Eマウントレンズ選びの旅 vol.2は、いよいよ1本目のEマウントレンズを決めたいと考えています。
ちなみにvol.1はこちらから
ザックリ見出し
前回のおさらい
現在ワタクシぴぴは、SONY α7RⅢ(以下α7RⅢ)というSONY最強のミラーレスカメラを購入しましたが、レンズは1本も所有していない状態です。

言うなれば、ファミコンは持っているがカセットが1本も持っていないという、非常に哀れな状態です。
その現場を打破すべく、vol.1ではCANON EFマウントの高級路線であるLレンズに相当するSONY Eマウントの製品ライン、G MASTER・G Lens・ZESS Lensの中から選んでいくことに決めました。
レンズ焦点距離を決める
なぜα7RⅢを購入したかというと、ポートレート撮影時に一眼レフでのAFポイント移動が煩わしく、瞳AFを駆使し撮影を容易にしたいという経緯からです。
よってEマウントレンズは、ポートレート撮影が中心になります。
そこで、2017年から2018年にかけて撮影してきたポートレートの焦点距離を、Lightroom classic ccのメタデータから調べてみると、以下のとおりになりました。
焦点距離 | 室内ポートレート | 屋外ポートレート | レースクイーン |
-19mm | 0 | 0 | 0 |
20-29mm | 156 (1.8%) | 0 | 0 |
30-39mm | 606 (7.4%) | 0 | 0 |
40-49mm | 595 (7.2%) | 0 | 10 (0.5%) |
50-59mm | 3754 (45.7%) | 0 | 91 (4.3%) |
60-69mm | 350 (4.3%) | 0 | 117 (5.5%) |
70-79mm | 386 (4.7%) | 136 (1.2%) | 686 (32.5%) |
80-89mm | 2364 (28.8%) | 1865 (17.1%) | 824 (39.1%) |
90-99mm | 0 | 144 (1.3%) | 24 (1.1%) |
100-109mm | 0 | 331 (3.0%) | 37 (1.8%) |
110-119mm | 0 | 458 (4.2%) | 10 (0.5%) |
120-129mm | 0 | 698 (6.4%) | 25 (1.2%) |
130-139mm | 0 | 594 (5.4%) | 19 (0.9%) |
140-149mm | 0 | 844 (7.7%) | 44 (2.1%) |
150-159mm | 0 | 554 (5.1%) | 15 (0.7%) |
160-169mm | 0 | 678 (6.2%) | 36 (1.7%) |
170-179mm | 0 | 443 (4.1%) | 8 (0.4%) |
180-189mm | 0 | 838 (7.7%) | 13 (0.6%) |
190-199mm | 0 | 316 (2.9%) | 10 (0.5%) |
200-209mm | 0 | 2758 (25.3%) | 140 (6.6%) |
210mm- | 0 | 0 | 0 |
TOTAL | 8211 | 10912 | 2109 |
室内ポートレート

