F1で2016年シーズンからはじまった『ドライバー・オブ・ザ・デイ』。
決勝中に、ファンがそのレースでもっとも活躍したドライバーをF1公式サイトにて投票する、いわば人気投票のようなシステムだ。
導入より6年目を迎える『ドライバー・オブ・ザ・デイ』だが、結果を見ると優勝者ではなく、さまざまなドライバーが獲得しているのが面白い。
そこで今回は、ドライバー・オブ・ザ・デイが開始された2016年から2021年までの122レースを対象に、獲得回数を10位から順にランキング形式で発表したいと思う。
【第10位】フェルナンド・アロンソ
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数・4回
年 | グランプリ | 所属チーム |
---|---|---|
2018 | Rd.1 オーストラリアGP Rd.21 アブダビGP | マクラーレン |
2021 | Rd.11 ハンガリーGP Rd.20 カタールGP | アルピーヌ |
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数第10位はフェルナンド・アロンソ。
アロンソは2018年開幕戦でフェルスタッペンを抑えきり5位入賞したレースと、引退レース(2021年復帰)となった同年の最終アブダビグランプリ。
そして記憶に新しい2021年ハンガリーグランプリで、レース終盤に巧みなブロックでルイス・ハミルトンの行く手を阻んで、チームメイトのエステバン・オコンの優勝に大きく貢献したレースと、復帰後初表彰台を獲得した同年のカタールグランプリの4レースで獲得している。
アロンソは過去に幾多の名レースを繰り広げており、もっと古くからドライバー・オブ・ザ・デイが制定されていれば、かなり獲得しているのでは、と思われる。
【第7位】ランド・ノリス
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数・5回
年 | グランプリ | 所属チーム |
---|---|---|
2019 | Rd.8 フランスGP Rd.13 ベルギーGP | マクラーレン |
2021 | Rd.2 エミリアロマーニャGP Rd.9 オーストリアGP Rd.15 ロシアGP | マクラーレン |
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数の第7位は3人が並んでいるが、そのうちのひとりが参戦3年目ながらも5回獲得したランド・ノリスだ。
1度目は予選及び決勝で好走するも油圧トラブルに見舞われた(決勝9位)2019年フランスグランプリと、中団グループトップの5位を走行しながらも最終周にパワーユニットトラブルによりマシンを止めた同年のベルギーグランプリ。
2021年に入り、3位表彰台を獲得したエミリアロマーニャグランプリと、フロントラースタートから3位になったオーストリアグランプリ、そして予選で自身初のポールポジションを獲得したロシアグランプリで、ドライバー・オブ・ザ・デイを獲得している。
ちなみにこのロシアグランプリでのポールポジションは、マクラーレンにとっては2012年以来9年ぶりの快挙だった。
【第7位】バルテリ・ボッタス
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数・5回
年 | グランプリ | 所属チーム |
---|---|---|
2017 | Rd.4 ロシアGP Rd.9 オーストリアGP Rd.20 アブダビGP | メルセデス |
2019 | Rd.1 オーストラリアGP Rd.17 日本GP | メルセデス |
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数の第7位の2人目がバルテリ・ボッタスが入った。
はじめてのドライバー・オブ・ザ・デイ獲得は、フレッシュタイヤを履いたセバスチャン・ベッテルを振り切って優勝した2017年のロシアグランプリで、ポールトゥウィンの同年オーストリアグランプリと、アブダビグランプリでも獲得している。
その他、優勝した2019年の開幕オーストラリアグランプリと日本グランプリでもドライバー・オブ・ザ・デイに選出されている。
【第7位】キミ・ライコネン
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数・5回
年 | グランプリ | 所属チーム |
---|---|---|
2016 | Rd.11 ハンガリーGP | フェラーリ |
2017 | Rd.11 ハンガリーGP | フェラーリ |
2018 | Rd.14 イタリアGP | フェラーリ |
2020 | Rd.13 エミリアロマーニャGP | アルファロメオ |
2021 | Rd.22 アブダビGP | アルファロメオ |
ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数の第7位の3人目がキミ・ライコネンだ。
ライコネンはじめてのドライバー・オブ・ザ・デイは2016年のハンガリーグランプリ。
雨で翻弄された予選で14位になったが、決勝ではファステストラップを記録して6位まで追い上げたレースだった。
トップを走るチームメイトベッテルのステアリングトラブルで、2位のライコネンがメルセデス勢を振り切った翌2017年のハンガリーグランプリでもドライバー・オブ・ザ・デイを獲得。
またフェラーリの地元でポールポジションから2位に入った2018年イタリアグランプリと、2020年のエミリアロマーニャグランプリ、そして引退レースとなった2021年最終戦のアブダビグランプリでも、ファンが彼の引退を惜しみ投票をした結果、生涯5度目のドライバー・オブ・ザ・デイを獲得している。
歯に絹着せず発言し、一発の速さもあるライコネンはF1界切手の人気者だけに、全盛期にドライバー・オブ・ザ・デイがあれば、相当獲得していただろう。
次のページでは、ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数ランキングの第6位から発表します!
まだ出ていないあのドライバーは何位か!?
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