モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。
F1ファンにとって、待ちに待った2019年シーズンの開幕に向け、スペインはバルセロナ、カタロニアサーキットにおいて、2019年マシンを使った初めての合同テストが開幕しました。
毎年この最初のテストのラップタイムで、2019年マシンの素性がわかると言われています。
そこで今回はまだ気が早いかもしれませんが、各チームのベストラップタイムにタイヤによるタイム補正をし、本当のパフォーマンスを探ってみたいと思います。
2019年F1合同テスト1日目のラップタイム表
それでは2019年F1合同テスト1日目のラップタイム表を見ていきましょう。
順位 | ドライバー/ チーム | タイム/ ギャップ | タイヤ | 周回 |
1 | S・ベッテル フェラーリ | 1:18.161 | C3 | 169 |
2 | C・サインツ マクラーレン | 1:18.558 +0.397 | C4 | 119 |
3 | R・グロージャン ハース | 1:19.159 +0.998 | C3 | 65 |
4 | M・フェルスタッペン レッドブル | 1:19.426 +1.265 | C3 | 128 |
5 | K・ライコネン アルファロメオ | 1:19.462 +1.301 | C3 | 114 |
6 | D・クビアト トロロッソ | 1:19.635 +1.303 | C4 | 77 |
7 | S・ペレス レーシングポイント | 1:19.944 +1.783 | C3 | 30 |
8 | V・ボッタス メルセデス | 1:20.127 +1.966 | C2 | 69 |
9 | L・ハミルトン メルセデス | 1:20.135 +1.974 | C2 | 81 |
10 | N・ヒュルケンベルグ ルノー | 1:20.980 +2.819 | C2 | 65 |
11 | D・リカルド ルノー | 1:20.983 +2.822 | C2 | 44 |
トップタイムはセバスチャン・ベッテルで、ライバルを大きく引き離し、ライバルメルセデスを2秒近く上回り、今年はフェラーリがベストマシンなのか?
いや、そこで注目されるのがタイヤです。
タイヤコンパウンド表記の変更
ちなみに今年から、ピレリタイヤのコンパウンド表記が変わりましたのでおさらいのため表にしてみます。
2018 | 2019 |
スーパーハード | 廃止 |
ハード | C1 |
ミディアム | C2 |
ソフト | C3 |
スーパーソフト | 廃止 |
ウルトラソフト | C4 |
ハイパーソフト | C5 |
フェラーリがベストラップを記録した周回で使用したタイヤはC3(旧ソフト)、メルセデスは昨年同様硬めのC2タイヤ(旧ミディアム)で周回をこなしていました。
タイヤによるラップタイム差は?
そこで疑問に思うのは、C3タイヤ(旧ソフト)とC2タイヤ(旧ミディアム)とでは、どのくらいのラップタイム差があるのでしょうか。
調べてみると、昨年のバルセロナテストでピレリのスポーティングディレクターであるマリオ・イゾラが、コンパウンドによるラップタイム差を発言をしていました。
その発言を今年のタイヤ表記に当てはめてみると、下記の表になります。
タイヤ | ギャップ | タイヤ |
C2 | 0.8秒 | C3 |
C3 | 1.0秒 | C4 |
C4 | 0.7〜0.8秒 | C5 |
全車C3タイヤと仮定した各チームの順位!
そしてこのタイヤによるパフォーマンスを、今回のバルセロナテストのタイムに当てはめ、全車がC3タイヤを履いたと仮定すると、以下の順位になります。
順位 | ドライバー/ チーム | タイム/ ギャップ |
1 | S・ベッテル フェラーリ | 1:18.161 |
2 | R・グロージャン ハース | 1:19.159 +0.998 |
3 | V・ボッタス メルセデス | 1:19.327 +1.166 |
4 | L・ハミルトン メルセデス | 1:19.335 +1.174 |
5 | M・フェルスタッペン レッドブル | 1:19.426 +1.265 |
6 | K・ライコネン アルファロメオ | 1:19.462 +1.301 |
7 | C・サインツ マクラーレン | 1:19.558 +1.397 |
8 | S・ペレス レーシングポイント | 1:19.944 +1.783 |
9 | N・ヒュルケンベルグ ルノー | 1:20.180 +2.019 |
10 | D・リカルド ルノー | 1:20.183 +2.022 |
11 | D・クビアト トロロッソ | 1:20.635 +2.303 |
やはりフェラーリがトップ、2位にはフェラーリと同じパワーユニットやドライブトレイン、サスペンションを使用するハースが入りました。
ディフェンディングチャンピオンのメルセデスは、フェラーリに1秒以上届かず3・4位で、そのあとにホンダPUを載せたレッドブルが続きます。
アルファロメオは意外?に検討し6位、マクラーレンは今年もダメか?
リカルドのルノー移籍は失敗?
トロロッソまさかのしんがり・・・。
最後に
もちろんこの順位は全くの仮定です。
メルセデスは昨年同様、硬めのタイヤで一発のタイムではなく徹底的にロングディスタンスのテストしているだろうし、インストレーションチェックを入念に行っているチームもあるでしょう。
とりあえず、4日間のバルセロナテストが終了した頃に、今年のマシンのランキングが少しずつ見えてくることと思います。
今はまだ様々な予想をし、シーズン開幕を楽しみに待ちましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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