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ホンダF1第4期初優勝! フェルスタッペン怒涛のオーバーテイクショー!

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

今日はどうしても書きたいことがあります。

そう、昨日は日本のF1ファン、いやモータースポーツファンなら誰もが歓喜したでしょう・・・ ホンダF1が第4期初優勝!

そこで今回は、レッドブル・ホンダが優勝した2019年F1第9戦オーストリアグランプリについて振り返ってみたいと思います。

2番手からスタートも7番手まで降格

予選を3番手で終えたフェルスタッペンは、ハミルトンのペナルティーでフロントローの2番手からスタートします。

しかしスタートでアンチストールが入り7番手まで降格してしまいます。

「これでいつもと同じ、頑張ってもメルセデスとフェラーリの後ろ5番手フィニッシュかな」と私は思いました。

ノリスとライコネンをパスし5位へ

フェルスタッペン無線「もっとパワーが欲しい、クリッピングしている」と言いながらも、7周目にマクラーレンのノリスを3コーナーでパス、6番手へ。

9周目、同じく3コーナーでアルファロメオのライコネンのインを差し5番手。

ピットインでハミルトンを抜き4位

21周目の終わりにボッタスとベッテルがピットイン。

ベッテルは無線の不調でタイヤが用意されていなく、6秒以上かかってしまいます。

トップのルクレールはその翌周、22周目の終わりにピットイン。

30周目の終わり、ハミルトンはフロントウイングの不調を訴え、ピットでウイング交換をし11秒のストップ。

31周目の終わり、フェルスタッペンが上位勢では一番遅くピットイン、後半戦でのタイヤアドバンテージを狙います。

ピットストップでフェルスタッペンはハミルトンをオーバーテイクし4番手へ。

4コーナー手前でベッテルをオーバーテイクし3位!

47周目レッドブル無線「1コーナーでとんでもないペースアドバンテージがあるからそれを使え」

ここからフェルスタッペンの追い上げが始まります。

48周目レッドブル無線「(ベッテルを)さっさと抜こうぜ」

50周目、DRSを使ってベッテルを4コーナー手前で抜き3位へ!

スタンドのフェルスタッペンファンも一気にボルテージアップ!

エンジンにトラブルもボッタスを一発で仕留め2位!

55周目フェルスタッペン無線「パワーを失っている!」

ここにきてホンダエンジンにトラブル!?

ここでピットからフェルスタッペンへエンジンのセッティング変更を指示する。

その矢先56周目、得意の3コーナーでボッタスを一発で仕留める!

残り16周で首位ルクレールまで5秒、届くか!!

エンジンモード全開! 首位を狙う!!

59周目レッドブル無線「パフォーマンスエンジンモード11」

ホンダエンジンを最大パワーモードに変更し優勝を狙う!

首位ルクレールとフェルスタッペンの最大ギャップは15周目の15秒だったが、タッペン怒涛の追い上げで、首位は目前だ!

62周目レッドブル無線「凄いペースだ、予選のペースだ、そのまま続けろ!」

66周目、首位ルクレールの前に周回遅れのガスリーが現れる。

「邪魔しろー!!!」

不謹慎にも叫んでしまった・・・。

ガスリーが良い仕事?をして、66周目終わりタッペンはDRS圏内に。

タッペンがルクレールのインを差し優勝!!!

※注 文中ぴぴさんは興奮するとフェルスタッペン選手をタッペンと呼びます。

68周目の3コーナーでルクレールのインを差す!

抜いたか!?

しかし加速でルクレールが再び抜き返す。

69周目の3コーナーで再びインへ!

曲がりきれるか!?

押し出したーーー!!

よーし!首位だーーーーー!!!

そのままタッペンはトップフィニッシュし、タッペンにとってはオーストリアグランプリ2連勝、ホンダエンジンにとっては2006年ハンガリーグランプリ以来の優勝となった。

タッペンのオーバーテイクにファンは魅了する!

最近のF1は戦略でオーバーカットやアンダーカットで前車を抜くことを考えがちだけど、やっぱりレースはコース上でのオーバーテイクが一番興奮しますね!

今回のレースはレッドブルのマシンやホンダPUのポテンシャルもさることながら、やっぱりフェルスタッペンの切れ味鋭いオーバーテイクが勝利をもたらしたんだと思います。

それにしても、こんな切れ味鋭いドライビングをするからタッペンファンが多いのだと今回あらめて感じさせられ、私も今年の日本グランプリではオレンジ軍団に仲間入りしようと誓ったのでありました。

「まさにブラウンの二枚刃!!」古っ!

※注 古舘語録より引用

ホンダ田辺TDが表彰台に上がりベルガーと抱擁!

レッドブルの粋な演出で、ホンダの田辺テクニカルディレクターが表彰台に上がりました。

そして私としては、1990年代にマクラーレンホンダのチーフエンジンエンジニアとしてゲルハルト・ベルガーのマシンを担当していた田辺が、表彰台でそのベルガーと抱擁し喜びを分かち合った場面が、最高に印象に残りました。

表彰台の下では山本マネージングディレクターが満面の笑みで称えます。

1日経っても興奮が冷めやらない、最高の2019年オーストリアグランプリでした。

ホンダエンジンおめでとーーーー!!!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。