室内ポートレートは24-70mm F4・50mm F1.2・85mm F1.4の3本を持っていくことが多いのですが、24-70mm F4では明るさが足りずシャッタースピードが稼げず、ボケも少々物足りません。
85mmでは望遠すぎて室内では全身が写せません。
室内ポートレートの理想は、35mmから70mmの焦点距離でF2.8以上の明るさです。
屋外ポートレート
屋外ポートレートでは70-200mm F2.8と85mm F1.4を持参しますが、85mmは全身ポートレートでも焦点距離が足りないことが多く、70-200mmがメインとなります。
レースクイーン
サーキットのレースクイーン撮影は、85mm F1.4と70-200mm F2.8を持ち込むことが多いです。
85mm付近をメインに使用しますが、たまに200mm付近でバストアップを撮影することもあります。
上記の結果から、理想は焦点距離が35-200mm、明るさはF2.8以下となるのですが、そのような便利なズームレンズはありませんよね。
候補レンズ
そこで屋外ポートレートで使用する望遠ズームは次の機会にし、1本目は標準レンズに絞って決めていきたいと思います。
あっ、書き忘れましたが最初はズームレンズにしたいと考えています。
で、候補に上がったのが以下になります。
候補1.FE24-70mm F2.8 GM SEL2470GM
SONYの技術の粋を集めて製作されたというG MASTERレンズは、是非とも所有してみたいと思います。
F値2.8というのも魅力ですよね。
しかしね、考えてみたらαシリーズは手ぶれ補正機能はボディ側に搭載されてるから、レンズには非搭載・・・ ちょっとお値段高くないですか?
候補2.FE24-105mm F4 G OSS SEL24105G
こちらはG Lensのシリーズになります。
価格.comでは長いことレンズ部門の売れ筋No.1を記録している大人気レンズで、描写力が素晴らしいと評判です。
F4と先ほどのG MASTERに比べると1段暗いですが、テレ端が105mmまで使えるのは助かりますね。
候補3.Vario-Tessar T* FE24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z
SONYとカールツァイスが共同開発したレンズ。
金額的にはかなり魅力的ですが、特に特徴はなさそうな・・・。
候補4.TAMRON 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD (Model A036)
こちらはタムロンが2018年5月に発売したばかりのEマウント用レンズ。
F2.8の明るいズームレンズで、描写も相当良いと評判で、よく売れているみたいですね。
ただ私、1本目は純正レンズを購入したいので、こちらはスルーと致します。
ぴぴさん1本目のEマウントレンズはこれだ!
そして今回Eマウント1本目のレンズは・・・。
ドコドコドコ・・・
ジャン!
FE24-105mm F4 G OSS SEL24105Gに決定!!
はい、ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりでしたよね。
何と言ってもテレ端が105mmまで使えることが決めてでした。
そしてもう一つ、「1番売れているのが1番いいじゃん」といういかにも日本人的な考え方。
色味やボケ味や解像度など、所有してじっくり使ってみなければわかりませんよね。
だからとりあえず、他の人が良く評価しているこのレンズを買ってみることにします。
それでは今回はここまで、次回までに購入し開封の儀を行いたいと思います。

素晴らしい解析能力ですね! 自分の撮影スタイルを数値化して分析するとはスゴイ!
選んだ焦点距離は間違えありませんね!(^_-)
私はモデルさんを撮影することが多いため、EF35f1.4L Ⅱを多様します。
EF85 f1.4 is もポトレレンズと言われるレンズですが、待ちわびて買ったものの、ぴぴさんお言う通り室内では全身は撮れないし、背景の映り込み狙うと相当離れる必要があるし、私の作風には85mmが合わないというのが実感です。
その半面、70-200は使えますよね、キレキレのピンとボケで!
やはり、標準ズームと呼ばれる焦点距離は抑えるべきだと思います。
マイクさん、コメントありがとうございます。
EF35mm F1.4L Ⅱ USMをお持ちなんですね・・・室内ポトレには最適の距離、羨ましいです。
私はまだポトレ初心者、今までズームレンズばかりで単焦点の基本である足で動いて焦点距離をつくることができずにいます。
今回は標準ズームで妥協する予定ですが、いずれはマイクさんみたいに35mmを上手に使いこなせるよう精進したいと思います。
本日のデジカメinfoに、CANONフルサイズミラーレスが2018年9月第2週に発表されるかもしれないとの記事がありましたね。
SONYに手を出した私にとっては、楽しみのような・・・複雑な気分です。
ぴぴさんお疲れ様です。
私もまだまだ、使いこなせてはおりませんが、それなりにモデルさんとの距離を開けたり寄ったり楽しんでおります。 85mmだと距離開けっぱで、ちっとも面白くないので私にはどうも合わないようなwww
え!Canonのそんな噂が出ましたか! Nikonは一昨日それを匂わせるムービーが巷で流れていましたので、Nikonが先行すると思いましたが、やはり2大メーカーいよいよ動き出したようですね。
とりあえず現状の5D4をメインに今後ミラーレスが出てくれれば、2台体制でEFを使い込んで行ければと妄想しておりますwww
しかしまた40万前後とかしそうですよね トホホ( ;´д`)ノ|柱|
マイクさん、こんにちは。
なるほど、35mmの使い方勉強になります。85mmは室内ではモデルさんと相当距離を開けなきゃなので、会話も楽しめず表情も固く感じられます。
CANONフルサイズミラーレス発売の件はあくまで噂みたいですが、Nikonが正式に開発発表をした以上、CANONもまもなくでしょうね。
それにしてもレンズマウントの噂が一向に出ません・・・ はたしてEFマウントの行く末は如何に!?
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