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RFレンズ購入のロードマップを考える

先日購入記としてお伝えしたとおり、私はキヤノン製ミラーレス機EOS R5を購入したが、そのEOS R5に装着するRFマウントのレンズはまだ持っていない。

ではどうやってEOS R5で撮影しているのか?

そう、キヤノン純正のマウントコンバータを介して、以前から所有しているEFマウントのレンズで運用しているのが現状だ。

純正マウントアダプタを使用しているため、EFレンズを以前のように使用することは可能で、レンズ内手ぶれ補正を装着しないEFレンズでもボディ内手ぶれ補正が効くため、レンズによっては今まで以上の運用が可能だ。

しかし、せっかく購入したキヤノン屈指のモンスターカメラであるEOS R5のその能力を、最大限に引き出すためにはRFレンズが必須で、ボディとレンズの組み合わせによる、最大8段分の手ぶれ補正も、体験してみたい。

ということで、RFレンズ購入のロードマップを考えてみることにする。

キヤノン4つのレンズマウント

現在販売されているキヤノンの一眼カメラ用レンズマウントは4つと多く、互換性もそれぞれなので、まずはおさらいも含めて書いてみる。

マウントの種類マウント径フランジバック対応レンズ登場
EFマウント54mm44mmEFレンズ1987年
EF-Sマウント54mm44mmEFレンズ
EF-Sレンズ
EF-Mマウント47mm18mmEF-Mレンズ2012年
RFマウント54mm20mmRFレンズ
EFレンズ※
2018年

※純正マウントアダプタを介して使用可能

EFマウントとEF-Sマウントは、マウント系もフランジバックも同じでEFレンズは使用できるが、レンズの仕様の関係からEFマウントでEF-Sレンズを使用することはできない。

EF-Mマウントは、他のキヤノンマウントと互換性はない。

RFマウントは、純正マウントアダブタを使用することでEFレンズの使用が可能になる。

ということでRFマウントはEFレンズが普通に使えるため、現在私が所有するEFレンズで運用はできる。

しかし冒頭で書いたとおり、EOS R5の性能を早く体感したいので、懐具合と相談しながら少しずつRFレンズに移行することを考えている。

現在の所有レンズラインナップ

それでは私が所有するレンズを紹介する。

EFレンズ主な運用
EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMモータースポーツでの流し撮り
EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM結婚式・ポートレート
EF24-70mm F4L IS USM風景・ミニカー撮影他汎用
EF85mm F1.4L IS USMポートレート
EF50mm F1.2L USMポートレート(ほぼ防湿庫の肥やし)

所有レンズは5本ありすべてがEFレンズで、標準ズーム・望遠ズーム・超望遠ズームと、広角域以外はすべてカバーしており、ある程度満足している。

ではそのレンズの役割を説明する。

私の被写体は主に、サーキットでのレーシングマシンの流し撮りと、ポートレート撮影だが、レーシングマシンの流し撮りは、多くの場合超望遠のEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMを使用する。

ポートレートは、屋外ではEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMやEF85mm F1.4L IS USMを使い、屋内の狭いスタジオでは明るいEF50mm F1.2L USMを使用するが、パープルフリンジが盛大に出るEF50mm F1.2L USMはかなり癖があるので、バックアップ用にEF24-70mm F4L IS USMも備える。

その他ブログ用にミニカーの撮影を行う際には、ハーフマクロで寄れるEF24-70mm F4L IS USMを使用している。

現在販売されているRFレンズ

登場が2018年と、まだ歴史の浅いRFレンズだが、キヤノンはかなりのペースで開発をしており、ラインナップも揃ってきている。

その中で、私が注目するRFレンズをピックアップしてみよう。

RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM

テレ端500mmが魅力のレンズで、テレコンバーター×1.4を使うことで700mmになり、モータースポーツを撮影するには最適の焦点距離になる。

現在のEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMではテレコンバーター×1.4を使ってテレ端560mmと、ランオフエリアの広い富士スピードウェイでは、足りないと思うこともあり、このレンズを購入することで撮影の幅が非常に大きくなる。

ただし一抹の不安が・・・。

はたしてEOS R5は、動体撮影で一眼レフ機を上回っているのか?

