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【カメラ機材紹介】最強フルサイズコンデジ!ソニーRX1R

RX1RはルーテシアルノースポールV6だ!?

元国有企業であるルノーに、そのお堅いイメージから程遠い、とんでもないコンセプトを持ったクルマが存在した。

コンパクトハッチバックのルノールーテシアのリヤシートを取っ払ってしまい、その場所にV6 3,000ccエンジンをミッドシップに乗せてしまったルーテシア ルノースポールV6という、アホな(最高な)コンセプトを持ったクルマだった。

そんなルーテシアと同じようなコンセプトを持ったカメラが存在する。

私も所有している、サイバーショットDSC-RX1Rだ。

今回このカメラについて紹介したいと思います。

超高級コンデジ

サイバーショットはいわゆるソニーのコンデジのブランドであるが、その頂点であるRX1Rは、一般的なコンデジよりひとまわりほど大きなボディで、コンデジとしてはちょっと存在感のあるレンズが装着されている。

しかしミラーレス機よりはコンパクトだ。

このカメラの最大のトピックは、クルマのエンジンにあたる撮像素子(センサー)が、なんと当時ソニーの一眼で頂点に君臨していた、α7Rと同等の35mmフルサイズセンサーが装備されている。

35mmフルサイズセンサーは、一眼カメラの中でもプロやハイアマチュア用の上級機にしか装備されていない、非常に大きく高級なセンサーだ。

そのセンサーをよくもまあ、この小さなボディに詰め込んだものだと、発売時本当に驚いた。

一眼レフでの写真撮影は気恥ずかしい

私はキヤノンEOS5D Mark4という一眼レフ機を所有しており、そのカメラの画質には満足している。

しかし一眼レフは周囲にも撮影する人間が居ないと、あのバカでかいボディは「現在気合を入れて撮影中です」みたいに思われないかと、気恥ずかしさを感じてしまう。

しかしRX1Rでの撮影は、周りに過度な迫力を感じさせずスマートだと思う。
コンパクトなボディは、小さなバッグでの外出の際でも気軽に持ち運べ、シャッターチャンスを逃さない。

映し出す絵はさすがフルサイズセンサー、単焦点のツァイスレンズと相まって、高価な一眼レフと同様の画質やボケ味だ。

見ているだけで美しい

カメラはなんでもいい、出来上がった写真が重要だとおっしゃる方がいる。
しかし私はそうは思わない。

トヨタの豊田章男社長は『工業製品で愛のつくものはクルマしかない』と言ったが、カメラもまた数少ない愛がつく工業製品だ。

愛機… ただ愛でているだけで満足する、所有欲を満たすカメラ。

心臓部はフェラーリV12なみ

RX1Rをクルマで例えるならば、チンクエチェントのコンパクトでスタイリッシュなボディのリヤガラスに、小さくパワードバイフェラーリと書いてある。

ボンネットを開けてみると、フェラーリ製12気筒がぎっしりと詰まっている…

ちょっと褒めすぎな感じもあるが、私にとってこのRX1Rは愛機と呼ぶにふさわしい、素晴らしいカメラだ。

私の腕では、この高性能カメラは、とても使いこなせず持て余してしまう。

しかしフェラーリの、あの12気筒エンジンの性能を、日本の公道で十分に発揮している方がいるだろうか。

ただその美しいボディを眺め、たまにエンジンをレッドゾーン近くまで回して音を楽しみ、あとはその最強エンジンが搭載されていることの喜びを感じているのだと思う。

このRX1Rも同じように、強力センサーが搭載されているカメラを所有する喜びを感じ、満足するのである。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。