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NDDPレーシングの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(2018-2023)

今回はNDDPレーシングの歴代GT500での歴史を見ていきます。

さて、NDDPとは何かご存知ですか?

答えは日産ドライバーデベロップメントプログラムの略。要するに日産の若手ドライバーを育成するためのプログラムです。

トヨタのTDP(トヨタヤングドライバーズプログラム)やホンダのHFDP(ホンダフォーミュラドリームプロジェクト)とほぼ同様ですね。

NDDPの立ち上げは2006年で、それ以来、スーパーGTなどへのステップアップを支援しており、2012年からはNDDPレーシングとしてGT300クラスにエントリー。そして2018年からはモーラの参戦枠を引き継ぐ形でGT500クラスに参戦しています。

それでは2018年からのNDDPレーシングのGT500クラスでの歴史を見ていきましょう。

敬称について

現役選手の敬称については〇〇選手と表記すれば失礼がないと思いますが、引退選手の敬称についてはどのように表記すればいいのか・・・いつも悩んでしまいます。

〇〇元選手?それとも〇〇氏?いやちょっと硬いですね。では〇〇さん?うーん、チカラが抜けてしまいます。

色々考えましたが、現役時代のことについて書くため引退選手に関しても〇〇選手と表記します。

ちょっと違和感があるかもしれませんがあしからず。

2018年

3号車
2018年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:本山哲/千代勝正
  • マシン:GT-R NISMO GT500
  • タイトルスポンサー:クラフトスポーツ/モチュール
  • タイヤ:ミシュラン
  • ドライバーズランキング:17位(14ポイント)
  • チームズランキング:13位(34ポイント)

GT300クラスに参戦していたNDDPレーシングがGT500クラスにステップアップしたのが2018年。

前述の通り前年で撤退したモーラの参戦枠を事実上引き継ぐ形での参戦で、ドライバーも前年までモーラで参戦していた本山哲選手と千代勝正選手が引き継がれました。

千代勝正選手はNDDPの出身ドライバーですが、本山哲選手は日産で一時代を築いたベテランドライバー。NDDPレーシングに在籍しているのはかなりの違和感がありますね。

タイトルスポンサーはGT-R専門店のクラフトスポーツとオイルブランドのモチュール。ちなみに2012年までGT500クラスに参戦していたクラフトとはまったくの無関係です(CRAFTとKRAFTスペルも違う)。タイヤもモーラと同様にミシュランを選択しています。

チーム運営はGT300クラス時代から引き続きB-MAXに外部委託。カーナンバーはGT300クラス時代と同様に3を選択しています。

GT500参戦初年度の成績はすべてのレースに完走するも最高位は7位と苦戦。ドライバーズランキングは17位でした。

2019年

3号車
2020年スーパーGT×DTM特別交流戦にて
  • ドライバー:平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ
  • マシン:GT-R NISMO GT500(R35)
  • タイトルスポンサー:クラフトスポーツ/モチュール
  • タイヤ:ミシュラン
  • ドライバーズランキング:9位(36ポイント)
  • チームズランキング:6位(54ポイント)

2019年シーズンのNDDPレーシングはドライバーが一新。平手晃平選手とフレデリック・マコヴィッキィ選手が加入しました。

平手晃平選手は前年までトヨタ系チームで参戦しておりTDP(トヨタヤングドライバーズプログラム)出身。フレデリック・マコヴィッキィ選手はヨーロッパを中心に活躍してきたドライバーで、両ドライバーともにNDDPとはまったくの無関係。2年目のドライバーもちょっと違和感がありますね。

参戦2年目のNDDPレーシングの成績はシーズン序盤から順調にポイントを重ね、第7戦SUGO戦でチームにとってGT500クラス初優勝を記録。最終戦ではスタートをすることができずノーポイントに終わりましたが、前年よりも上位のドライバーズランキング9位でした。

2020年

3号車
2020年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:平手晃平/千代勝正
  • マシン:GT-R NISMO GT500(R35)
  • タイトルスポンサー:クラフトスポーツ/モチュール
  • タイヤ:ミシュラン
  • ドライバーズランキング:13位(29ポイント)
  • チームズランキング:10位(48ポイント)

2020年はレデリック・マコヴィッキィ選手に代わり2年ぶりに千代勝正選手が復帰。平手晃平選手とともにスーパーGTきってのイケメンコンビです。

前年はチーム初の総合優勝を記録しましたが、この年はGT-Rの戦闘力不足もあり表彰台に上がることができず、ドライバーズランキング13位に終わりました。

2021年

3号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:平手晃平/千代勝正
  • マシン:GT-R NISMO GT500(R35)
  • タイトルスポンサー:クラフトスポーツ/モチュール
  • タイヤ:ミシュラン
  • ドライバーズランキング:10位(39ポイント)
  • チームズランキング:8位(58ポイント)

