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2020年F1の全日程が発表!無事F1“世界選手権”に(なる予定)

8月25日、F1の2020年シーズンの全日程が発表された。

本来は過去最大の全22戦が予定されていた2020年のF1だが、世界中に猛威を振るった新型コロナウイルスの影響により、開催地を変更しならが17戦で戦われることになったが、残念ながら鈴鹿サーキットでの日本グランプリは中止され、1987年からつづいた日本グランプリは33回で連続開催が終了した。

それでは発表された全17戦を見てみよう。

Rd.決勝名称サーキット
17月5日オーストリアGPレッドブルリンク
27月12日シュタイアーマルクGPレッドブルリンク
37月19日ハンガリーGPハンガロリンク
48月2日イギリスGPシルバーストン
58月9日70周年GPシルバーストン
68月16日スペインGPカタロニア
78月30日ベルギーGPスパ・フランコルシャン
89月6日イタリアGPモンツァ
99月13日トスカーナGPムジェロ
109月27日ロシアGPソチ
1110月11日アイフェルGPニュルブルクリンク
1210月25日ポルトガルGPアルガルヴェ
1311月1日エミリア・ロマーニャGPイモラ
1411月15日トルコGPイスタンブール
1511月29日バーレーンGPサクヒール
1612月6日サクヒールGPサクヒール
1712月13日アブダビGPヤス・マリーナ

※初開催を赤、復活開催を青で記載

私の注目は、初開催のムジェロとアルガルヴェ、そして復活開催のイモラとイスタンブールだ。

第9戦のムジェロは、MotoGPのイタリアグランプリが開催されるサーキットとして有名だが、F1の開催は初となる。

1974年開業の歴史あるサーキットは、現在フェラーリが所有しているが、そのコースでフェラーリのF1 1000レースを迎えることになる。

今期は苦戦のつづくフェラーリだが、このレースだけはぜひ優勝を勝ち取ってもらいたいものだ。

第12戦はポルトガルグランプリ・・・と言ってもF1ブーム世代には馴染みのあるエストリルではなく、今回は2008年に誕生した新しいアルガルヴェでの開催。

F1の走行は初年度の2008年に公式テスト走行を行なったが、F1グランプリの開催は初めてになる。

最新のサーキットらしくコース幅は14mから18mと非常に広く、3ワイドや4ワイドでの接近戦を期待したい。

復活開催として楽しみなのがイモラとイスタンブール。

イモラはサンマリノグランプリが1981年から2006年まで開催されたサーキットで、今回は14年ぶりの開催となる。

1994年のアイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーの事故以来、幾多のコース改修が行われたイモラの現在の姿を見てみたい。

それにしてもこのオールドコースがいまだにグレード1の認定を受けていたとは驚きであるが・・・。

イスタンブールはヘルマン・ティルケの最高傑作として名高いサーキットだが、近年はレースも開催されなく荒れ果てていると聞いていたが、今回の発表を聞いて安堵した。

このコース最大の注目は世界中のコーナーの中でも有数の難コーナーと呼ばれるターン8。

左に曲がる高速の多角コーナーだが、かつてミシュランタイヤがこのコーナーのGに耐えきれなくタイヤブローが多発した。

ドライバーだけではなくタイヤにも負担がかかるコーナーだが、ピレリタイヤは克服できるのかも注目したい。

最後に世界選手権の定義について。

F1は世界選手権という名の下に開催されている。

例年はオセアニア大陸、ヨーロッパ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、アジア大陸で構成されている。

本来世界選手権とは3つ以上の大陸で開催されることが条件となっていると記憶しているが、今回の発表でヨーロッパ大陸とユーラシア大陸に加えてアジア大陸での開催が決定された。

現在はヨーロッパ大陸でのみ開催されているが、ユーラシア大陸(ソチ)、アジア大陸(トルコ・バーレーン・アブダビ)でも無事開催されて、2020年もF1″世界選手権”を名乗れるようにしてもらいたい。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。