2019年スーパーGT参戦のFIA-GT3マシン車両価格ランキング!

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

前回は世界で大人気のレーシングマシンFIA-GT3を紹介しました。

スーパーGT・鈴鹿1000km・ブランパンなどで活躍する『FIA-GT3』とは?

2019年7月7日

FIA-GT3マシンは自動車メーカーがレーシングマシンの完成品を販売し、誰もが購入できるレーシングマシンです。

基本的に改造は許されていないため、ほぼそのままの状態で国内のスーパーGTや鈴鹿1000km、海外ではニュル24時間やスパフランコルシャン24時間、ブランパンGTシリーズなどに参戦できるレーシングマシンです。

ところでこのFIA-GT3マシンっておいくらなんでしょう。

そこで今回は、2019年のスーパーGTに参戦するFIA-GT3マシンの車両価格を、ランキング形式で一挙に公開してみたいと思います。

意外とピンキリだったりするかも!?

※ 本ページで記載された車両価格は全てぴぴ調べ

【第8位】アウディ R8 LMS

約 4,380万円

※ 1ユーロ=121.95円として計算

2019年3月撮影 一ツ山レーシングのアウディR8 LMS
重量1,225kg
全長4,583mm
全幅1,997mm
全高1,171mm
エンジン搭載位置ミッドシップ
エンジン仕様V10 NA
排気量5,200cc
価格359,000ユーロ

アウディR8 LMSは、GT300に参戦するFIA-GT3マシンの中で一番リーズナブルな約4,380万円。

FIA-GT3車両としては設計が古いマシンだが、直線基調のベース車両の良さが随所に出た写真映えするマシンです。

2018年アウディR8 LMSは名門チームタイサンと一ツ山レーシングの2台体制でしたが、チームタイサンの撤退により2019年は一ツ山レーシングのみの1台エントリーになります。

2012年よりアウディR8 LMSで参戦する一ツ山レーシングは、アウディジャパンのバックアップを得てスーパーGTに参戦します。

【第7位】ランボルギーニ ウラカン GT3

約 4,500万円

※ 1ユーロ=121.95円として計算

2019年5月撮影 JLOCのランボルギーニウラカンGT3
2019年3月撮影 同じくJLOCのランボルギーニウラカンGT3
重量1,230kg
全長4,458mm
全幅2,050mm
全高
エンジン搭載位置ミッドシップ
エンジン仕様V10 NA
排気量5,200cc
価格369,000ユーロ

スーパーカーメーカーの代名詞であるランボルギーニのウラカンは、意外とリーズナブルな価格設定です。

一目見てランボルギーニとわかるその特徴的なシルエットは、スーパーGTをより一層華やかにしますね。

全日本GT選手権時代はディアブロやムルシエラゴなどでGT500にエントリーしていた、ランボルギーニオーナーズクラブによって組織されるJLOCは、2019年も2台体制でエントリーします。

全日本GT選手権初年度から参戦するJLOCのランボルギーニは、スーパーGTになくてはならない存在です。

【第6位】メルセデス AMG GT3

約 5,120万円

(2019年6月発表の新型は約4,870万円

※ 1ユーロ=121.95円として計算

2019年3月撮影 昨年のチャンピオンLEONレーシングのAMG GT3
2019年3月撮影 グッドスマイルレーシングのAMG GT3
2019年3月撮影 アルナージュレーシングのAMG GT3
2019年3月撮影 R’QsモータースポーツのAMG GT3
重量1,285kg
全長4,609mm
全幅2,049mm
全高1,315mm
エンジン搭載位置フロント
エンジン仕様V8 NA
排気量6,208cc
価格現行 420,000ユーロ
新型 399,000ユーロ(約4,854万円)

2019年6月現在、世界で130台もの台数を販売したメルセデス AMG GT3は、マシン性能もさる事ながら車両価格がリーズナブルなことも販売台数を増幅させた原因のひとつでしょう。

そのGT3マシン世界シェアNo.1のメルセデス AMG GT3は、日本のスーパーGTでも例に漏れず、2019年は4台のマシンがエントリーします。

マシン特性としては、直線ではBoPによりかなり絞られていますが、コーナーリングは目を見張るものがあり、2017年・2018年にGT300クラスのダブルチャンピオンに輝き、2019年もチャンピオン最右翼の最速マシンのひとつです。

メルセデスAMG GT3は、2019年6月に大幅な改良とともに金額もさらにリーズナブルになった新型を発表、2019年末からデリバリーを開始し2020年シーズンにデビューします。

【第5位】ポルシェ 911 GT3R

約 5,230万円

※ 1ユーロ=121.95円として計算

2019年3月撮影 カーボン地の911GT3R
2018年8月撮影 2018年仕様のパシフィックレーシング911GT3R
重量1,220kg
全長4,604mm
全幅2,002mm
全高1,274mm
エンジン搭載位置リヤ
エンジン仕様F6 NA
排気量3,997cc
価格429,000ユーロ

車両価格はスーパーGTに参戦するFIA-GTマシンの中で平均的な約5,230万円です。

GTカーレースに無くてはならない存在のポルシェは、リヤにエンジンを搭載する唯一のマシンで、2019年もパシフィックレーシングが走らせます。

【第4位】ホンダ NSX GT3

約 5,670万円

※ 1ユーロ=121.95円として計算

2019年3月撮影 2019年よりNSX GT3に車種変更したチームUPガレージ
2019年3月撮影 GT300のARTAはBMW M6 GT3から2019年NSX GT3に変更
2019年3月撮影 昨年よりNSX GT3を使う道上龍率いるドラゴコルセ
重量1,240kg
全長4,612mm
全幅2,039mm
全高1,160mm
エンジン搭載位置ミッドシップ
エンジン仕様V6 ツインターボ
排気量3,500cc
価格465,000ユーロ

北米で製造されイタリアで組み立てられるNSX GT3は、2017年より5,670万円で販売されます。

日本のスーパーGTでは、2018年にドラゴコルセとカーガイにより導入され、他のFIA-GT3車両に比べてストレートスピードが速く、直線での追い抜きに長けています。

2019年はエボリューションモデルが投入され、3台に増えたNSX GT3はリヤウイングの大型化を中心に空力の見直しが計られました。

【第2位タイ】日産 GT-R ニスモ GT3

6,000万円

2019年3月撮影 今年からGT300にも参戦するKONDOレーシングはGT500同様GT-Rを選択
2019年5月撮影 GAINERはGT-RニスモGT3を2台エントリー
2019年5月撮影 名門東名スポーツのGT-RニスモGT3
2019年5月撮影 NILZZレーシングの植毛GT-R
2019年3月撮影 エヴァカラーのXワークスGT-RニスモGT3(写真の富士テストはエヴァのカラーリングはされていない)
重量1,285kg
全長4,832mm
全幅2,036mm
全高
エンジン搭載位置フロント
エンジン仕様V6 ツインターボ
排気量3,799cc
価格6,000万円
(ニスモ工場渡し)

2018年モデルのGT-RニスモGT3は唯一日本円での価格設定で税抜き6,000万円と、前モデルの3,000万円台からかなり値上がりしました。

このGT-RニスモGT3はFIA-GT3マシンで唯一日本にて納車可能で、ニスモの工場にて渡されます。

スーパーGTでは2018年の4台体制から、2019年はGT300新規参戦のKONDOレーシングとXワークスが加わり、全GT300マシン中最大の6台体制でチャンピオンを狙うべく開幕から好成績を挙げています。

【第2位タイ】アストンマーティン ヴァンテージ AMR GT3

約 6,000万円

2019年3月撮影 富士テストではまだカラーリングされていない
重量1,255kg
全長4,522mm
全幅2,049mm
全高
エンジン搭載位置フロント
エンジン仕様V8 ツインターボ
排気量3,982cc
価格

アストンマーティンヴァンテージAMR GT3の車両価格は発表されていませんが、6,000万円前後と推測します。

2019年5月撮影 富士戦ではS耐用のアストンマーティンヴァンテージAMR GT3を投入したD’stationレーシング

D’stationレーシングが今年、アストンマーティンヴァンテージAMR GT3をスーパーGT GT300クラスにデビューさせましたが、岡山国際サーキットで開催された開幕戦のデビューレースでいきなりマシンを大破させ残念ながら廃車になってしまいました。

つづく第2戦の富士スピードウェイでは、急遽スーパー耐久用のヴァンテージAMR GT3をスーパーGT用に変更し参戦しましたが、突貫作業だったため目を惹く走りはできませんでした。

早くも2台目のマシンを発注したD’starionレーシングですが、最新のFIA-GT3マシンであるヴァンテージAMR GT3の実力を見てみたいものですね。

【第1位】マクラーレン 720S GT3

約 6,200万円

2019年3月撮影 黒船再来!! チーム郷が再びマクラーレンとタッグを組み720S GT3で2019年参戦
重量1,205kg
全長4,664mm
全幅1,946mm
全高
エンジン搭載位置ミッドシップ
エンジン仕様V8 ツインターボ
排気量4,000cc
価格6,200万円

F1の名門チームであるマクラーレンの市販車部門、マクラーレンカーズが販売する720SのGT3仕様は、2019年にスーパーGTに参戦するFIA-GTマシン中最高額の、なんと6,200万円!の車両価格です。

実はこのマクラーレン720S GT3、他のFIA-GT3マシンと違いモノコックはカーボン製で、そのカーボンモノコックに直接駆動系をつなぎそこにサスペンションがストレスマウントされています。

要はボディーを剥がしたら、そのまんまフォーミュラカーってことです!!

それを考えると、この6,200万円という価格設定は相当リーズナブルだと言えますよね。

2019年、最新のFIA-GT3マシンであるマクラーレン720S GT3を導入したのは、全日本GT選手権時代の1996年にマクラーレンGTRを走らせ圧倒的な強さでGT500の選手権を席巻した、あのチーム郷。

BoPにより720馬力のマシンは相当にパワーを絞られていますが、チーム郷ならきっと、あの強かった頃のマクラーレンの走りを再現してくれると思います。

【番外編】フェラーリ 488 GT3

約 6,770万円

※ 1ユーロ=121.95円として計算

2016年8月撮影 LMコルサのフェラーリ488GT3
重量1,260kg
全長4,633mm
全幅2,043mm
全高1,145mm
エンジン搭載位置ミッドシップ
エンジン仕様V8 ツインターボ
排気量3,900cc
価格555,000ユーロ

ランキングを見ていただいたとおり、2019年スーパーGT参戦のFIA-GT3マシンの中で車両価格No.1はマクラーレン720S GT3でしたが、全FIA-GT3マシン中最もお高い車両はフェラーリ様の488 GT3で、その価格なんと約6,770万円!

地上唯一の自動車芸術であるフェラーリは、車両価格にも相当な付加価値が付きます。

でも考えてください、GT-RニスモGT3に770万円を上乗せするだけでフェラーリ488 GT3を走らせることができるのです。

サウンドは超最高でマシンデザインは唯一無二のこのマシンを、なぜスーパーGT参戦チームが導入しないのか、不思議でなりません。

ちなみに2016年はLMコルサ、2017年はINGING&アルナージュレーシングが走らせていました。

レクサス RC F GT3

価格不明

2019年5月撮影 K-tunesレーシングのRC F GT3
2019年5月撮影 LMコルサのRC F GT3
2019年3月撮影 トヨタチームタイランドのRC F GT3
重量1,300kg
全長4,846mm
全幅2,030mm
全高1,271mm
エンジン搭載位置フロント
エンジン仕様V8 NA
排気量5,400cc
価格未発表

車両価格未発表のレクサスRC F GT3を入念に調べてみましたが、やはりどこにも出ていませんでした。

ベース車両がスーパースポーツではなく、モノコックはカーボンでもアルミでもなくスチール製、またキャビンは大きく全高が高いため前面投影面積も他のFIA-GT3車両と比べると相当に不利なマシンのため、そのベース車両をGT3マシンに仕上げるにはかなりの手間がかかるため、積極的な販売をしたくはないのだろうと推測します。

でもそんな努力の甲斐があり、レクサスRC F GT3はスーパーGT GT300マシンの中でもトップクラスの速さに仕立てました。

このデカいマシンの車高をギリギリまで下げて、スーパースポーツを相手に快走を続ける姿は本当に絵になりますよね。

最後に

2019年5月撮影 GT-RニスモGT3とNSX GT3の攻防

今回はFIA-GT3マシンの車両価格を見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

スーパーカーの代名詞であるランボルギーニが意外とリーズナブルだったり、マクラーレンやフェラーリがやっぱり高価だったり、日産GT-Rがポルシェ911やメルセデスAMG GTより高かったりと、なかなか面白いランキングだったと思います。

2019年5月撮影 意外とリーズナブルなアウディR8LMS

スーパーGT GT500やDTMなどのマシンは、見た目的には市販車に近く作られていますが、中身は全くの別物です。

しかもモノコックは共通部品でエンジンも2,000ccターボのほぼ同型で、サーキット観戦の醍醐味であるマシンの爆音もほぼ同じ音色です。

そんな中にあり、スーパーGT GT300クラスに採用されるFIA-GT3車両は、市販車との共通部品も多くスーパーカーがそのままの姿でサーキットを走ります。

またエンジン音も様々で、高回転で甲高い音を奏でるマシンや、大排気量でドロドロと迫力あるサウンドを披露するマシン、NAありターボありとサーキットでは耳でもレースを楽しめます。

そんなGT300のFIA-GT3の車両価格も思い浮かべながらレースを観戦すると、意外な事実を知ることができるかもしれません。

「あのマシン、安いのに意外と速いじゃん」なんてね!

F1マシンの購入をお考えの方必見! 中古F1マシンの相場を公開します!!

2018年5月20日

スーパーGT・鈴鹿1000km・ブランパンなどで活躍する『FIA-GT3』とは?

2019年7月7日

2019 スーパーGT 第2戦 富士スピードウェイ 観戦記 vol.1 〜 スーパーGT公式練習とパドック潜入編 〜

2019年5月6日

スーパーライセンスポイントで分かった! GTカー・プロトタイプカー各シリーズの格付け

2019年2月3日

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぴぴ
クリックしていただくとワタクシぴぴ小躍りします。

モータースポーツランキング




SNSでシェアお願いします!




奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。 一眼レフデビューは2001年頃、CANON EOS7(フィルム機)。腕に覚えは全くないが、年数だけはそこそこ長い。 【一眼レフ遍歴】 CANON EOS 7 → CANON EOS kiss N → CANON EOS 60D → CANON EOS 7D MarkⅡ → CANON EOS 5D MarkⅣ & SONY α7R Ⅲ 【所有カメラ】 CANON EOS 5D MarkⅣ SONY α7R Ⅲ SONYサイバーショット DSC-RX1R 【所有レンズ】 CANON EF100mm-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM CANON EF70-200mm f/2.8L IS Ⅱ USM CANON EF24mm-70mm f/4L IS USM CANON EF50mm f/1.2L USM CANON EF85mm f/1.4L IS USM SONY FE24-105mm F4 G OSS