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2019 スーパーGT公式テスト 富士スピードウェイ 観戦記 vol.2

今回は、前回にひきつづき富士スピードウェイで行われたスーパーGT公式テストの様子をお伝えします。

前半はこちらから↓

ピットウォーク

午前の走行が終了し、クルマの中で昼食を済ましていると、知人からピットウォークが盛り上がっているとの電話があり、少しだけ見てみようとピットに向かう。

ピットガレージでは午後の走行に向け、メカニックがマシンを整備する。

GT500勢はマシンの中身を見せまいと、各チームはボンネットでマシンをガードする。

昨年のチャンピオンマシンであるチームクニミツも、開幕前に細部を見せまいとしっかりガード。

それに比べGT300勢は、遮るものは無くオープンな雰囲気。

グッドスマイルレーシングの痛車は、スーパーGTファンにとっては完全に見慣れてきた。

昨年GT300クラスを制したLEONは、ブラックボディでちょいワルなAMG GT3の雰囲気をよく演出している。

世界のスーパーカーが集結するGT300は各車個性があり絵になる。

こちらは昨年ここ富士スピードウェイで大きなクラッシュに巻き込まれた、道上龍選手率いるチームドラゴ。

日本のスーパーカーも格好良さでは負けていない。

ピット前ではドライバーのサイン会が行われる。

こちらは唯一のスバルBRZで参戦する山内英輝選手。

長年ホンダGT500クラスのエースドライバーのひとりだった小暮卓史選手は、今年からGT300クラスのランボルギーニを駆る。

大御所高木真一選手は、終始にこやかにサインをしていたのが印象的だった。

ホンダの次代を担うであろう福住仁嶺選手。

GT300のARTAは年齢差が親子ほど!?

まだまだ現役の道上龍選手。

ピットレーンには、今年のレイブリックのレースクイーンの姿も。
※唯一のレースクイーンで興奮したのか相当なピンボケ!

かなりの無限ファンなのか、この大きなフラッグを振ったお兄さんを、ピットレーンやコカコーラコーナー・100R・ヘアピンなど各所で見た。

ピットレーンを少しだけ歩いたが程なくして時間終了のため、この後はパドックを闊歩する。

ニスモのトレーラーヘッドのナンバープレートはやっぱり”23″。

LEONのトランスポーターには、誇らしげに”CHAMPON”のステッカーが貼られている。

メーカーの印字が無いこのタイヤは、DTMとの統一戦用にこの日テストされたエイボンタイヤか?

大人気のジェンソン・バトン選手への配慮なのか、チームクニミツのピット裏には全チーム中唯一ガードマンが居た。

コカコーラコーナー

午後はハイスピードのコカコーラコーナーで撮影をする。

超スローシャッター1/30で、カーナンバー1のチームクニミツを捉えた。

同じくシャッタースピード1/30でセルモのフロントをバチっと止めた!

星野一義監督の地元である富士スピードウェイで大人気のインパル。

昨年不発だったGT-R勢だが、開幕前テストでは好調だ。

朝一のインラップでクラッシュをしたサードは、フロントまわりを直し未塗装カーボン地でコースイン。

昨年惜しくもチャンピオンを逃した名門トムスだが、今年はチャンピオン奪還を目指す。

ミスターGT脇阪寿一監督監督率いるチームルマンは、今年こそ監督初優勝を。

新塗装ARTAをサイドから撮影。

全日本GT選手権時代は強かったチーム無限だが、復活後はヨコハマタイヤとの組み合わせが合わないのか苦戦が続く。

トヨタから移籍の平手晃平選手駆るクラフトスポーツのGT-Rは、個人的に大注目の一台。

100R

コカコーラコーナーから100R内側へ。

100Rは大きなフェンスがあり撮影には不向きだが、ハイスピードのマシンを近くで見れるため、私的には富士スピードウェイで好きな観戦場所のひとつだ。

金網へ近づくとドライバーの表情まで確認できる。

ヘアピンコーナー

100Rで大迫力のGTカーを体感し、その後はヘアピンコーナーへ移動する。

全日本GT選手権時代に、ラークマクラーレンで伝説を作ったチーム郷が、今年から同じマクラーレンでGTに復活した。

蛍光レッドカラーが当時を彷彿するが、撮影者からするとこの蛍光カラーが曲者で、ホワイトバランスがなかなか合わない。

300R

スーパーGT富士合同テスト最後は、2016年以来久々に300Rで撮影してみる。

3年ぶりの300Rでの撮影、あらためてなかなか良い場所だと思うが、フェンスの切れ目が一箇所しか無いため、どの写真も同アングルになってしまう。

最後に

富士スピードウェイは10月のWEC以来5ヶ月ぶり、流し撮りは鈴鹿サーキットで行われた11月のSUZUKA Sound of ENGINE以来4ヶ月ぶりということで、最初はなかなか上手く撮影できなかったが、撮影枚数とともに感を取り戻すことができた。

私のスーパーGT撮影テストも無事完了し、この記事を書いているのは2019年4月13日だが、スーパーGTは明日開幕戦の決勝を迎える。

ホンダ勢はチャンピオンを防衛できるのか、昨年後一歩のところでチャンピオンを逃したレクサス勢はLC500最後の年を有終の美で飾れるのか、昨年不発の日産勢の復活はあるのか。

今年のスーパーGTが楽しみで仕方がない!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。