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富士モータースポーツミュージアムに行ってきた!① 黎明期のレーシングマシン編

本日は富士スピードウェイへ。

レース観戦?いや、今回は富士スピードウェイに隣接する自動車博物館『富士モータースポーツミュージアム』に行き、いにしえのレーシングマシンの観覧です。

過去にはホンダコレクションホールヤマハコミュニケーションプラザにも訪れた生粋のモータースポーツ博物館好きの私。2022年秋に完成した最新のモータースポーツミュージアムがどんなものなのか、楽しみっす!

まずは予約。富士モータースポーツミュージアムは予約無しでも入場できますが、事前予約をすると200円のお得で1,600円になります。

それでは富士スピードウェイに向けて出発!

トヨタ7のオブジェが!?

はい、富士スピードウェイ西ゲートに到着しましたが、本日はこちらではありません。

西ゲートのすぐ横を入って行きます。

はい、すぐに門がありました。奥に見えるのは富士スピードウェイホテルで、その隣に富士モータースポーツミュージアムが隣接しています。

きっとレースウィークになるとこの場所もクルマでいっぱいになるのでしょうが、本日は平日のため、広大な専用駐車場もガラガラ。

では、ミュージアムに潜入していましょう。

入り口でまず目を引くのが、この巨大なプラモデルのようなオブジェ。

模型の街静岡をイメージしてのものなのでしょうか?

ただ静岡市民からすると模型の街はタミヤ模型やフジミ模型、バンダイホビーセンターがある静岡市とハセガワがある焼津市など静岡県中部が中心。

しかしここ富士モータースポーツミュージアムは静岡県の最東端なので、模型の街ではありません・・・。

などとくだらないことを思ってしまいましたが、気を取り直して、中に入ってみましょう。

中に入ると出迎えてくれたのが額縁に飾られたトヨタ7のオブジェ・・・いや、これエンジンも搭載されていて・・・ホンモノ??

レーシングマシンは底面がダウンフォース発生の肝になりますが、そこを見せてくれるのはありがたい・・・あっ!この時代はまだグランドエフェクトという考え方はまだなく、真っ平でした・・・(写真撮り忘れました)。

マシンの下を見るとボルトナットが敷き詰められて、中々に心憎い演出をしてくれています。

トヨタ7のオブジェに度肝を抜かれましたが、あらためて左手にある入場口に到着するとスタッフさんから館内の簡単な説明があり、事前予約の際にメールで届いたQRコードをタッチしてゲートオープン。最新ですね。

自動車黎明期のレーシングマシン

順路に沿って観覧をしますが、入場口通過直後はモータースポーツ黎明期のマシンたち・・・。

うーん、正直古すぎて個人的には興味が湧きません。

トヨペットレーサーはウルトラマンカラー

奥に進むにつれて次第にレーシングマシンの形状に近づき、ちょっと目を引いたのがこちら。

これは1951年に愛知トヨタ自動車によって製作された創作車両。日本語の『トヨペット』ってオイオイ・・・。

ちなみにシルバー地に赤色のカラーはウルトラマンを彷彿とさせますが、1951年はまだウルトラマンが世に出る前です。

異彩を放つホンダRA272

1階展示スペースで一際輝きを放っていたのがこちら。

ご存知、ホンダRA272です。

V型12気筒のエンジンを横置きに搭載した葉巻型マシンは、1965年メキシコグランプリで予選3位からスタートで首位に立つと、その後一度も首位を譲ることなく優勝。ホンダF1の歴史が始まった伝説のマシンなのです。

私は2019年にホンダコレクションホールでRA272を穴が開くほど舐め回しましたが、おそらくあの個体と同じはず。

ちなみにその時のブログが下記になりますので、興味のある方はどうぞ。

いやー、遠い栃木に行かずとも静岡でこのマシンに再会できるとは・・・。ホンダとトヨタに感謝です!

1960年代の日本GPの主役 日産R382とトヨタ7

1階フロアのもっとも奥に鎮座していたのが、1960年代の日本グランプリで主役を張った日産R382とトヨタ7。

トヨタ7は入場口に飾られていた個体とは形状が違います。年代違いでしょうか。

こちらが日産R382。GT-R生みの親として知られる桜井眞一郎さんが設計したマシンで、1969年の日本グランプリを制しています(この個体は10位)。

マシンの脇には車両設計の検討資料やライバル車の主要諸元の記述があり、モータースポーツ好きとしては興味をそそります。

マッチのサインも?

日産R382とトヨタ7の近くの壁にはモータースポーツに携わる方々のサインが書かれていました。

これはMorizo・・・??トヨタ自動車の豊田章男会長(モリゾウ選手)でしょうか?

石浦宏明選手や坪井翔選手など現役選手のサインもあります。

#24と#56ということは・・・マッチさん?

KONDOレーシングの監督でありJRPの会長でもある近藤真彦さんですね。いやー、ある意味貴重です。

今回は以上。次のページでは2階に上がり、さらに新しいレーシングマシンを観ていきたいと思いますので、よかったらご覧ください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。