ミニカー収集暦
第二次F1ブームに乗っかり、80年代後半よりモータースポーツにハマったワタクシぴぴですが、当時のF1ミニカーはまだまだ子供の玩具の様相が強く、物欲を掻き立てる出来ではありませんでした。
F1雑誌の広告には、『ONYX』のF1モデルが販売されていましたが、大人の観賞用としては作りがチープすぎたと記憶しています。
時は2000年、何気なく入店した近所のミニカーショップで当時のモデルカーの出来栄えを見て、一気に収集欲が湧き上がりました。
あれから18年、『マテル』『ミニチャンプス』『IXO』を中心に集めた1/43のF1ミニカーは実に172台を数えるに至りました。
まだまだ増えるミニカー・・・ 今回よりそのコレクションを紹介していきます。
テーマは1/43ミニカーを実車の様に写し撮る!です。
日本人フルタイムF1ドライバーの誕生
記念すべき第1回目で取り上げるのはロータス99Tです。
このマシンは、日本人初のF1フルタイムドライバーである中嶋悟が、故アイルトンセナとともに1987年のF1グランプリを戦ったマシンです。
日本人としては中嶋悟のデビューマシンという印象が強いマシンですね。
エンジンは前年のルノーV6ターボから、当時最強を誇ったホンダV6ターボに変更されました。
しかし、アクティブサスペンションの未成熟と、見た目からも分かる通り空力が弱点で、影響が少ないモナコグランプリとアメリカグランプリでの2勝という結果に終わりました。
ミニカーの出来
今回のモデルはデアゴスティーニより発売されている、『F1マシンコレクション』の第2号で、製造は『IXO』が行なっています。
『IXO』というと、『ミニチャンプス』や『マテル』などのメーカーと比べると少し落ちる印象がありますが、最近のものは非常に良くなってきています。
当時のF1マシンのモッサリした感じがよく再現されて、ホイールやサスペンション、ラジエターなど細かい部分も良くできでいます。
ただ一つ難点を言うとタイヤの出来が・・・。
本物のマッドな印象がなく、テカテカに光ってしまっています。
実は今私が記事を書いているパソコンを置いているテーブルが、F1のグルーブドタイヤを使用しているんです。
目の前の本物のF1タイヤと比べると・・・あまりにも違います。
撮影
それでは1/43ロータス99Tを撮影してみます。
テーマは実車のように撮る!
同じ時代を戦った、ウイリアムズFW11B、フェラーリF187とともに。
最後に
今回初めてミニカーの撮影をしましたが、同じレーシングマシンの撮影でも、いつも撮っている本物とは全くカメラのセッティングが違います。
カメラアングルは、10cmほどのミニカーは通常上から見たアングルになりがちですが、それは実車では考えられないような高い位置、マシンレベルでの高さを心がけます。
また絞り値は、本物の撮影では開放付近での絞り値を意識しますが、ミニカーではボケすぎてミニチュア感がモロに出てしまいます。
そこでレンズ最大の分だけ絞ると、今度はミニカーやレンズに付いた埃が目立ってしまいます。
埃を丹念に取り除き、使ったことのない三脚を取り出して、使ったことのない長時間露光で・・・。
そんなことで悪戦苦闘のミニカー撮影でしたが、まだまだ大量のミニカーが眠っています。
皆さんに1台でも多く紹介したい、そこで今後ミニカー撮影をシリーズとして扱っていきたいと考えております。
今後登場するミニカーとともに、撮影テクニックの向上にも注目ください。
テーマはあくまでミニカーを実車のように撮る!です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ミニカー記事一覧は下のボタンをクリック
[…] こちらも是非ご一緒にお読みください。 ↓ ↓ ↓ 1/43 LOTUS 99T ミニカーコレクションvol.1 […]
[…] ピンバック: 1/43 LOTUS 99T ミニカーコレクションvol.1 – モータースポーツフォトグラフィー […]