ということで、とりあえずEOS R5に所有のEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMを装着してテストしてみてから、RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMの購入を考えてみるとしよう。

RF800mm F11 IS STM

単焦点の800mmという超望遠レンズ。

F値がF11固定という今までにないコンセプトのレンズで、キヤノン史上最大の800mmという焦点距離と、リーズナブルな価格が魅力。

800mmはモータースポーツ撮影には非常に武器になるが、どのような描写なのかじっくりレビュー等で確認してから購入するかを考えたい。

RF70-200mm F2.8L IS USM

従来のニッパチは各社インナーズームを採用していたが、このRF70-200mm F2.8L IS USMは繰り出し式ズームとしたことで、携帯性が劇的に上がっており、重量も格段に軽くなっている。

ただし、現在所有のEF 70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMも出番はあまり多くなく、とりあえずこの焦点距離が必要な時には、マウントアダブタを使って現在のEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMを使えば良いかな。

RF24-105mm F4L IS USM
RF-24-70mm F2.8L IS USM
RF-28-70mm F2L USM

標準ズームがすでに3種類も出ているのが、RFレンズの特徴。

多くの方が、とりあえずのRFレンズ1本目として考えるのが標準ズームであろうが、私のテクニックではこの標準ズームで撮影すると、いわゆる普通の写真が量産されてしまう。

RF24-105mm F4L IS USMはテレ端105mmが魅力だが、現在所有のEF24-70mm F4L IS USMと対して描写は変わらないと推測する。

では、RF-24-70mm F2.8L IS USMもしくはRF-28-70mm F2L USMを購入すべきか。

開放F2が魅力のRF-28-70mm F2L USMを購入すれば、標準域の単焦点レンズの物欲が解消され、懸念するIS非搭載に関してもボディ側の手ぶれ補正だけで8段分が稼げるらしい。

だが、RF-28-70mm F2L USMの大きな懸念材料として、価格と重さ、大きさがネックになる。

そうなると消去法でRF-24-70mm F2.8L IS USMかな。

やっぱり万能の標準ズームは1本は持っておきたいのだが、3本もあると迷うなあ。

RF85mm F1.2L USM

あと気になるレンズとしては、RF85mm F1.2L USM。

モデル撮影会では85mmがとても武器になり、所有のEF85mm F1.4L IS USMを多用する。

オートフォーカス精度が非常に高いEOS R5ならば、極端に薄いピントの85mm F1.2の開放でも、きっとジャスピン写真が量産されるであろう。

私のRFレンズ購入ロードマップ

RFレンズ群の中からまずはじめに購入したいのが標準ズームで、3本ある中で一番興味があるのがRF-28-70mm F2L USM。

やはり万能ズームは1本は持っておきたいし、F2の明るさはやっぱり魅力的に感じる。

しかし実用性を考えるとRF-28-70mm F2L USMよりはコンパクトで、ワイド端が24mmから使えるRF-24-70mm F2.8L IS USMの方が、実用面と経済面から見てもより現実的なのかな。

ということで、RF-24-70mm F2.8L IS USMは年内にでも購入することにしよう。

その次に購入するのはRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM。

とりあえずEOS R5での動体性能を確認してからの購入になるが、まず問題なく現在所有のEOS 5D MarkⅣの代替え機としてモータースポーツ撮影に投入することになるので、その時にはRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMがレーシングマシン撮影を強力にサポートしてくれるであろう。

RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMは、来シーズンのモータースポーツが開幕する、2021年3月までには購入しよう。

その後は単焦点かな。

前述の標準ズームをRF-28-70mm F2L USMにするという手もあるが、やはり単焦点のボケと抜けの良い描写は代え難いものだと思うので、ポートレート用に所有のEF85mm F1.4L IS USMに変わるレンズとしてRF85mm F1.2L USMを購入し、その後はRFレンズの沼にどっぷりハマっていくことになるだろう・・・。

購入時期RFレンズ
2020年12月RF-24-70mm F2.8L IS USM
2021年3月RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
2021年12月RF85mm F1.2L USM
2022年その後も順次EFレンズからRFレンズに移行

最後に

EOS R5を購入し、新たな物欲が溢れ出してきて、財布の紐が緩みはじめている今日。

こんな新たな購入レンズを考えている日々が本当に楽しいのだ。

やっぱり写真はレンズが命!

腕が命でしょ!というあなた、腕のない私はレンズで誤魔化すのです!

キヤノン様、いくらでもお布施をしますので、私のお布施で新たな素晴らしいレンズの開発を行なってください!

ヤバイなあ・・・。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。