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【観戦記】ニスモフェスティバル2022① 過去にタイムスリップしたかのような富士スピードウェイ

富士スピードウェイの年間最後のビッグイベントといえばニスモフェスティバル。

国内のモータースポーツファンの中でも特に熱狂的として知られる日産ファンはもちろんのこと、多くのモータースポーツを愛するファンが集うイベントとして定着しています。

そんなニスモフェスティバルは2020年と2021年の2年間コロナ禍で中止を余儀なくされましたが、今年は3年ぶりに開催。

2022年の日産勢はスーパーGTのGT500 GT300両クラスでチャンピオンを獲得。さらにスーパー耐久でも最上位のST-Xクラスを制覇し、日産にとっては素晴らしい年になりました。

そんな今回は日産のカーナンバーと同じ23回目の神回ということもあり、各カテゴリーのチャンピオンや有力ドライバー、そして日産の現役マシンはもちろんのこと往年のマシンも多く迎えて、盛大に行われました。

ということで私もニスモフェスティバル2022を観戦に行ってきましたので、今回から数回に渡り、観戦記を書いていきたいと思います。

記録的な渋滞の東ゲート前

8時30分に富士スピードウェイ東ゲートに向かう県道に入ると長蛇の列。今年訪れたWEC富士やスーパーGT公式テストでもこのような渋滞はなく、多くのファンが3年ぶりの開催を心待ちにしていたのでしょう。

そして渋滞の車列を見て思ったこと、

「日産車以外も多いじゃん」

私もその他のメーカーなのでちょっと不安でしたが、これを見て安心。

ゲート前でガードマンさんに話を聞くと、記録的な混雑だとのこと。コロナが終息に向かう中制限を解除した始めてのイベントだということもありますが、ニスモフェスティバルは特に多いとも話をされていました。

日産ヒストリックカーエキジビションレース

さて、富士スピードウェイに到着して駐車場にクルマを止めると、ピエール北川さんの名調子が聞こえてきました。

どうやら日産ヒストリックカーエキジビションレースがもうすぐ始まるようで、まもなくしていにしえのマシンがコースに出てきました。

1970年代のツーリングカーマシンということで、個人的には私のテリトリーではありませんが、メカメカしいレーシング音は大好物。

さっそく駐車した場所から一番近いAコーナーに向かいます。

そしてスタート。数十台ものクラシックレーシングカーがレースをする様は見応えがあり、使い古された言葉ですが本当に1970年代にタイムスリップしたのか、と思ってしまいます。

そしてマシンが過ぎ去ると焼けたオイルの匂い。

燃費やマスキー法などお構いなしだった時代の排ガス臭は、モータースポーツファンには懐かしい匂いに感じます。

まあ、私が生まれた頃なので、記憶は定かではありませんが・・・。

今年は新型Zが登場した記念すべき年なのか、ヒストリックカーエキジビションレースにもかつてのフェアレディZがエントリーしていました。

全米で人気を誇った流麗なフォルムは、今の時代でも十分にカッコいい!

エキジビションレースなのに縁石を使いながらかなりのレーシングスピードでAコーナーを駆け抜けていきます。

遠くに見える1-2コーナーではクルンクルンとスピンするマシンもチラホラ・・・。壊れちまったら元も子もないのに・・・。

ただ、それでもスピードはそれなりなので、シャッタースピード1/30でもかなりの成功率でした。

ちなみに車種は・・・分かりません。。。ご存じの方、下のコメント欄で教えてくださいね。

グランドスタンド裏は歴代フェアレディZとスカイラインGT-Rのオンパレード!

日産ヒストリックカーエキジビションレースを堪能した後は、グランドスタンド裏のイベントスペースに行ってみると、ご覧の人だかり。

スーパーGTのシリーズ戦並みのファンの数で、間違いなく9月に行ったWEC富士よりも人が多い!

3年ぶりの開催もさることながら、天気に恵まれたことも多くの観客が訪れた要因かな・・・いや、WEC富士も晴天だったから、やっぱり日産ファンは熱狂的だね。

グランドスタンド裏はステージでのファンイベントは行われていませんでしたが、今回のイベントの主役であるフェアレディZがズラリと並んでいました。

初代のS30、S130、Z31、Z32、Z33、Z34、そして最新のZ34まで、タイプごとに整列。

ご覧のように希少なZ31もこれだけ並ぶとマジでカッコよかったです。

そして日産のフラッグシップスポーツカーといえば(スカイライン)GT-R。フェアレディZと同じくタイプごとに展示されていました。

個人的にはR34 GT-Rが断然好き。

このクルマをベースにしたスーパーGTマシン(後ほど)は、歴代のGTマシンでもっともデザイン的に優れていると思っています。

パドックエリアが解放

スーパーGTなど大規模イベントの時には入場チケットとは別にパドックパスが必要なパドックエリアも、今回は解放されています。

しかし今回のニスモフェスティバルではとんでもない数の観客がなだれ込み、移動するにもやっと。

いつものパドックエリアにはトランスポーターが居並びますが、今回そのスペースには日産系ショップのカスタムカーが所狭しと展示されています。

また、屋台も多く出店してまさにお祭りの様相でした。

3年ぶりのニスモフェスティバルはとにかく観客の数がすごい。

そんな彼らのお目当てのひとつが日産歴代のレーシングマシンの展示&走行。

ピットガレージには全日本GT選手権やスーパーGT、ル・マン24時間やデイトナ24時間で活躍した歴史的名マシンが所狭しと展示され、中には実際に走行もしてくれましたが、その様子は次のページで紹介してみたいともいますので、興味のある方は下のバナーからどうぞご覧ください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。