1/43 メルセデス MGP W01 ミニカーコレクションvol.10 〜実車のように撮り実車を語る〜

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

わたくしぴぴのミニカーコレクションから1台にスポットを当て、実車のように撮影し実車を語るシリーズの第10弾は、メルセデスベンツが1955年以来のF1ワークス参戦をした2010年マシン、メルセデスMGP W01を取り上げたいと思います。

1955年メルセデスベンツがワークス参戦をやめた理由

現在のF1は、メルセデスベンツのワークスF1チームであるメルセデスAMGがトップコンテンダーとしてF1を席巻していますが、半世紀以上前の1955年、突如としてF1を初めとするモータースポーツへの参戦を取り止めました。

理由は、1955年のル・マン24時間レースでピエール・ルヴェー選手の乗るメルセデス300SLRがクラッシュし、エンジンやサスペンションなどの部品が観客席に飛び込み、200人以上の観客が死傷し、この事故でメルセデスは全てのモータースポーツ活動から撤退しました。

メルセデスはそれ以来、1980年代までモータースポーツ活動に復帰することはありませんでした。

そしてモータースポーツの頂点であるF1へは、1993年にエンジンサプライヤーとして、2010年にコンストラクターとして復帰するのでした。

今回取り上げるメルセデスMGP W01は、55年ぶりにWの型式が与えられたメルセデスのF1マシンとなったのです。

ミハエル・シューマッハが復帰

メルセデスのF1コンストラクター復帰とともに注目されたのが、ミハエル・シューマッハ選手のF1復帰です。

F191勝を誇るミハエル・シューマッハ選手は、2006年数々の記録を残しF1を去りましたが、このメルセデスMGP W01で4シーズンぶりにF1に復帰しました。

ベネトンやフェラーリで一時代を築いたシューマッハ選手ですが、元々F1に上がる前はメルセデスジュニアチームで活躍していたため、最後にメルセデスに感謝の念で復帰したとも言われました。

しかしさすがのシューマッハ選手も41歳という年齢には勝てず、若手筆頭株のチームメイト、ニコ・ロズベルグ選手の後塵を拝することとなりました。

余談ですが、2013年のスキー事故で療養中の彼が、また我々の前に帰ってきてくれることを願っています。

ミニカー紹介

今回登場するミニカーを紹介します。

メルセデスMGP W01 #3 ミハエル・シューマッハ

ミニカーの老舗、ポールズモデルアートのミニチャンプスシリーズです。

フェラーリF10 #8 フェルナンド・アロンソ

フェラーリF1の独占販売権を所有する、アメリカのマテル製です。

フェラーリF60 #4 キミ・ライコネン

同じくアメリカのマテル製です。

ブラウンGP BGP001 #22 ジェンソン・バトン

デアゴスティーニ『F1マシンコレクション』23号、IXO製です。

実車のように撮る!

それではメルセデスMGP W01を撮影します。

今回ももちろんテーマは『実車のように撮る!』です。

ファクトリーでマシンをチェック!

今回から導入するファクトリー風のジオラマで、まずはマシンのディティールを見ていきましょう。

10cmあまりの大きさにもかかわらず、さすがミニチャンプス製だけあり細部に至るまで細かく作り込まれています。

よくできていますがちょっと気になるのがノーズのピトー管・・・ ちょっと太すぎないですか?

現在のF1と比べると、非常に短いホイールベースです。

この頃から年々長くなっていきます。

ちなみにホイールベースを長くすることで、表面積を増やしダウンフォースを稼ごうとしているそうです。

それと引き換えにコーナーでのクイックな動きが奪われますが、それでもダウンフォースが欲しいそうです。

2010年のF1を戦ったフェラーリF10とのツーショット。

インダクションポッドの奥に一本物のロールバーがうかがえる

メルセデスMGP W01の最大の特徴は、ドライバー後方のインダクションポットの形状です。

隣のF10と比べるとよくわかりますが、おにぎり型で高さをかなり抑えており、インダクションポッドの中に一本物のロールバーが貫通しています。

第5戦のスペインGPからその形状を大幅に変更し、インダクションポッドを後方に移動し、一本物のロールバーがあらわになり非常にカッコ悪い(失礼!)カタチになりました。

しかしこの独創的なインダクションポッドは、どこのチームも真似することなく、この1台のみで終了してしまいました。

フェラーリF10と比べると、メルセデスMGP W01の方がノーズの傾斜が急ですね。

フェラーリの前年型マシンF60(写真右)を加えてのちりとり三連発!

2009年よりマシン形状が大きく様変わりし、幅広になったフロントウイングと、狭く高くなったリヤウイング。

見慣れてくればかっこよく見えると言われていましたが、結局最後まで見慣れなかったです。

メルセデスGP(現メルセデスAMG)は、2009年末にブラウンGPを買収したため、前年のマシンと言ってもいいブラウンGP BGP001とのツーショット。

ご存知のとおり、ブラウンGPは2008年までホンダF1でした。

あの年ホンダがF1を撤退していなければ、と今でも残念に思います。

サーキットで撮る!

さあそれではメルセデスMGP W01のミニカーを、サーキットに持ち込んでみましょう。

ちなみに今回からグランドスタンドの観客を設置してみましたが、雰囲気出てません!?

サーキットで、古巣フェラーリを従えてのスターティンググリッド。

実際シューマッハ選手は復帰後ポールポジション獲得はなりません※でした。

※ 2012年モナコGPでは予選トップタイムをマークしたが、前戦でのペナルティで決勝グリッドは6番手だった。

後ろにいるコースマーシャルさん、スタート前で興奮するのはわかりますが、拳を振り上げるのではなくしっかり仕事をしてください!

フェラーリF10のフェルナンド・アロンソ選手、フェラーリF60のキミ・ライコネン選手を従えてのスリーショット。

でもシューマッハ選手の赤いヘルメットは、フェラーリのマシンの方が似合う気がします。

こちら前年度のチャンピオンマシンであり、メルセデスGP(現メルセデスAMG)の買収元、ブラウンGP BGP001とのツーショット。

以上、メルセデスMGP W01を実車のように撮ってみました。

最後に

2010年にコンストラクターとして復活したメルセデスGP(現メルセデスAMG)はその後、2014年のレギュレーション大幅変更とともにドライバーとコンストラクターのタイトルを獲得、翌年以降も連覇を重ね最強のF1コンストラクターになりました。

一方ミハエル・シューマッハ選手は、復帰後の優勝は叶わずに2012年シーズンを最後に引退するでした。

撮影に関しては、今回よりファクトリー風のジオラマと、グランドスタンドの観客席を設置してみましたが、少しでも本物のように見えたカットはあったでしょうか?

今後も、200台を超える私のミニカーのラインナップから1台にスポットをあてて少しでも実車のように撮影できるように精進してまいりますので、楽しみにしていただきたいと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS