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2026年からのF1新レギュレーション決定!2000年代マシンの復刻!?

毎日このブログの各記事のPV数をチェックしているのですが、今日はやけにF1マシンのホイールベースの推移の記事や、マシン重量の推移の記事が読まれています。

なぜだろうと思ていましたが・・・なるほど、2026年からのF1レギュレーションが決定したのですね!

そんな2026年からのレギュレーションを元にFIAが作成したレンダリング画像がこちら。

FIAサイトより引用

ん? どこが変わった??

では簡単に見てみましょう。

ホイールベースは3400mm 2010年代前半とほぼ同様

まずマシンのサイズが変更されています。

ホイールベースは3600mmから3400mmに200mmも短縮されす。

これはパワーユニットが導入される直前の2010年から2013年ごろのF1マシンとほぼ同様の長さです。

細長いF1マシンの形状は好きですが、近年のマシンはいかんせん長すぎ。

2010年代前半の頃と同様のこの長さがバランス的には最良かも。

全幅は1900mm 現行マシンより100mm狭い

マシンの全幅は1900mm。

これは現行マシンよりも100mm狭くなります。

F1マシンは1997年まで全幅が200mmで1998年から2018年まで1800mm。そして2019年から2025年まで2000mmなので、この1900mmはF1マシンにとって初めてのサイズです。

これでモンテカルロ市街地コースや鈴鹿サーキットなど、幅の狭いコースでも追い抜きができるようになってもらいたいのですが・・・まあモナコはムリかな?

最低重量は768kg

最低重量はドライバーを含み768kg。

2022年の798kgよりも30kg軽量化されていますが、2021年は752kgだったのでそれよりも16kg重くなっています。

個人的には軽いマシンを振り回すドライビングが好きなのですが、ちょっと重すぎ。重量級のパワーユニットを搭載する現行マシンではこれ以上にダイエットするのはキツイのでしょうね。

ダウンフォースは30%減少 前後ウイングは可変式

マシンのトータルダウンフォースは現行マシンから30%減少します。

そして現行のDRSは廃され、決勝では前マシンとの差に関係なくリヤウイングに加えフロントウイングも可変式になり、ドライバーが任意でダウンフォース量をコントロールできるようになります。

機構はまったく違いますが、決勝中はスーパーフォーミュラのオーバーテイクシステムのように使用するのでしょうね。

ということはディフェンスで使うことも多々あると思いますので、使い方を注目したいです。

ホイールサイズは18インチが維持されますが、フロントタイヤは25mm、リヤタイヤは30mm狭くなります。ただ、グリップ低下は最小限に抑えられるとのこと。

2006年のルノーR26のよう!?

ということで大きく変更された2026年マシンをフロントから見るとこんな感じ。

FIAサイトより引用

あれ? むかし見たような・・・ルノーR26??

復活した吊り下げ式フロントウイングは幅狭になり、真ん中がボッコリと窪んだ形状は2006年のルノーR26に見えるのは私だけ??

そして個人的には細ノーズが好みなのですが、ノーズ太すぎるんですが・・・。

まあ、FIAが事前に製造した2022年マシンも太ノーズでしたが、各マシンが発表したノーズはかなり細かったし、実際にはもっと細くなることを期待したいです。

FIAサイトより引用

そしてリヤセクションのレンダリング画像がこちら。

リヤウイングメインエレメントの翼端版がメインエレメントのサイドまであり、2021年以前のマシンに戻ったような感じです。

現行マシン同様にリヤのコークボトル形状は見られませんね。あのくびれが好きだったのになあ。

パワーユニットはモーター出力がアップ

パワーユニットはすでに発表されている通り、現行のフェラーリ、メルセデス、ルノーに加え、フォードとホンダが復活(まあ今も参戦しているようなものですが・・・)。さらに、アウディが初参戦します。

そんな6メーカーが参入するパワーユニットは、MGU-Hが廃止されMGU-Kのみになり、モーター出力は現行の150kW(約204馬力)から350kW(約476馬力)に大幅に増強されます。

エンジンは1600cc V6 直噴ターボと変更ありませんが出力は削減。

これでエンジンとモーターの出力がほぼ同じになるようです。

個人的には2000年代のV10 20,000回転の獣のような爆音がいまだに大好きなのですが・・・うーん、ターボ継続か・・・。

せめて擬似的にでも良いので排気管を改良して官能的な音にしてもらいたいのですが・・・。

最後に

今回は2026年からのF1レギュレーションを簡単に見てみました。

マシンの全長が短く幅も狭くなり、近年肥大化したF1マシンがやや小ぶりに戻ります。

さらにマシンのフォルムも中央部が窪んだ吊り下げ式フロントウイングと、旧来のリヤウイング翼端版の形状で、2000年代のF1マシンに戻ったような印象を受けました。

みなさんはどのような印象を持たれました?

でもこれはFIAが制作したレンダリング画像。実際に各マシンが登場したらアッと驚く形状になるかも?

マシンレギュレーション大変革の年といえば1998年、2009年、2022年で、いずれもエイドリアン・ニューウェイさん設計のマシンが強かった(2009年はブラウンGPでしたが後半戦はニューウェイのレッドブルが猛追)。

そのニューウェイさんはレッドブルを離れることが発表され、現在は就活中。ニューウェイさん獲得が2026年以降の成功の近道でしょう。

ニューウェイさんならばこのレギュレーションでどんなマシンを設計する??

うーん・・・グリーンメタリックのマシンが見えた!?

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。