-2017
2021-
23A.アルボン2019-2020,2022-
24周冠宇2022-
25J=E.ベルニュ2014
26D.クビアト2014-2017,2019-2020
27N.ヒュルケンベルグ2014-2020,2022-
28W.スティーブンス
B.ハートレイ
2015
2017-2018
46から変更
39から変更
29未使用

2022年にF1デビューした角田裕毅選手は、カーナンバー【22】を選択しましたが、この番号は2008年にルイス・ハミルトン選手が、そして翌年にはジェンソン・バトン選手がこのカーナンバーで2009年にチャンピオンを獲得した幸運の番号。

日本期待の角田裕毅選手には、このカーナンバーをさらに大きな番号へとしてもらいたいですね。

その角田裕毅選手の1つ若い番号【21】を選択したのが、ニック・デ・フリーズ選手。チームメイトを意識して選んだのでしょうか・・・。

2022年にアレクサンダー・アルボン選手が復帰し、【23】が復活。

2022年にF1デビューした周冠宇選手は、ドライバー固有カーナンバー制がはじまった2014年以降で初登場の【24】を選択。

ジル・ヴィルヌーヴ選手やフェラーリのエースが付けたカーナンバーとして、F1の歴史上もっとも偉大な番号である【27】は、2014年から2020年までニコ・ヒュルケンベルグが付けており、2022年の開幕戦と第2戦に代役出場を果たしました。

ルールでは2年連続で当該ドライバーがF1に参戦しない場合には、そのカーナンバーは失効となるため、このままヒュルケンベルグ選手がF1に参戦しなかった場合それ以外のドライバーが【27】を使用できるのは2025年以降。

私としては、フェラーリのエースドライバーがこの番号に変更してくれたら、と願っているのだが・・・。2023年にヒュルケンベルグ選手はハースのレギュラードライバーとして復帰。

【27】はまだ当分ヒュルケンベルグ選手のものになりました・・・。

次のページでは、カーナンバー【30】から【99】を使用したすべてのドライバーを紹介します。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
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モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。