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F1にもっとも近いドライバーリアム・ローソンがオートポリス優勝!今季2勝目でランキング首位に

今シーズンからスーパーフォーミュラに参戦するレッドブルの刺客リアム・ローソン選手が、第4戦のオートポリスで優勝を遂げましたね。

フロントロー2番グリットからスタートしたローソン選手は、スタートを失敗して阪口晴南選手に先行を許すも、規定のピットインを14周目とトップ勢では一番早く行い、阪口選手のオーバーカットに成功。

ローソン選手はさらにハイペースで飛ばし、トップを行く坪井翔選手が25周目に規定のピットストップを行うと、ローソン選手が事実上の1位に浮上。

その後はタイヤにアドバンテージのある坪井選手に専攻を許さず、さらに坪井選手をオーバーテイクして2位に上がった宮田莉朋選手の猛追も凌ぎ、ローソン選手が優勝。いやー、強かったっす!

2023年スーパーフォーミュラ第2戦にて

今回もトップ勢はタイヤ交換のタイミングが違いましたが、タイヤの状態が同じならばローソン選手が今回も最速でした。今シーズン毎レース思うことですが、ローソン選手のレースペースは本当に速い。しかもオートポリスって彼、初めて走るコースでしょ!?なのに、何ですぐに最速で走れるの??

・・・(思案中)やっぱセンス?

データがないのでこんな答えしかありません・・・スミマセン。。。

でも、やっぱ常人には計り知れない才能と、ネジが吹っ飛んだ神経・・・やっぱセンス、才能、これでしょ??

初めて走るコースでもすぐに熟知して、数周で速いタイムを叩き出してしまうのが、真の才能あるドライバーだと言われていますが、ローソン選手はまさにそれ。適応能力が半端ないです。

これでローソン選手は今シーズンのドライバーズラインキング首位に浮上しました。

今季は9戦が行われるスーパーフォーミュラなのでまだ時期尚早だとは思いますが、今シーズンのチャンピオンの最右翼であることは間違い無いでしょう。

今回の第4戦ではディフェンディングチャンピオンの野尻智紀選手が病気のため欠場しましたが、ローソン選手と野尻選手のチームメイト対決が、今シーズン後半の1番の楽しみですね。

2023年スーパーフォーミュラ第2戦にて

ただこれだけの才能を持ったローソン選手。もしかしたら今シーズンの途中でスーパーフォーミュラを離脱してF1デビューがあるかも??

そう、F1ではアルファタウリのニック・デ・フリーズ選手が苦戦を強いられていて、先日もレッドブルのドライバー人事を一手に担っているヘルムート・マルコが、「最悪の事態になった場合、若手ドライバーを当てにすることになるだろう。具体的にはリアム・ローソンと岩佐歩夢だ」と答えています。

FIA-F2で大活躍する岩佐歩夢選手がデ・フリーズ選手の代役として角田裕毅選手のチームメイトになることが私たち日本人にとっては一番嬉しいことですが、岩佐選手にはまだスーパーライセンスポイントが足らない。対するローソン選手はスーパーライセンスを所持しており、やはり彼が今F1のシートにもっとも近いレーシングドライバーだと言えるでしょう。

そういえばJ SPORTSのレース中継で解説の土屋武士さんが「ピエール・ガスリーもオートポリスで優勝した」と言っていました。

確かにガスリー選手は2017年のオートポリスで優勝し、同月に開催されたシンガポールグランプリでF1デビューを果たしました。ガスリー選手と同じカーナンバー15のレッドブルカラーのチーム無限でオートポリスを勝ったローソン選手も・・・今シーズン中のF1デビューやっぱりあるかも??

まあいずれにしても早かれ遅かれF1に参戦するであろうリアム・ローソン選手。彼の走りを日本でじっくり堪能できるのも今シーズン限り。日本のモータースポーツファンのみなさん、今シーズンは存分に楽しみましょう!

2023年スーパーフォーミュラ第4戦の決勝結果

順位ドライバーチームエンジン
1L.ローソン無限ホンダ
2宮田莉朋トムストヨタ
3坪井翔セルモインギングトヨタ
4山下健太KONDOトヨタ
5平川亮インパルトヨタ
6牧野任祐ダンディライアンホンダ
7佐藤蓮ナカジマホンダ
8福住仁嶺スリーボンドホンダ
9山本尚貴ナカジマホンダ
10国本雄資KCMGトヨタ
11小林可夢偉KCMGトヨタ
12大嶋和也ルーキートヨタ
13G.アレジトムストヨタ
14大津弘樹無限ホンダ
15C.ブリュックバシェTMG GPホンダ
16太田格之進ダンディライアンホンダ
17R.ハイマンB-Maxホンダ
18関口雄飛インパルトヨタ
19小高一斗KONDOトヨタ
松下信治B-Maxホンダ
阪口晴南セルモインギングトヨタ
大湯都史樹TMG GPホンダ

2023年スーパーフォーミュラドライバーズランキング(第4戦終了時)

順位ドライバーチームエンジンポイント
1L.ローソン無限ホンダ57
2宮田莉朋トムストヨタ53
3坪井翔セルモインギングトヨタ46
4野尻智紀無限ホンダ42
5平川亮インパルトヨタ28
6山下健太KONDOトヨタ25
7佐藤蓮ナカジマホンダ11
8山本尚貴ナカジマホンダ10
9牧野任祐ダンディライアンホンダ8
10福住仁嶺スリーボンドホンダ8
11大湯都史樹TMG GPホンダ8
12阪口晴南セルモインギングトヨタ7
13小林可夢偉KCMGトヨタ5
14小高一斗KONDOトヨタ5
15C.ブリュックバシェTMG GPホンダ5
16G.アレジトムストヨタ3
17大嶋和也ルーキートヨタ2
18国本雄資KCMGトヨタ1

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。