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【観戦記】2021年スーパーGT最終戦 Part5 年間王者大逆転の決勝編

今回も2021年スーパーGT最終戦の現地観戦記を書いていこうと思う。

前回までの観戦記は下記リンクからどうぞ。

Aコーナーの定番アングルから

スタート時には3重4重に重なっていたAコーナーのアマチュアカメラマンだが、3ラップ4ラップと周回が進むにつれて一気にカメラマンは場所を移動する。

かく言う私も2度目のスタートの撮影を終えた後は、同じAコーナーながらも場所を変え、サイドからのアングルでマシンを撮影する。

スタート直後の混乱の最中、トムス36号車がトップに浮上したようだ。

その混乱で割を食ったのか、タイトル争いをするチームインパルは、フロントに大きなダメージを負い、後方に下がっている。

タイトル争いの本命であるチームクニミツは、順調に4位を走行。このままの順位でフィニッシュすればタイトル連覇だ。

同じくタイトルを争うARTAは、トップからやや遅れているが、まだまだ逆転が可能な位置を走行する。

ラストランのGT-R勢はペースが上がらず、今回も厳しい戦いになりそうだ。

ナカジマレーシングはいつもどおり後方を走行だが、F1ブーム世代の私にとってこのチームは特別な存在なので、他のチームにも増して多くシャッターを切る。

AUTOBACSの看板をバックに走るGT300のARTA。

この後、このマシンがタイトル争いに絡むことになる・・・。

フェンスの隙間から

その後は土手を下り、フェンスの隙間から低い位置で撮影する。

コースサイドから撮影するプロカメラマンのようなアングルだ。

慣れた富士スピードウェイでの撮影だが、いつもとは違うアングルでの撮影は新鮮でいいものだ。

しかしフェンスからパッと出た瞬間にAF-onボタン(私は親指AF)を押すので、ピントが間に合わないことも多々ある。

こんな場合は置きピンがいいのかなあ。

J SPORTSオンデマンドとイヤフォンでレース展開をリアルにチェックしようとしたのだが・・・

今回注目のチャンピオン争いだが、現地観戦ではマシンの迫力や爆音、そして雰囲気を楽しむ場所で、テレビ観戦に比べてチャンピオンシップ争いの情報量は圧倒的に劣る。

当然サーキットでは各観客席にスピーカーが設置されており、ピエール北川氏による場内実況を聴くことができるのだが、マシンの爆音とともにその音声はいいところでかき消されてしまう。

そこで今回投入したのがスマートフォンとイヤフォン。

J SPORTSオンデマンドを契約している私は、スーパーGTの生放送をスマートフォンとイヤフォンで聴くことを思い立った。

だが、この作戦は失敗だった。

リアルタイムと思っていたJ SPORTSのインターネット配信だが、約1分ほどのディレイが発生しているのだ。

1分のディレイだと1周近く遅れての配信になる。ここまで遅れが発生しているとは・・・。

そのためJ SPORTSのインターネット配信は、状況のリプレイだと割り切って使うくらいが関の山だと分かった・・・。

Aコーナーでマシンのバックショットを撮影

フェンスの隙間から撮影を楽しんだ後は、高い位置からAコーナーを抜けたマシンのバックショットを撮影する。

クニミツがクラッシュ!?そしてトムス36号車がチャンピオンに!

そして今度はスピード感あふれるマシンサイドからの撮影に没頭する。

すると、場内放送でピエール北川さんが叫んでいる。

だが、マシンの爆音にかき消されて、音声が聴き取れない。

すかさずiPhoneを取り出しイヤフォンを装着して、J SPORTSオンデマンドを確かめると・・・えっ!?

なんと順調に上位につけていた、山本尚貴が駆るチームクニミツのマシンが、GT300クラスのARTAと接触したらしい。

このまま今の順位でフィニッシュすれば、確実にチャンピオンになれたのに・・・。

Aコーナーの観客も次第にその状況が理解できたらしく、ファンは騒然となる。

結局、その後10数分に渡り、私の前にチームクニミツのNSX-GTが通過することはなかった。

さあ大変だ。

現在トップを行くトムス36号車がこのまま優勝すれば逆転でチャンピオンになるのだ。

その後もトムスは順調に周回し、他のトヨタ勢が後方にいるGT500のARTAをガッチリガードする。

もう安泰だ。

そしてトムス36号車は今季初優勝と同時に、2021年のタイトルを獲得するのだった。

昨年は最終戦の最終コーナーでトムスがガス欠し、フィニッシュライン手前でチームクニミツが抜き去り、最後の最後にチャンピオンを手にしたチームクニミツであった。

しかし今年はその逆で、チームクニミツがチャンピオンを獲得する展開だったのにも関わらず、トムスが16ポイント差を逆転しての劇的なチャンピオン獲得となった。

トムスとクニミツは、トヨタとホンダのエースチーム。

来季以降もライバル同士の熾烈なチャンピオン争いを期待したい。

2021年スーパーGTドライバーズポイントランキング

順位No.ドライバーチームポイント
136関口雄飛
坪井翔
トムス64
28野尻智紀
福住仁嶺
ARTA60
31山本尚貴クニミツ60
41牧野任祐クニミツ57
514大嶋和也
山下健太
ルーキー52
617塚越広大
B.バゲット
リアル52
737平川亮トムス46
812平峰一貴
松下信治
インパル45
923松田次生
R.クインタレッリ
ニスモ41
103平手晃平
千代勝正
NDDP39
1119国本雄資
宮田莉朋
バンドウ36
1238立川祐路
石浦宏明
セルモ34
1339H.コバライネン
中山雄一
サード34
1437坂口晴南トムス28
1524高星明誠
佐々木大樹
KONDO20
1616笹原右京
大湯都史樹
無限20
1737S.フェネストラズトムス18
1864伊沢拓也
大津弘樹
ナカジマ5
191武藤英紀クニミツ3

最後に

コロナ前は毎月のようにサーキットに訪れていた私だが、コロナウイルスが蔓延した昨年は2回、そして今回は昨年の最終戦以来、今年唯一の現地観戦だった。

ピカピカに磨かれ、爆音を奏でながら猛スピードで駆け抜けるレーシングマシン。そして華やかなイベントブース・・・あらためて思うこと、やっぱりサーキットは楽しい!

コロナ禍の厳しい社会情勢の中でレースを開催してくれたことに対し、GTAや富士スピードウェイ、レーシングドライバーやチームの他、多くの関係者に対し感謝したい。

5回に分けて書いてきた2021年スーパーGT観戦記ですがこれで以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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ぴぴ
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS