フェラーリ・246P F1
- 出走時期・・・1960年
- デザイナー・・・ヴィットリオ・ヤーノ、カルロ・キティ
- エンジン・・・Dino246
- ドライバー・・・リッチー・ギンサーなど
フェラーリ初のミッドマシンであるフェラーリ156F1(後述)の暫定テスト車両として製造されたのがフェラーリ246P F1です。
うーん、名前はフェラーリ246F1に近いのですが、見た目はまったく別で、エンジンもフロントからミッドシップ。
このマシンが実戦に投入されたのかは分かりません。
フェラーリ・156F1
- 出走時期・・・1961年-1964年
- デザイナー・・・カルロ・キティ
- エンジン・・・Tipo178
- ドライバー・・・フィル・ヒル、リッチー・ギンサー、ジョン・サーティースなど
フェラーリ初のミッドシップマシンがフェラーリ156F1です。
フロントノーズに大きなエアインテークが2つあり、『シャークノーズ』という愛称が付けられていましたね。
このマシンかなり戦闘力があったらしく1961年にダブルチャンピオンを獲得し、1964年まで長く使用されました。
こちらはカルッツォブランド。
ノーズセンターやコクピット前にエアインテークがあり、かなり仕様が異なりますね。
こちらは晩年の1963年仕様。
特徴的なシャークノーズがなくなり、通常のフォルムに換装されています。
フェラーリ・158F1
- 出走時期・・・1964年-1965年
- デザイナー・・・マウロ・フォルギエリ
- エンジン・・・Tipo205B
- ドライバー・・・ジョン・サーティース、ロレンツォ・バンディーニなど
1964年シーズンを制したマシンがフェラーリ158F1です。
156F1の後継として設計された158F1ですが、設計がカルロ・キティからその後フェラーリのF1マシンを長く手掛けることになるマウロ・フォルギエリに変更しました。
エンジンはV型6気筒からV型8気筒に変更され、パワーアップが図られています。
個人的にはこの水色のホイールが印象に残っています。
この白地にブルーのマシンも有名ですね。
フェラーリ・1512F1
- 出走時期・・・1964年-1965年
- デザイナー・・・マウロ・フォルギエリ
- エンジン・・・Tipo207
- ドライバー・・・ジョン・サーティース、ロレンツォ・バンディーニなど
前述の158F1にV型12気筒エンジンを搭載したモデルがフェラーリ1512F1です。
このエンジンはバンク角180度で、1970年代の水平対抗12気筒(ボクサー)エンジンの礎となりました。
ちなみにこの1512F1と158F1はフェラーリ初のFRPボディだったらしいです。
FRPなんてクラッシュしたら吸収してくれないでしょ!危険すぎる・・・。
こんなカラーリングもあったようです。
さすがイタリア。センスありすぎだぜ!
フェラーリ・246F1-66
- 出走時期・・・1966年
- デザイナー・・・不明
- エンジン・・・不明(2.4L)
- ドライバー・・・ロレンツォ・バンディーニ
次に紹介するのがフェラーリ246F1-66。
このマシンについては調べてみても詳しく書いていないのですが、1966年のモナコグランプリを走っている写真がフェラーリの公式サイトにあったので、間違いなくF1に参戦したフェラーリマシンです。
それ以上は・・・分かりません!
フェラーリ・312F1
- 出走時期・・・1966年-1969年
- デザイナー・・・マウロ・フォルギエリ
- エンジン・・・Tipo218、Tipo242、Tipo242C、Tipo255C
- ドライバー・・・ジョン・サーティース、ロレンツォ・バンディーニ、クリス・エイモン、ジャッキー・イクスなど
1966年に登場したのがフェラーリ312F1です。
今までのマシンと比べると一気に大きくなり、葉巻型のボディやタイヤがかなり太くなっています。
そう、この年からF1のレギュレーションは1.5Lから3.0Lに排気量を倍増しました(NAエンジン)。
こちらはマテルのモデル。
1967年モデル。
エアインテークの形状やボディワークなどフォルムも変わっていますが、目を引くのは特徴的な白いマフラーがVバンクの内側から出ていますね。
こちらは1968年モデル。
この年からF1は空力に目覚めます。
そう、ウイングの登場。
なんか変なところにウイングがついていますが、F1ではじめてウイングを装着したマシンがこの312F1(とブラバム)です。
そして1969年になるとそのウイングは私たちが見慣れたフロントリヤの所定の位置に装着されます。
だんだん今のF1マシンらしくなってきましたね。
次のページでは1970年代のフェラーリF1ミニカーを紹介します!