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ベネトンB194【ミニカーで振り返るレーシングマシン】vol.51 シューマッハ初のチャンピオンマシン

1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はベネトンが1994年のF1に参戦するために開発したベネトンB194を取り上げていきたいと思います。

マシンデータと戦績

まずはベネトンB194の主要諸元をチェック。

年式1994年
カテゴリーF1
チームベネトン
マシン名B194
デザイナーロリー・バーン(チーフデザイナー)
ロス・ブラウン(テクニカルディレクター)
エンジンフォードV8ゼテックR

デザイナーはロリー・バーンとロス・ブラウンの黄金コンビ。

シューマッハを加えた3者は、のちにフェラーリで黄金期を迎えることとなる。

つづいてベネトンB194の戦績。

コンストラクターシューマッハフェルスタッペンレート
シーズン順位2位1位10位24位
シーズンポイント103P92P10P1P
優勝8回8回0回0回
ポールポジション6回6回0回0回
ファステストラップ8回8回0回0回

シューマッハが2戦の失格2戦の出場停止を物ともせず、初のチャンピオンを奪取したが、マックス・フェルスタッペンの父であるヨス・フェルスタッペンの不振で、コンストラクターズタイトルはウィリアムズに奪われた。

シューマッハが2戦失格・2戦出場停止も自身初のチャンピオンに!

前年のイエローのキャメルカラーから、日本のJTがマイルドセブンブランドでメインスポンサーになったため、マシンはマイルドセブンのブルーに一新された。

前年までアクティブサスペンションや4WSといったハイテク装備を満載していたF1だったが、1994年からレギュレーションで規制されたが、1993年のB193Bのコンセプトは引き継がれたため、見た目に大きな違いは見られない。

エンジンは究極のV8と歌われたフォードのV型8気筒を前年同様搭載したが、HBエンジンから新たに開発されたゼテックRエンジンに変更した。

本来はV型12気筒に変更を検討していたフォードだったが、8気筒を続行し、この年から給油解禁となったことで、燃料が減ると大幅にペースが上がる特性が有利に働き、ハーフタンクでのペースの良さで他チームを圧倒した。

アイルトン・セナの逝去で、F1の主役に立ったシューマッハだったが、その代襲は凄まじく、2戦の失格と2戦の出場停止というFIAの極端とも取れる裁定もあり、最終戦のアデレードではチャンピオンシップのライバルであったデーモン・ヒルをわざと(?)ぶつけてリタイヤに追い込んだりもしたが、結果自身初のドライバーズチャンピオンを獲得した。

ベネトンB194のミニカーを実車のように撮る!

それでは1/43のベネトンB194を撮影してみたいと思う。

もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』。

1994年のチャンピオンマシンであるベネトンB194、カーナンバー5は若きミハエル・シューマッハのマシン。

ノーズ下とフロントウイングに貼られた蛍光オレンジの識別マークからでも、シューマッハのマシンと判断できる。

この年ウィリアムズFW16が流行らせたリヤ中段およびロワウイングの3D形状を、第7戦フランスグランプリからベネトンB194も採用。

リヤウイング翼端板左側に付いているシルバーのパーツはご存知オンボードカメラ。

当時は様々な場所に取り付けていた。

前年までのキャメルに変わりこの年から日本たばこ産業がマイルドセブンブランドでベネトンのメインスポンサーになり、マシンのカラーリングはイエローから水色に一新された。

翌年からベネトンのコーポレートカラーであるグリーンのスペースが少なくなり、水色とホワイトをベースとしたものになるため、水色とグリーンのカラーはこの年だけだった。

ベネトンB194をグリッドに移動し、この年6度獲得したポールポジションの位置に。

奥に見えるのはこの年ライバルとなったデーモン・ヒルのウィリアムズFW16。

ベネトンB192から取り入れた特徴的なバナナノーズはB194でも採用。

マシンの色がイエローからブルーに変わり、もはやバナナではなくなってしまったが・・・。

ライバルマシンと比べて極端にサイドポンツーンが高かったのもベネトンB194の特徴で、『BENETTON SPORTSYSTEM』のロゴが映えていた。

ドイツグランプリではこの『BENETTON SPORTSYSTEM』のロゴがドイツのミニカー界の老舗である『MINICAMPS MODEL CARS』というロゴに変えられましたが・・・さすがにライバルメーカーであるixoが製造するモデルだけに、MINICAHAMPSというロゴは入らない。

大きなディフレクターも当時流行った。

第6戦からラム圧効果低減を目的にレギュレーションでエンジンカウルにスリット状の穴が開けられていたが・・・省略。

リヤの3Dウイングは第7戦からなので本来は開けられているはずなのに・・・。

以上、1/43のベネトンB194を実車のように撮影してみた。

今回登場したミニカー

今回撮影に登場したミニカーを紹介してみたいと思う。

【ixo製】ベネトンB194

デアゴスティーニのF1マシンコレクション4号で、ixoが製造したモデル。

【ixo製】ウィリアムズFW16

デアゴスティーニのF1マシンコレクション54号で、ixo製のモデル。

ウィリアムズFW16【ミニカーで振り返るレーシングマシン】vol.55 セナの悲しみを越えてヒルが躍進したマシン

【マテル製】フェラーリ412T1

マテル製で、2012年ごろ?に発売した通常ラインナップよりも上級のモデル。

フェラーリ412T1【ミニカーで振り返るレーシングマシン】vol.56 フェラーリ4年ぶりの優勝マシン

最後に

冒頭でも書いたとおり、ベネトンB194は、ミハエル・シューマッハ、ロス・ブラウン、ロリー・バーンの黄金トリオにより、初のチャンピオンを獲得したマシンだった。

その黄金トリオは翌1995年にもチャンピオンを獲得し、2年連続して栄冠を勝ち取る。

その後シューマッハは2年連続のチャンピオンを提げて名門フェラーリに移籍し、ブラウンとバーンもそれに追随することとなり、2000年から2004年にかけてフェラーリ史上に残る活躍を見せるのであった。

以上、今回は1/43のベネトンB194を実車のように撮影し、実車の現役時代を振り返ってみた。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS