前回は世界で大人気のレーシングマシンFIA-GT3を紹介しました。
FIA-GT3マシンは自動車メーカーがレーシングマシンの完成品を販売し、誰もが購入できるレーシングマシンです。
基本的に改造は許されていないため、ほぼそのままの状態で国内のスーパーGTや鈴鹿1000km、海外ではニュル24時間やスパフランコルシャン24時間、ブランパンGTシリーズなどに参戦できるレーシングマシンです。
ところでこのFIA-GT3マシンっておいくらなんでしょう。
そこで今回は、2019年のスーパーGTに参戦するFIA-GT3マシンの車両価格を、ランキング形式で一挙に公開してみたいと思います。
意外とピンキリだったりするかも!?
※ 本ページで記載された車両価格は全てぴぴ調べ
【第8位】アウディ R8 LMS
約 4,380万円
※ 1ユーロ=121.95円として計算
重量 | 1,225kg |
全長 | 4,583mm |
全幅 | 1,997mm |
全高 | 1,171mm |
エンジン搭載位置 | ミッドシップ |
エンジン仕様 | V10 NA |
排気量 | 5,200cc |
価格 | 359,000ユーロ |
アウディR8 LMSは、GT300に参戦するFIA-GT3マシンの中で一番リーズナブルな約4,380万円。
FIA-GT3車両としては設計が古いマシンだが、直線基調のベース車両の良さが随所に出た写真映えするマシンです。
2018年アウディR8 LMSは名門チームタイサンと一ツ山レーシングの2台体制でしたが、チームタイサンの撤退により2019年は一ツ山レーシングのみの1台エントリーになります。
2012年よりアウディR8 LMSで参戦する一ツ山レーシングは、アウディジャパンのバックアップを得てスーパーGTに参戦します。
【第7位】ランボルギーニ ウラカン GT3
約 4,500万円
※ 1ユーロ=121.95円として計算
重量 | 1,230kg |
全長 | 4,458mm |
全幅 | 2,050mm |
全高 | |
エンジン搭載位置 | ミッドシップ |
エンジン仕様 | V10 NA |
排気量 | 5,200cc |
価格 | 369,000ユーロ |
スーパーカーメーカーの代名詞であるランボルギーニのウラカンは、意外とリーズナブルな価格設定です。
一目見てランボルギーニとわかるその特徴的なシルエットは、スーパーGTをより一層華やかにしますね。
全日本GT選手権時代はディアブロやムルシエラゴなどでGT500にエントリーしていた、ランボルギーニオーナーズクラブによって組織されるJLOCは、2019年も2台体制でエントリーします。
全日本GT選手権初年度から参戦するJLOCのランボルギーニは、スーパーGTになくてはならない存在です。
【第6位】メルセデス AMG GT3
約 5,120万円
(2019年6月発表の新型は約4,870万円)
※ 1ユーロ=121.95円として計算
重量 | 1,285kg |
全長 | 4,609mm |
全幅 | 2,049mm |
全高 | 1,315mm |
エンジン搭載位置 | フロント |
エンジン仕様 | V8 NA |
排気量 | 6,208cc |
価格 | 現行 420,000ユーロ 新型 399,000ユーロ(約4,854万円) |
2019年6月現在、世界で130台もの台数を販売したメルセデス AMG GT3は、マシン性能もさる事ながら車両価格がリーズナブルなことも販売台数を増幅させた原因のひとつでしょう。
そのGT3マシン世界シェアNo.1のメルセデス AMG GT3は、日本のスーパーGTでも例に漏れず、2019年は4台のマシンがエントリーします。
マシン特性としては、直線ではBoPによりかなり絞られていますが、コーナーリングは目を見張るものがあり、2017年・2018年にGT300クラスのダブルチャンピオンに輝き、2019年もチャンピオン最右翼の最速マシンのひとつです。
メルセデスAMG GT3は、2019年6月に大幅な改良とともに金額もさらにリーズナブルになった新型を発表、2019年末からデリバリーを開始し2020年シーズンにデビューします。
【第5位】ポルシェ 911 GT3R
約 5,230万円
※ 1ユーロ=121.95円として計算
重量 | 1,220kg |
全長 | 4,604mm |
全幅 | 2,002mm |
全高 | 1,274mm |
エンジン搭載位置 | リヤ |
エンジン仕様 | F6 NA |
排気量 | 3,997cc |
価格 | 429,000ユーロ |
車両価格はスーパーGTに参戦するFIA-GTマシンの中で平均的な約5,230万円です。
GTカーレースに無くてはならない存在のポルシェは、リヤにエンジンを搭載する唯一のマシンで、2019年もパシフィックレーシングが走らせます。
【第4位】ホンダ NSX GT3
約 5,670万円
※ 1ユーロ=121.95円として計算
重量 | 1,240kg |
全長 | 4,612mm |
全幅 | 2,039mm |
全高 | 1,160mm |
エンジン搭載位置 | ミッドシップ |
エンジン仕様 | V6 ツインターボ |
排気量 | 3,500cc |
価格 | 465,000ユーロ |
北米で製造されイタリアで組み立てられるNSX GT3は、2017年より5,670万円で販売されます。
日本のスーパーGTでは、2018年にドラゴコルセとカーガイにより導入され、他のFIA-GT3車両に比べてストレートスピードが速く、直線での追い抜きに長けています。
2019年はエボリューションモデルが投入され、3台に増えたNSX GT3はリヤウイングの大型化を中心に空力の見直しが計られました。
次のページではいよいよトップ3を紹介します。
そして最後は番外編として、驚きの価格を誇るマシンが登場!?
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