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国内レースって最近大きな事故が多くない??

先日のスポーツランドSUGOで行われたスーパーフォーミュラ第3戦決勝。降り頻る雨と濃霧の中でしたが、フォーメーションラップがスタートします。

まあ、こんな深い霧と激しいなので、何周にも渡りセーフティカー先導でレースが進行すると思いましたが・・・ 6周目からレーススタート!?

えっ!こんな雨と霧でレースをするの?? きっと、多くの視聴者も私と同じことを思ったでしょう。

同じく解説の脇阪寿一さんも、

「えっ!行くんだ!」

「ドキドキしてきた!!」

と。

そしたら案の定。スタート直前の高速の最終コーナーで大嶋和也選手が大クラッシュ。マシンが大破し、再度セーフティカーが導入されます。

「やっぱりこんな悪天候じゃ、無理でしょ」

と思っていたのも束の間。

13周目からレースが再開されると、その周の最終コーナーで今度は阪口晴南選手が大クラッシュして今度は赤旗・・・。

思えばこの日の午前中のウォームアップ走行でも山本尚貴選手が最終コーナーでクラッシュ。ホームストレートでは岩佐歩夢選手がアクアプレーニング現象によりスピンしています。

近年のフォーミュラマシンは車高が低くダウンフォースが命なので雨はとっても苦手。さらにこの濃霧と前マシンの巻き上げる水飛沫で、低いコクピットのフォーミュラマシンの視界は恐ろしいほど悪いと想像できます。

よく、こんな状況でレースを行うなあ・・・。

先日行われたル・マン24時間は、深夜の雨で何時間にも渡りセーフティカー先導によりレースが進行。F1でも雨が降ると長い間ディレイとなるように、最近の国際格式レースではドライバーの安全に十分配慮して開催されます。

しかし、こと日本のレースではドライバーの安全が置き去りになっているような気がしてなりません。

でも運営側はドライバーの意見をしっかりと聴いてます、と答えるでしょう。

ドライバーたちは口々に、

「サーキットに来ている方のためにぜひレースをしたいです」

などと答えますが・・・それって本音??

彼らの多くは国内トップフォーミュラの21席のシートをなんとか射止めた面々。自動車メーカーやスポンサーの手前レースをしたいと言わざる負えないでしょうが、本音は怖くて仕方がないはず。

興業的にはレースを開催したいのはわかりますが、その辺りを鑑みて中止という決断をするべきだと切に願います。

今回のように雨のレースではありませんが、昨年スーパーフォーミュラ第7戦で4台が絡むマルチクラッシュがありました。

また昨年はスーパーGTでも、ここスポーツランドSUGOで山本尚貴選手が大怪我をしましたし、鈴鹿では松田次生選手がマシンの骨格だけになるほどの身の毛がよだつほどのクラッシュを起こしました。

悲しい事故にはなりませんでしたが、近年国内レースでは恐ろしいクラッシュが増えているような・・・。

「近年のレーシングマシンは安全になりましたね」

って?

いや、ただの偶然でしょ!

一歩間違えば、ドライバーが・・・そんなこと考えたくありません。

JRPやGTAにはレースが危険なスポーツだということを再認識してもらいたい。

私たちが大好きなモータースポーツの主役たちに何かがあってからでは遅いのです!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。