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進化するアダプティブクルーズコントロール 最新のクルマに乗り換えたら中に人がいた!?

私はクルマ関係の会社に勤めているため、その職業柄2年に一度新車を購入しており、これまで購入したクルマは20台に迫ろうとしている。

これだけ頻繁に新車を乗り換えているが、もちろん金持ちではなく一般的なサラリーマンの年収。そのためあまり高価な機種ではなく、排気量1リッターから1.5リッターのいわゆるコンパクトカーを中心に乗り継いできた。

その庶民的な価格のコンパクトカーでも、将来の自動化を見据えての機能が装着されて久しく、数年前から一般的になったアダプティブクルーズコントロールの進化は顕著だ。

ちなみにクルーズコントロールとは、アクセルを踏まずとも任意のスピードでクルマを巡航できる装備で、古くから中級車以上のクルマに装着されていたため、ご存知の方も多いだろう。

だが、前車を認識できないため、高速道路である程度のスピードを出すドライバーは使えない装備だった。

それがアダプティブクルーズコントロールになると、前車に追尾してくれるため運転が一気に楽になる。

私も4年前にアダプティブクルーズコントロール装着の現行スイフトを購入し、高速道路やバイパスでその恩恵に預かった。

だが、初期の頃のアダプティブクルーズコントロールは、まだまだ人間の運転には達していなく、前車に近づくと急ブレーキを掛け、また離れると急加速・・・。

きっと後ろのクルマも、「なんでブレーキばかり踏んでいるんだろう」と迷惑をかけていただろう。

また、40km/hでは機能が停止してしまうため、街乗りや渋滞時には使えなかった。

その2年後、ひとつ前のソリオバンディットに乗り換えたが、現行スイフトよりも設計が古いため、アダプティブクルーズコントロールのドライバビリティはスイフトと大差がなく、この機能が好きな私は少々残念に思っていた。

しかしこのたび昨年秋に発売された新型ソリオバンディットを購入し、本日乗り換えたところ・・・へっ?こんなに進化してる!?

そう、納車を済ませ早々に高速道路やバイパスでアダプティブクルーズコントロールを使ってみたところ、もの凄く進化しているではないか!

スムーズに加速して、前車に近づくと緩やかにスピードを合わせ、そのまま穏やかに追尾する。

その後渋滞が発生し40km/hを下回っても、機能は停止せず、前のクルマが停車すると、こちらもスーッと少しずつブレーキを抜きながら自然に停車。

どこかのCMで香川照之さんが言っていた、

「中に誰かいる!」

ではないが、本当に人間の運転に近づいていた。

カタログでは、アダプティブクルーズコントロール ○とだけ書かれるが、その機能は年々進化しているのだとあらためて実感した。

ホンダは今年、自動運転のレベル3に対応したレジェンドを売り出し、今後は各メーカーがそれに追随するだろう。

むかし見たアメリカのドラマ『ナイトライダー』に登場したナイト2000(K.I.T.T.)は、人工知能を搭載しており、自らの意思で走行できるクルマだった。

そのクルマが実際に販売される日がやってくるのだと予感させる。

クルマがさらに面白くなる時代がやってくるのだ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。