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KONDOレーシングの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(2006-2024)

今回はKONDOレーシングのスーパーGTでの歴史を見ていきたいと思います。

KONDOレーシングといえばご存知ジャニーズのアイドルとして一世を風靡した近藤真彦さんがオーナー監督のチーム。

芸能活動の傍、自身もドライバーとして全日本GT選手権に参戦していましたが、2006年からは自身のチームで監督としてスーパーGTに参戦しました。

では参戦初年度の2006年からシーズン毎に見ていきましょう。

敬称について

現役選手の敬称については〇〇選手と表記すれば失礼がないと思いますが、引退選手の敬称についてはどのように表記すればいいのか・・・いつも悩んでしまいます。

〇〇元選手?それとも〇〇氏?いやちょっと硬いですね。では〇〇さん?うーん、チカラが抜けてしまいます。

色々考えましたが、現役時代のことについて書くため引退選手に関しても〇〇選手と表記します。

ちょっと違和感があるかもしれませんがあしからず。

2006年

24号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:柳田真孝/エリック・コマス→荒聖治
  • マシン:フェアレディZ(Z33)
  • タイトルスポンサー:ウッドワン/アドバン
  • タイヤ:ヨコハマ
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:12位

KONDOレーシングのスーパーGT初参戦は2006年。それまでGT300クラスの参戦実績はなく、いきなりGT500クラスからの参戦でした(2019年からGT500クラスと並行してGT300クラスへもエントリー)。マシンメンテナンスは自社ではなくテラモトテクニカルオフィスに委託をします。

初年度のドライバーは、元F1ドライバーで全日本GT選手権時代にニスモで2度のチャンピオンを獲得しているエリック・コマス選手と、GT500クラス初挑戦の柳田真孝選手でした。しかしエリック・コマス選手が腰痛が原因でシーズン途中で離脱し、その後は荒聖治選手がステアリングを握りました。

タイトルスポンサーは当時スーパーGTへ積極的にサポートしていた木質建材メーカーのウッドワンとヨコハマタイヤのブランドであるアドバンで、当然タイヤもヨコハマ。その後KONDOレーシングは2023年現在に至るまで一貫してヨコハマタイヤを履き続けます。

参戦初年度は苦戦を強いられますが、最終戦の富士ではマシン救済もあってチーム初の3位表彰台を獲得。ドライバーズランキングは13位でした。

2007年

24号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:荒聖治/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
  • マシン:フェアレディZ(Z33)
  • タイトルスポンサー:ウッドワン/アドバン/クラリオン
  • タイヤ:ヨコハマ
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:12位

スーパーGT参戦2年目、2007年のKONDOレーシングは、昨年の途中からチームに加入した荒聖治選手がそのままステアリングを握り、チームメイトにはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が加入します。

この年のタイトルスポンサーは前年のウッドワンとアドバンに加え、車載音響機器メーカーのクラリオンも名を連ね、マシンはクラリオンのブランドカラーであるブルーが加わりました。

そんな2年目のKONDOレーシングは、序盤の2戦を特認という形で旧規定の2006年型で参戦。その後第3戦から2007年型にスイッチすると、第4戦のセパンで1ストップ作戦を成功させてチームとして初の優勝を遂げます。

その後は表彰台に上がることは叶いませんでしたが、前年を上回るドライバーズランキング10位になりました。

2008年

24号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治
  • マシン:GT-R(R35)
  • タイトルスポンサー:ウッドワン/アドバン/クラリオン
  • タイヤ:ヨコハマ
  • ドライバーズランキング:14位
  • チームズランキング:11位

日産勢はこの2008年からマシンをR35 GT-Rにスイッチしますが、ドライバーラインナップは前年と同様にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手と荒聖治選手のコンビを継続します。

タイトルスポンサーも前年と同様のウッドワン、アドバン、クラリオンでしたが、マシンのカラーリングは前年のブラック部分がシルバーに様変わりしました。

この年は新たなマシンを手に入れた日産勢のエースチームであるニスモが速さを見せタイトルを獲得します。同じマシンを駆るKONDOレーシングも第4戦のセパン戦で前年から2連覇を達成するも、他のレースではまったくいいところが無く、ドライバーズランキングは14位に後退しました。

2009年

24号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治
  • マシン:GT-R(R35)
  • タイトルスポンサー:HIS/アドバン
  • タイヤ:ヨコハマ
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:7位

スーパーGT参戦以来KONDOレーシングのタイトルスポンサーを務めていたウッドワンと翌年からサポートしていたクラリオンは前年を最後にサポートを外れ、2009年からは旅行事業の大手、HISがタイトルスポンサーになります。

そんな新たなスポンサーを得た2008年シーズンは、開幕戦の岡山国際で幸先よく優勝。その後は車載ウエイトの影響もあり上位入賞はありませんでしたが、ウエイトが軽減された第8戦のオートポリスではふたたび表彰台に返り咲き、このシーズンは参戦以来もっとも上位となるドライバーズランキング8位になりました。

2010年

24号車
  • ドライバー:ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信
  • マシン:GT-R(R35)
  • タイトルスポンサー:HIS/アドバン
  • タイヤ:ヨコハマ
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:10位

2010年は荒聖治選手に代わり安田裕信選手がチームに加入し、チーム在籍4年目のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手とコンビを組みます。

そんな2010年シーズンは開幕戦の岡山国際でなんとタイヤ無交換作戦を成功させ、岡山ラウンドでは前年から2連勝を記録します。しかしその後は重いウエイトに苦しみ、各マシンもウエイトを積載した第5戦のSUGOの5位が最上位で、シーズン順位は10位と好調な昨シーズンには及びませんでした。

次のページでは2011年から2015年のKONDOレーシングを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。