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2024年スーパーフォーミュラ開幕戦は野尻智紀が制す!Jujuは走り切り17位!

2024年スーパーフォーミュラ開幕戦が行われました。

昨年話題を独占したリアム・ローソン選手とシリーズを制した宮田莉朋選手は今シーズン参戦しませんが、昨年FIA-F2を制したテオ・プルシェール選手や次代のF1ドライバーとの呼び声高い岩佐歩夢選手の参戦など今年は昨年以上に話題が多いです。

その中でも私がもっとも注目するのがJuju選手。日本トップフォーミュラ最年少にして初の日本人女性ドライバーの参戦。さらに見た目もモデル級とあり、大注目のシーズン。

そんな今年のスーパーフォーミュラを占う上でも開幕戦は楽しみで仕方がないんです。

その鈴鹿サーキットで行われた開幕戦の結果は・・・野尻智紀選手が見事に優勝!

3番グリッドから見事なスタートを決めると、そこからは完全にレースをコントロールしていました。完全にノジッていましたね!

第2位はピットストップで一気に上位に進出した山下健太選手。カッチカチやぞ(最近ザブングル加藤に似ていないけど)!

そして第3位に入ったのが野尻選手とともにスタートダッシュをした山本尚貴部長。

昨夜は雪もチラついたという非常に寒い状況だった今年の開幕戦ですが、表彰台に上がった3人のドライバーはスタートやピットストップなどタイヤがまだ温まっていない状況で勝負を決めました。

やっぱりこういう時に経験豊富なベテラン勢が強いんですね。

その他では松下信治選手も速かった。

シートを射止めたのがなんと開幕戦の行われる週の月曜日!

そんな状況ですが、F1直下のFIA-F2(GP2)で7勝を上げている実力はさすが。どんな状況でも速いのはヨーロッパで戦った賜物なのでしょう。

その反面昨年FIA-F2で戦った岩佐歩夢選手とテオ・プルシェール選手はまだスーパーフォーミュラの環境にアジャストしきれていないのかな。

F1直下のFIA-F2でトップを走っていたドライバーと言えど、テストの機会が少ないスーパーフォーミュラ。

前年まで何度もこのコース、このマシン、このタイヤで走り込んできたドライバーに食い込み前を走るのは辛いのでしょう。

そんな岩佐歩夢選手やプルシェール選手と同じ、海外からスーパーフォーミュラに初挑戦した大注目のJuju選手はどうだったのか。

予選ではトップ阪口晴南選手から5秒近い遅れとかなり苦戦。

スーパーフォーミュラ初のスタートはロケットのような加速を見せましたが、そのままコースアウト・・・。ただ1コーナーを大回りしながらなんとかコース復帰をします。

その後は最後尾ながら上々のペース。前を行く笹原右京選手には大きく離されず、順調に周回を重ねます。

前方マシンのピットインで10番手まで順位を上げると16周目に初のピットイン。問題なくコース復帰します。

その後はスピンもコースアウトもなく、プルシェール選手のコースオフによるノーズ交換によりポジションアップします。

結局そのまま31周を走り切り、プルシェール選手の前、3台のリタイヤ(内小林可夢偉選手は完走扱い)もあり、決勝レースを21台中17位でフィニッシュしました。

体力的に相当にキツいと言われるスーパーフォーミュラ初レースで、18歳の女子高生が完走を果たしただでも凄いのに、クールダウンラップでファンに大きく手を振るJuju選手。

体力面での心配も問題ない。そしてこの若さにしてファンサービスも素晴らしい。

ファンサービスと言えば、レース前のインタビューでも、

「自分自身初のレースを純粋に楽しむので、それを観て一緒に楽しんでいただけたら嬉しいな、と思っています」

と、こんなに大勢のファンの前で物怖じせずキュートな笑顔で話す姿を見て、さらにファンが増えたはず。

おじさんもやられました・・・。

中継の最後で日本モータースポーツ界でもっともファンサービスを大切にする解説の脇阪寿一さんから、

「ファンサービスイイっすよね」

との一言。

開幕戦でこんなにも多くのファンが鈴鹿サーキットに訪れたのも、Juju選手の出場が大きいと思いますが、これからも我々日本のモータースポーツファンを虜にすることは間違いない。

そんなJuju選手、終盤は前を行く大湯都史樹選手よりも速いラップを刻むことも。速さも着実にアップしている模様。

さらに実力をつけてトップ争いをする姿も見てみたいものです。

頑張れJuju選手!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。