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ルーキーレーシングの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(2020-2023)

スーパーGTは現在日本でもっとも人気のあるモータースポーツカテゴリーです。

そんなスーパーGTはGT500とGT300の2つのカテゴリーで構成されていますが、その上位に位置するGT500クラスに参戦する多くのチームは、古くから日本国内で活躍してきたレーシングチームばかり。

そんな歴史あるチームの中に近年新たに加わったのがルーキーレーシング。

2017年に立ち上がったプライベートチーム『T’Sコンセプト』が源流ですが、2018年にトヨタ自動車の豊田章男社長(当時=現会長)が加わると、瞬く間に力をつけ、同時に多くの注目が集まります。

2019年にはルーキーレーシングに改名し、翌2020年には晴れて国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦を開始します。

今回はそんなルーキーレーシングのスーパーGT GT500クラス参戦の歴史を見ていきましょう。

2020年

14号車
2020年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:大嶋和也/坪井翔
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:WAKO’S
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:7位
  • チームズランキング:6位

前年ドライバーズタイトルを獲得しながらも撤退したチームルマン。そんなルマンの参戦枠を引き継ぐ形でスーパーGT GT500クラスに参戦を開始したルーキーレーシングは、マシンはもちろんのこと、タイトルスポンサーのWAKO’Sやブリヂストンタイヤもルマンから踏襲します。

ドライバーも2011年からチームルマンに在籍していた大嶋和也選手が就任し、チームメイトにはレーシングプロジェクトバンドウから坪井翔選手が移籍しました。

そんなルーキーレーシングの参戦初年度は、3回の表彰台(2位1回、3位2回)を獲得してドライバーランキング7位、チームズランキング6位という初参戦にしてはかなりの好成績を記録しました。

2021年

14号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:大嶋和也/山下健太
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:ENEOS
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:5位
  • チームズランキング:4位

参戦2年目となる2021年のルーキーレーシングは、坪井翔選手に代わり山下健太選手がエントリーし、大嶋和也選手とコンビを組みます。

ちなみにこのドライバーラインナップは2019年のチームルマンと同じで、チャンピオンコンビが2年ぶりに復活しました。

タイトルスポンサーはWAKO’SからENEOSに変更。このENEOSも2008年から2015年までチームルマンをサポートしており、スーパーGTファンはチームルマンとルーキーレーシングが重なって見えてしまいます。

この年は開幕の岡山戦でチームにとって初の優勝を記録。ドライバーズランキングは5位に浮上しました。

2022年

14号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:大嶋和也/山下健太
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:エネオス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:5位
  • チームズランキング:5位

2022年シーズンはドライバー、マシン、タイトルスポンサー、タイヤと前年からすべて踏襲。

さらに前年と同様に開幕戦で勝利を上げますが、サクセスウエイトが搭載された中盤戦で上位フィニッシュが出来ずにチャンピオンシップ争いから脱落。前年と同様のライバーズランキング5位でシーズンを終えました。

2023年

14号車
引用:https://www.rookie-racing.co.jp/
  • ドライバー:大嶋和也/山下健太
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:エネオス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2023年シーズンもドライバー、マシン、タイトルスポンサー、タイヤと前年からすべて踏襲し、3年間同じ布陣でシーズンを戦います。

まとめ

2021年スーパーGT最終戦にて
ドライバーマシンタイトル
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タイヤドライバー
順位
チーム
順位
2020大嶋和也
坪井翔
GRスープラWAKO’SBS7位6位
2021大嶋和也
山下健太
GRスープラENEOSBS5位4位
2022大嶋和也
山下健太
GRスープラENEOSBS5位5位
2023大嶋和也
山下健太
GRスープラENEOSBS

今回はスーパーGTに参戦するルーキーレーシングの歴史について見てみました。

GT500クラスに参戦するチームの中でもっとも若いルーキーレーシングですが、豊田章男会長肝入りのチーム(スーパー耐久で同チームからドライバーとして参戦)として、トヨタと太いパイプで結ばれており、それに伴い年々成績を上げています。

2022年には富士スピードウェイの敷地内にルーキーレーシングの巨大なガレージが完成。今後スーパーGTの中心チームとしてさらなる活躍を期待されています。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。