2021年のドライバーラインナップは平手晃平選手と千代勝正選手を踏襲。ともにチーム在籍3年目のシーズンになります。

そんな2021年シーズンのNDDPレーシングは、第3戦の鈴鹿で2年ぶり2度目の表彰台(2位)を獲得。参戦4年目は今までのシーズンでもっとも多くのポイントを稼ぎ、ドライバーズランキング10位でした。

2022年

3号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:千代勝正/高星明誠
  • マシン:Z GT500(RZ34)
  • タイトルスポンサー:クラフトスポーツ/モチュール
  • タイヤ:ミシュラン
  • ドライバーズランキング:2位(66ポイント)
  • チームズランキング:2位(86.5ポイント)

2022年シーズンのドライバーは平手晃平選手がKONDOレーシングに移籍し、入れ替わりで高星明誠選手が加入。高星明誠選手はNDDPレーシングから全日本F3でチャンピオンを獲得し、同チームでGT300クラスにも参戦した純粋なNDDP出身ドライバーです。

また長年NDDPレーシングのチーム運営を委託していたB-MAXとは前年で契約が終了。この年からニスモが担当し、23号車ニスモとさらに深い関係になりました。

日産陣営はこの2022年からZ GT500(RZ34))にマシンをチェンジ。GT-Rに比べて優れた空力のフェアレディZは戦闘力が高く、日産勢はシリーズを席巻します。

ちなみにNDDPレーシングがGT500にステップアップして以来タイトルスポンサーを務めていたクラフトスポーツはGT-Rの専門店。フェアレディZに変更したためタイトルスポンサーを降りる可能性も囁かれていましたが、無事この年もチームをサポート。ただマシンはクラフトスポーツをイメージするホワイトからモチュールのレッドになりました。

この年の第2戦富士でチーム結成史上でもっとも大きな事故が発生。NDDPレーシングのマシンを駆る高星明誠選手は、トップトムス追走し2位を走行中にホームストレートで大クラッシュ。マシンを大破させます。

そんな厳しい状況の中ででしたが、翌第3戦鈴鹿で復活の優勝。さらに第6戦のSUGOでも勝利を上げ、初のチャンピオンシップ獲得を目指します。

しかし最終戦もてぎで4位に終わり、シリーズランキングはチームインパルに次ぐ2位で2022年シーズンを終了しました。

2023年

3号車
  • ドライバー:千代勝正/高星明誠
  • マシン:Z GT500(RZ34)
  • タイトルスポンサー:Niterra/モチュール
  • タイヤ:ミシュラン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2023年シーズンは前年と同じ千代勝正選手と高星明誠選手のNDDP出身コンビ。千代勝正選手はチーム在籍5年目になります。

2018年のGT500参戦以来NDDPレーシングのタイトルスポンサーを務めたクラフトスポーツでしたが、前年で同チームのサポートを終了。入れ替わりでスパークプラグのNGKなどを所有する日本特殊陶業の海外表記Niterraがタイトルスポンサーになりました。

まとめ

今回はNDDPレーシングのGT500参戦の歴史を見てきましたが、まとめると以下の通りです。

ドライバーマシンタイトル
スポンサー
タイヤドライバー
順位
チーム
順位
2018本山哲
千代勝正
GT-Rクラフトスポーツ
モチュール
MI17位13位
2019平手晃平
F.マコヴィッキィ
GT-Rクラフトスポーツ
モチュール
MI9位6位
2020平手晃平
千代勝正
GT-Rクラフトスポーツ
モチュール
MI13位10位
2021平手晃平
千代勝正
GT-Rクラフトスポーツ
モチュール
MI10位8位
2022千代勝正
高星明誠
Zクラフトスポーツ
モチュール
MI2位2位
2023千代勝正
高星明誠
ZNiterra
モチュール
MI

ドライバーはGT500参戦当初はNDDP(日産ドライバーデベロップメントプログラム)とはあまり関係のないドライバーが所属しましたが、2022年からはNDDP出身のドライバーのコンビになりました。

そしてチーム運営も2022年からニスモに委託するようになり、より日産ドライバー育成プログラムの一環として参戦しているチームとしての色が濃くなっているようです。

そんなNDDPレーシングが姉妹チームのニスモとともにスーパーGTを席巻するのか、注目したいと思います。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。